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2015年12月30日。 恒例の登別温泉の帰りに、除雪していこうと思って留寿都の家に立ち寄る。 登別、伊達、洞爺湖町辺りまでは、殆ど雪はなかったのに、「留寿都村」の道路標識を過ぎた辺りから、路肩に積もった雪の高さが普通にクルマが見えなくなる高さ....┐(´-`)┌ 案の定、留寿都の家も....深さ80cm程の雪を漕いでやっと玄関にたどり着く。 しかし、まさかのジョセッフィーヌ、始動せず。(ToT) 初め始動しかかってダメだったので続けてセルをひねるも、遂に全く始動しない状況に.... 「やべっ、プラグかぶった?」 スパークプラグを外してみると、ガソリンで湿ってる.... エンジンブロックにくっつけてセルをひねってみる....スパークは飛んでる。 プラグに付いたガソリンを拭き取ってしばらく放置し、再始動を試みるも、哀しくセルが回るだけ....(ToT) うーん...エンジン内にガソリン行ってて火花も飛んでる...でも爆発してないって事は、着火し易い混合気になっていないって事? 分から〜〜ん! でも余程の重傷ケースの可能性を排除すれば、やっぱ、キャブレター? ジョセッフィーヌを持って帰るわけにもいかないため、キャブレターのみ取り外して札幌に持ち帰り、オーバーホールすることに。 実際、人口1,800人の村にホームセンターやカー用品店なんて無いです。(^^; 村唯一の金物屋さんには、キャブクリーナーも置いておらず、留寿都での作業は無理でした。 2015年12月31日。 外したキャブレターのオーバーホールを開始。 外見は相応に年季が入ってます。 わっ!トレイの右上に霊が映ってる!.....と思ったら(霊より怖い)嫁だった(爆) スロージェットとアイドルアジャストスクリューを外します。 スロージェットは全締めなので気にしなくて良いですが、アイドルアジャストスクリューは、右に回し切って一度締めて、現在の位置が何回転戻しかをチェックしてから外します。 ジョセッフィーヌは2回転半....だったかな?(^^; 底側の固定ボルトを外して、フロートチャンバーを外します。 フロートとフロートニードルバルブを外します。 フロートニードルバルブは、取り付き方を忘れないよう注意。 メインジェットとメインノズルを外して分解は完了。 ジョセッフィーヌに搭載のキャブはメインジェットが横ネジ式で、取り外しは容易。 中心のメインノズルは奥まっていて見えにくい上に、柔らかい真鍮製のため、ネジ頭が簡単にバカになります。 固くて上手く外れない時は自分でやらない方が良いです。 キャブクリーナーでひたすら洗浄します。 しつこい汚れは一晩漬け込んだ方が良いみたいです。 一番の目的は外観の洗浄ではなく、ジェットやノズルの穴の復活です。(笑) 穴という穴にキャブクリーナーを吹きまくったら、元に戻していきます。 外見もそこそこ綺麗になりました。 呼び方が複数有って訳分からなくなるので、名称を書き留めておきました。 2016年01月02日。 仕事始めよりも2日早いですが、留寿都入り。 ジョセッフィーヌの整備と除雪に2日間確保した格好です。 ジョセッフィーヌが重傷だった場合に備えて、小樽の実家で前日3.5万円で購入した妹分のジョセッフィーヌU(ホンダHS55J,セル無し,5馬力)を持ち込み、取り敢えずクルマが入る程度のスペースを確保する。 が、普通に使用する分には十分ですが、広めのスペースをがっつり削るには重量が軽いこともあってかやや力不足かも。 やはり、ジョセッフィーヌの復活が望まれるところです。 そして、いよいよOH済みのジョセッフィーヌのキャブレター取り付け。 フロートチャンバーの向きが90度違いました。(^^; くるっと回して.... 無事装着できました。 そして、セルを回すと....「ヴォォォ〜ン!」一発始動!ジョセッフィーヌ復っ活っ! しかも、エンジンがすこぶる調子よくなりました!(^o^)/ 原因は、やはり燃料の吸い込み過ぎだった可能性は排除できないのですが、コンディションが改善されたことを考えるとキャブのOHも結果的にとても有効だったようです。
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