640diary... Update:2016.02.19


除雪機 ジョセッフィーヌのキャブレターOH

20151230日。
恒例の登別温泉の帰りに、除雪していこうと思って留寿都の家に立ち寄る。
登別、伊達、洞爺湖町辺りまでは、殆ど雪はなかったのに、「留寿都村」の道路標識を過ぎた辺りから、路肩に積もった雪の高さが普通にクルマが見えなくなる高さ....┐(´-`)┌
案の定、留寿都の家も....深さ80cm程の雪を漕いでやっと玄関にたどり着く。



しかし、まさかのジョセッフィーヌ、始動せず。(ToT)

初め始動しかかってダメだったので続けてセルをひねるも、遂に全く始動しない状況に....

「やべっ、プラグかぶった?」

スパークプラグを外してみると、ガソリンで湿ってる....
エンジンブロックにくっつけてセルをひねってみる....スパークは飛んでる。

プラグに付いたガソリンを拭き取ってしばらく放置し、再始動を試みるも、哀しくセルが回るだけ....(ToT)

うーん...エンジン内にガソリン行ってて火花も飛んでる...でも爆発してないって事は、着火し易い混合気になっていないって事?

分から〜〜ん!
でも余程の重傷ケースの可能性を排除すれば、やっぱ、キャブレター?


ジョセッフィーヌを持って帰るわけにもいかないため、キャブレターのみ取り外して札幌に持ち帰り、オーバーホールすることに。



実際、人口1,800人の村にホームセンターやカー用品店なんて無いです。(^^;
村唯一の金物屋さんには、キャブクリーナーも置いておらず、留寿都での作業は無理でした。




20151231日。
外したキャブレターのオーバーホールを開始。
外見は相応に年季が入ってます。


わっ!トレイの右上に霊が映ってる!.....と思ったら(霊より怖い)嫁だった(爆)



スロージェットとアイドルアジャストスクリューを外します。
スロージェットは全締めなので気にしなくて良いですが、アイドルアジャストスクリューは、右に回し切って一度締めて、現在の位置が何回転戻しかをチェックしてから外します。
ジョセッフィーヌは2回転半....だったかな?(^^;


底側の固定ボルトを外して、フロートチャンバーを外します。



フロートとフロートニードルバルブを外します。
フロートニードルバルブは、取り付き方を忘れないよう注意。


メインジェットとメインノズルを外して分解は完了。
ジョセッフィーヌに搭載のキャブはメインジェットが横ネジ式で、取り外しは容易。
中心のメインノズルは奥まっていて見えにくい上に、柔らかい真鍮製のため、ネジ頭が簡単にバカになります。
固くて上手く外れない時は自分でやらない方が良いです。


キャブクリーナーでひたすら洗浄します。
しつこい汚れは一晩漬け込んだ方が良いみたいです。


一番の目的は外観の洗浄ではなく、ジェットやノズルの穴の復活です。(笑)


穴という穴にキャブクリーナーを吹きまくったら、元に戻していきます。


外見もそこそこ綺麗になりました。



呼び方が複数有って訳分からなくなるので、名称を書き留めておきました。


20160102日。
仕事始めよりも2日早いですが、留寿都入り。
ジョセッフィーヌの整備と除雪に2日間確保した格好です。
ジョセッフィーヌが重傷だった場合に備えて、小樽の実家で前日3.5万円で購入した妹分のジョセッフィーヌU(ホンダHS55J,セル無し,5馬力)を持ち込み、取り敢えずクルマが入る程度のスペースを確保する。


が、普通に使用する分には十分ですが、広めのスペースをがっつり削るには重量が軽いこともあってかやや力不足かも。

やはり、ジョセッフィーヌの復活が望まれるところです。

そして、いよいよOH済みのジョセッフィーヌのキャブレター取り付け。



フロートチャンバーの向きが90度違いました。(^^;


くるっと回して....


無事装着できました。



そして、セルを回すと....「ヴォォォ〜ン!」一発始動!ジョセッフィーヌ復っ活っ!

しかも、エンジンがすこぶる調子よくなりました!(^o^)/

原因は、やはり燃料の吸い込み過ぎだった可能性は排除できないのですが、コンディションが改善されたことを考えるとキャブのOHも結果的にとても有効だったようです。

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