元々ヴォーカリストとしてフュージョン系のバンドなどで活動していたキャリン・ホワイトがソロデビューしたのが1989年。
シングル「SUPER WOMAN」などがスマッシュヒットして、その実力を証明しました。
91年の「RETUAL OF LOVE」もそうですが、この2作はスローなナンバーを組み入れながらも、プッシュしていたのはアップテンポでダンサブルなナンバー、という印象を受けます。(ただし、これらの曲もとても良い)
その後、1994年に発表された本作は、アルバム全体の約8割はスローなバラード曲という構成です。初め聴いた時は、前2作に比べておとなし目の音になっていたため、「ん?」と思ったのですが、何度か聴いているうちに、ソフトで耳に入りやすいブラコンバラードがとても気に入ってしまいました。
しばらく存在を忘れていて、友人の結婚披露宴のBGM制作を頼まれた時に引っぱり出して聴くと、やっぱり良いです。特に2曲目の「CAN I STAY WITH YOU」とラストの「ONE MINUTE」が良いです。
いつもノリノリの音楽ばかり聴いている人も、たまにはこういうのも良いですよ。 (Sep.29/1998) |