伊丹車両の場所は"オラが街"札幌の隣町、北広島市大曲という所。仕事があるので平日に行くのは難しいため、私は翌日電話で取り置きのお願いをしましたが、やはり手付け金が必要と言うことだったので、「迷っていたら持って行かれる」と感じた私は、モノも見ずに銀行振り込みで８万円全額振り込んで購入してしまいました。（前の晩、妻に泣きながら土下座したのは言うまでもありません）
十年来の恋人、リアワイパー付きのＸＧ。しかも、車検付き実動車を増やす余力のない私としては、見つかった所が解体屋、というのも逆に大いなるプラス材料でした。
実車をこの目で見る前に、実車を見てきた方から、メールで細かいレポートを頂いていたお陰で、週末引き取りに行くまでの間もすっかり安心してました。

６月５日、牽引要員の友人と共に出向いた私を待っていたのは、真っ赤な１１７クーペでした。聞いていた通り、車検証等の書類は一切無し。左フェンダーが拳一個分凹んでいるのと、リアのタイヤハウスに錆が浮いている以外は、２０年近くも前のモノとは思えないくらい、良いコンディションでした。
エンジンも、タイミングチェーンの音が気になりましたが始動は一発。
書類があったら、直して中古車屋に並んでいてもおかしくないと言われていたので、なるほど納得。内外装はトータルで見ると私の第４号よりも程度が良いです。

搬送は短い様で長い道のりでした。牽引で２０ｋｍ程の距離は、結構しんどいものがありました。交通量の多い国道３６号線を避けてひたすら裏道を通りましたが、殆どが追い越し禁止区間でかなり後続車のひんしゅくを買ってました。

さて、実際のところ、このクルマは私の探していた５５年式ＸＧだったのか？
書類関係は無かったのですが、

などから、間違いなく昭和５５年式ＸＧと判明しました。

ただ、一抹の不安を覚えたのは、

ひょっとして、人身事故でも起こしているのではないだろうか。
まあ、それでも今まで何もないので安心はしています。といっても、私は霊感が全く無いので、生まれてこのかた気配すら感じた事がありませんけど。

しかし、これだけ良いコンディションであれば、「車検取って動かしたい」という欲が出てきても不思議はありませんでした。先立つモノさえあれば・・・・の話ですけど。
結局は当初の予定通り、部品取り号とする決心をしました。
私が一番欲しかったのは、勿論リアワイパー一式ですが、他にも

など、第４号と同じ５５年式ＰＡ９６なので、不要なパーツは殆どありません。

リアワイパー移植をはじめ、第４号に手を入れられるのは一体いつになる事やら.......。
資金の乏しい我が家にとっては、一番許可の下りにくい種類の支出です。

最後に、獲得に際してご協力下さった皆さんに厚く御礼申し上げます。 　

　
１１月末、そろそろ雪もチラチラと降ってきたため、越冬のために４ｋｍ離れた嫁の実家の車庫への移動を敢行。
はじめは裏道を通って自走で運ぼうとしたのですが、悪い事は考えるものではありません。いざ動かそうとするとアイドリングからシフトを入れようとしてもミッションが全く入らない。夏場放置していたせいで、クラッチが切れなくなっていたようです。結局、牽引で運びました(^_^;。