640diary... Update:Nov.12/2019



自宅サーバPC(現行3代目)


現行マシン(WindowsXP Pro7 Ultimate10Pro

20113月、2代目サーバマシンが安定しません。
CPU交換が裏目と出たか、またはイーサネットカードをギガ対応に換えたためなのか、発熱量が増えて、筐体が絶えず熱い状態になるため、恐らく放熱性能がキャパを超えてきているのではないかと想像します。

ただでさえアッパー512MBのメモリではWindowsXPサーバはキツイというのに....。

当サイトの他にも会社のWebサイトや、仕事で利用するFTPサーバやメールサーバにも支障を来し始めているので、そろそろ「もらい物PC作戦」は限界が来ているかなと考え始めました。

そこで思い切って省エネPCを一台組んでサーバを新調する決断をしました。

代目サーバマシン 稼働期間:2011.3
M/B Intel D525MW (NM10 Express Chipset)
CPU Intel Atom D525 1.8GHz(DualCore)
RAM 2GB (DDR3 SO-DIMM 1066MHz)
HDD WesternDigital 3200BEVT 320GB (2.5" SATA)
CD/DVD-R TOSHIBA/SAMSUNG SH-S223C (SATA)
VGA Intel GMA3150 (OnBoard)
LAN Realtek PCIe GBE (OnBoard)
CASE OEC MX-1203BK (mini-ITX)
実測消費電力 28W (エコワットにて計測)

掛かった費用はドスパラで約2.1万円。
1万円台で抑えたかったのですが、若干予定が狂いました。

  予  定 結  果
M/B (CPU) Intel D525MW 7,500円 7,480円
RAM SO-DIMM 2GB×1 2,100円 2,180円
HDD 2.5"or 3.5" SATA 3,300円 2.5"SATA (WD 3200 BEVT) 3,480円
CASE OEC MX- 1202WH (mini -ITX) 5,500円 OEC MX- 1203BK 5,980円
CD/ DVD-R Plextor PX-708A 0円 SAMSUNG SH-S223C 1,980円
その他 SATA→ IDE変換アダプタ 1,500円 - -
  合 計 19,900円 合 計 21,100円

ケースは何故かMX-1202MX-1203もごちゃ混ぜで同価格で販売されていたみたいです。元々CD/DVDドライブはサブ機に使っていたPX-708Aをアダプタを咬ませて流用するつもりだったのですが、店員君に、「アダプタを購入する価格と同じくらいの1,980円でSAMSUNGのスーパーマルチが買えます」
と言われ「(SAMSUNG嫌いだけど)じゃあそれでいいや」となりました。

TOSHIBA/SAMSUNGと表記されているだけでも大分印象が違いますが、あくまでもSAMSUNG製造のドライブらしい)

が、黒ベゼルしかないのでケースも黒が良いよねという事になったのですが、帰宅するまでMX-1203の方だと気が付きませんでした。店の方で間違えていたのか、知ってて同価格で出していたのかは定かじゃありませんが。

結局このケース、5.25"ベイはカバー付なので、中のドライブは何色だろうが関係なかったのです。
しかも、MX-1202MX-1203の違いはケースファンの有無のみのようです。
Atomで組むのでケースファンなんて要らんのですが....。




まずは、嫁用カラーボックスPCを使って、2代目サーバのHDDの内容を3代目に使用する2.5"HDDにコピーしました。


2.5"HDDSATAが普及してからはデスクトップPCにも利用しやすくなりました。WDHDD10年以上避けていましたが、安かったので。(^^;


クローンの作成にはAcronis Migrate Easyを使用。
勿論、810EからNM10という次元の違うチップセットのM/Bに変わったので、そのまま起動するわけがありません。
ただ、基本的に元々シンプルな構成なので、修復セットアップ一発でほぼパーフェクトな環境引き継ぎができました。


M/BAtomD525 CPUがオンボードのIntel D525MWです。
ファンレスマザーボードは486DX2搭載のNEC PC-98シリーズ以来かな?Pentium166MHzもまだヒートシンクで済んでたっけ?

モニタ出力はアナログRGBのみなのでHDCPには対応しません。デジタル放送の視聴などマルチメディア系の機能を必要としない場合は価格がお手頃なのでいいかも。


ケースは岡谷エレクトロニクスのMX-1203BK。はっきり言ってAtom載せるのにケースファンは要らないと思う。MX-1202でよかったんだけど店頭価格は同じだったので....。



電源を外してM/Bを載せ、メモリの挿入、ケーブル配線を済ませ、DVDドライブ、2.5"HDDをセットしました。


使おうかどうか迷いましたが、一応ケースファンも接続しました。


SATA機器の配線を終えて、電源を元に戻し組み立て完了。




が、非常に気になる事が発覚。

電源の冷却ファンがうるさすぎ!

ベアリングがお粗末なんでしょうね。これじゃあ騒音に頓着無かった2000年製の2代目サーバよりうるさい。
辛抱堪らんので、静音性の高いファンを調達してきて交換することにしました。


付属のケースファンを流用しようかとも思いましたが、ケースの価格が価格なので一抹の不安がよぎり、外部調達にする事としました。


アイネックスのCF-80SSを買ってきました。ツクモで1,365円。
結構なお値段です。
MX-1203付属の電源ユニットに合うファンは80mm×80mm×15mmの薄型タイプです。選択肢が少ないので逆に悩まずに済みました。(^^;
このファンは2,000rpmでノイズレベル19.6dB、寿命40,000時間というもの。


電源ユニットのファンを取り外しました。


交換するファンの電源をどこから取るか。

(1)パルスセンサーを殺して元の2ピンコネクタに交換し、電源内に繋ぐ
(2)ケースファンを撤去してマザーボードのシステムファンコネクタに繋ぐ
(3)12V電源ケーブルから分岐させる

の3つの方法が現実的ですが、一番手っ取り早いのは(2)です。
(3)は付属の分岐ケーブルがSATA用じゃないので手持ちに変換ケーブルが無くて断念しました。
ということで、(2)を採用。


電源ファンを交換。


配線はユニット外に出してそのままマザーボードに接続。




一点注意しなければならないことは、BIOSのファンスピードの制御を無効にして、全開運転固定にしなければならないことです。


ノイズレベルの変化を計測してみました。
通常は本体から1m離れた位置が計測位置のようですが、自分の手持ちのデジタルマルチメーターは、35dB以下は計測できません。
ということで、直近位置の音量を計測して比較することにしました。

まずは電源ユニットの購入時の状態で計測しておいた値。
およそ68dBでした。とにかく「ワーン」という甲高い音が耳障りで仕方がありません。


次にファンをアイネックスのCF-80SSに交換した後の状態で計測。
10dB以上、下がりました。
たかが10dB?と思うかも知れませんが、まっっったく違いました。
全然気にならなくなりました。これは大正解でした。
結局ケースがこのファンの分、高く付きましたが、後悔無しです。


電源ユニットを固定して完了。


電源の冷却が不十分だと、庫内温度にも当然影響してくるでしょうから、アイドル時、概ねCPU32〜33度、HDD37〜38度で安定しているという事は、CF-80SSの能力不足という心配は無さそうです。



ソフトウェア(2代目から引き継ぎ)
Webサーバ AN HTTPD 1.42p
FTPサーバ NekosogiFtpd 2.0
Mailサーバ ArGoSoft MailServer 1.8
IPアドレス自動更新 DiCE 1.62
CGI Active Perl 5.8.7
サイト内検索 Namazu 2.0.13




2019.11現在、以下の構成で稼働中。

代目サーバ(UPDATE) 稼働期間:2018.8
M/B Intel D525MW (NM10 Express Chipset)
CPU Intel Atom D525 1.8GHz(DualCore)
RAM 4GB (DDR3 SO-DIMM 1066MHz)
SSD crucial MX500 500GB
CD/DVD-R TOSHIBA/SAMSUNG SH-S223C (SATA)
VGA Intel GMA3150 (OnBoard)
LAN Realtek PCIe GBE (OnBoard)
AC/DC Owltech FSP300-60GHS (300W)
UPS OMRON BY35S
OS Windows10 Pro 64bit
Webサーバ AN HTTPD 1.42p
FTPサーバ NekosogiFtpd 2.07
Mailサーバ ArGoSoft MailServer 1.8 Plus
IPアドレス自動更新 DiCE 1.62
CGI Active Perl 5.8.7
サイト内検索 Namazu 2.0.13


 
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