640diary... Update:2006.10.04



シートカバーの自作

モケットシートの汚れが酷くなってきて、何とかしたいと思っていたのですが、予算的にシートの買い換えや張り替えは無理。
という事で、嫁にシートカバーを製作してもらうことになりました。構想から
1年以上経過して、ようやく完成しました。


20057月、奈良のS近充さんからPA96純正のシートカバーをお借りしました。
勿論、型紙採りと基本的な構造の把握が目的です。

(
1)お借りした純正カバー。とても綺麗に使ってらっしゃいます。
こちらはフロントシート
2座分。


(
2)こちらはリアシートの分。スキーリッドの部分もちゃんと処理されています。
さすがは純正です。


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3)嫁が作業に使用している業務用ミシン。我が家から3km離れた嫁の実家にあります。


とはいえ、実家の義母は趣味で洋裁をしているだけで、別に本職ではありません。

(
4)「世界のJUKI」です。


プロジェクトXで見たことのある方には、より"ただ者じゃない度"がアップします。(笑)

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5)作業中の嫁。真剣そのものです。


後ろからチャチャを入れると怒られるので、静かにしています。(^^;

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6)これはロックミシンと言われる物です。まともな洋裁には必需品です。


何をするミシンなのかというと....

(
7)左のような切れ端部を、右のように処理してホツレないようにするマシーンです。


業務用では糸を
4本以上使用するタイプが主流らしいですが、実家にあるのは3本使う"BabyLock"のロックミシンです。

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8)実際にロックミシンで端部処理しているところ。


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9)これが完成したシートカバーのフロント2座分です。


素材は薄手の別珍(起毛系の綿)にしました。色はグリーンとベージュの
2トーンに決定。
本当はグリーンよりもライトブルーの素材に惹かれたのですが、クルマとのマッチングを考慮してグリーンにしました。
ただ、結果的にこの素材チョイスは失敗だったかも知れません。
生地が少し薄すぎたことと、色あせに弱いという点が今回の製作を通して露呈してしまったからです。

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10)フロントシートのアップ。
座面の裏側にはシワやズレ防止の目的で、キルティング生地を縫いつけて厚みを持たせてあります。



固定方法はヒモで縛る方式の純正と異なる方法にしてもらいました。
背もたれはボタンで
4点止め。座面はゴムひも付のボタンで2点止め。


座面の下側はゴムひもを通してシートとのフィット性の向上を狙いました。
これは正解でした。



シートの座面には、百均で購入したすべり止めシートを敷きました。
これの効果はとても大きいです。
はじめ、カバー側の裏地に何か処理が必要かと思ったのですが、結果的にこちらの方が確実だったと思います。

(
11)リアシートです。


嫁曰く、リアの方が難しかったようです。



リアシートカバーの固定は、ヒモで縛る方式でしか対応は難しかったようです。

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12)実際に装着してみました。まずフロントシート。


なかなかイイ感じです。


運転席側と助手席側では、シートベルトホルダーの開口位置が左右異なるだけで、基本的には同じ形状です。



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13)リアシートの装着状態。


一見イイ感じですが....。


座面のフィット感がイマイチよくありません。
そう....、ヒモの固定方法に問題があることが発覚しました。
リアの座面は純正に準じた固定方法がベストと思われます。
よって、これは修正が必要ですね。


リア背もたれのフィット感はまずまずです。


が....。


背面上部の生地のエンドが、リアトレイ上面とほぼツライチです。
これはもう少し下に余裕を持たせるべきでした。
また、固定するヒモの数ももう少し効率的に出来そうな気がします。
この辺りは、自分のこのカバーは取り敢えず変更するつもりはありませんが、純正カバーをお借りする以前から既に
S近充さんからオーダーがあるXE-LTD用のカバー製作の際には改良するつもりです。




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