640diary... Update:2013.06.22


立水栓の製作5-給水管敷設(ポリエチレン二層管編

漏水騒動で貴重な週末が奪われたというのに、またも問題が。

漏水修理に来ていただいていた業者さんから、何気ない一言。
「これ、塩ビ管ですと間違いなく冬に持ちません。管が破裂します」

つまり、業者さんが言っているのは、下図のようなことです。
水栓柱で水抜きを行なっても、赤線よりも下の部分は管内に水が残るため、この部分は冬に必ず凍結し体積が膨張する→塩ビ管では持たない....ということ。


しかし自分としては、ウッドデッキの蛇口を開放にしておけば、凍結して膨張した水道水 (というか氷) が上部に向かって逃げることを妨げないので、破壊される事までは考えなくても良いのではないかと思っていたわけです。
また、VP管の耐衝撃性を向上させたHIVP管では凍結に対する耐久性も向上しているとWeb上の何処かで見たので、結構自信がありました。

で、念のため、メーカーに問い合わせることに。
三菱が塩ビ管をやめてしまったそうで、"ヒシパイプ"ブランドが積水化学に譲渡されたらしいので、積水化学にこの事を問い合わせしてみました。

すると「HIVPは耐衝撃性の塩ビ管のため、耐凍結性能は殆ど変わりません。また、冬季に常時水がたまった状況では凍結と融解の繰り返しにより破損が想定されます」 というとどめの一言を頂きました。(^^;

で、塩ビ管はあっさり断念。問題の部分を即、撤去します。




撤去完了です。
勿体ないけどフレキパイプも使えるし、直管部分も切れば使えます。(^^;


で、今度は50cm程度の深さを確保します。



表題の通り、使うのはこれ↓ポリエチレン二層管
可撓性があり、柔軟性が高いので凍結にも強く、耐候性、耐薬品性も高いという優れものです。おまけに128/mと単価が安いのも魅力です。
本管からの引き込みは現在殆どがこれを使っているみたいです。


デメリットといえば、ジョイントには単価が高い金属製品を使用するため、接続金具が増えるような箇所ではコストがアップします。
また、金属パイプに使うような加熱系の解凍機器を使用できないため、凍結破壊には強いですが、凍ってしまうと解凍に手間が掛かるようです。
このデメリットは
・両端2箇所のみに金具を使用するので最小限の出費で済む
・冬は使用しないウッドデッキ上への給水が目的のため、凍ってもそのままでよい
(春に自然に融けるまでどうぞ凍っていてください、という感じ)


ということなので、問題となりません。


日本ポリエチレンパイプ工業会発行の"水道用ポリエチレン二層管施工ハンドブック" によれば、呼び径131種管の最小曲げ半径は45cmとなっています。
イメージは下図のような感じです。
50cm掘るのは露出部に曲げ部分を出さないためなのです。


コストは3.7mの管とSPジョイント1個と座付水栓エルボ1個(普通にエルボで良かったのですがジョイフルエーケーに在庫してなかった)で、合わせて2,700円位でした。

袋ナットとリングをパイプ側に通した後、インコアをラバーハンマーで打ち込みます。
後はこのホース側と胴体をナットで締めて固定すればOKです。
(詳しくはハンドブックに詳述されてます)


水栓柱側はステンレスの針金で固定しました。



イメージ通りに設置できます。


可撓性が高いのも魅力です。


ウッドデッキの柱に沿わせて水栓柱よりも高い位置までポリエチレン二層管で立ち上げていきます。


水栓柱よりも上方は水抜きで管内を空にできるので、そのままHIVP管を使います。


HIVP管です。 左側の塩ビ管はデッキからの排水管でVU-φ40mmです。


ウッドデッキの床まで一気にHIVP管で。



紆余曲折しながら、ようやく給排水管敷設工事が完了しました。

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