2014年6月20日。
ウチのNASは、友人が勤務する会社が5年ほど前にパソコンを総入替する際、お払い箱になったものを頂戴したもの。
BuffaloのLinkStationシリーズで、2004年発売だから10年経ってますね。
当時の価格は今なら安いデスクトップパソコンが買える値段。(笑)
で、肝心の250GBのHDDが寿命が近付いている感じで、元々発熱が多いので、大量の読み書きを連続して実行しているとフリーズするという状況に。(^^;
この際、手持ちの750GBのSeagate ST3750330ASに取り替えてやることにしました。
内蔵されていたHDDはWestern DigitalのWD2500っていうIDEハードディスク。
換えようとしているST3750330ASはシリアルATAのハードディスクなので1800円の変換アダプタを使用します。
筐体をバラして、交換するHDDを繋ぎ、電源を入れてみるもアクセスできない...
そりゃあシステムがHDDの一部を使用しているから、ただ交換したってダメだよね(笑)
そこで、まずはEaseUS Todo Backup を使ってHDDのクローンを作成。
ここで、ファイルシステムがEXT3であることに気が付く。
EXT3っていうのはLinuxのファイルシステムで、Windowsで使われるFATやNTFSと違い、基本的にWindows上でパーティションサイズの変更や移動ができない。
このため、出来上がったクローンは、250GBのHDDのクローンを750GBのHDDに作っているので、500GB近くの未使用領域ができた状態。
そこで、HDDをパソコンに繋いだ状態のまま、Windowsを起動せずに、USBメモリにインストールしてあるubuntuを起動する。
ubuntuからパーティション編集ソフトのGPartedを起動する。
230GB余りのEXT3の領域の他に3箇所の不明なパーティションがある。
多分これらの内どれか或いは全てがLinkStationで使用しているものと考えられますが、Linux環境で「不明」の領域なのでGPartedでも削除以外の編集はできない。
一か八かで最後尾の70MB程の不明領域を削除し、LinkStationが後から自動的にこの不明領域を再構築する可能性に配慮して、念のため後ろ側に200MBの空き領域を残した上でEXT3領域を後ろに拡張、約686GBの領域を確保しました。
さて、運命の一瞬!...見事アクセスできました!(^^;
速度を計測してみましたが、転送速度自体は交換前とさほど変わりません。
NASの速度はこんなもんです。スピード優先ならNASは選択肢には入らないし。
そしてまたひとつ問題が...
HDDに変換アダプタを使ったため、元のケースには収まらなくなりました(笑)
ということで、木材でケースを自作することにします。
画像クリックでpdfを開きます。
今回は250×910×13mmの桐の集成材(700円)を使いました。
桐は軟らかいです。欠けてしまいました(^^;
木工用ボンドで修復。
インジケータランプ部は穴開けして、鳩目パンチをリムとして埋め込みます。
電源スイッチも同一材で自作。
左側はダミーです。この位置はUSBポートだったのですが、微妙に位置がずれてしまい使用機会もないと思ったので埋めちゃいました。(笑)
塗装は手持ちの油性ニスにしました。
順調に稼働しています。
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