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2016年11月13日。 今季の始動に向けてジョセッフィーヌの整備を開始しました。 燃料コックを開くとガソリンが漏れていたキャブレターのフロートチャンバーのシール、パッキンと、ひび割れが目立っていた燃料ホースを交換。 フロートチャンバーのシールは江別市のホクトヤンマーにて取り寄せ。 外部調達しようと思っていた燃料ホースもついでに注文。 合わせて1,000円程度でした。 まずはキャブレターを外します。 劣化したフロートチャンバーのシールを外します。 新しいシールをはめ込みます。当然ぴったりサイズです(笑) チャンバー取付ボルトのパッキンも劣化していましたが、こちらはホームセンターで水道用のNBR(ニトリルゴム)パッキンを買ってきて代用。 続いてホース。 これは、硬めの純正ホースで正解でした。 まさに無理矢理ネジ込む感じで、ひねりながら強く押し込まないと挿入できませんでした。 充電していたバッテリーを繋いで、いざ、エンジン始動!..... と思ったら、セルが回らず、リコイルも重くて全く引けない! やばい.... ネットで検索すると「エンジンの焼き付き」という恐ろしい言葉が並んでいる.... ただ、オイルは交換前だったので真っ黒で汚いながらも満杯に入っていたことから、冷静に考えてみた結果、下した診断は希望的観測の意味も含めて「軽度のピストン固着」(^^; ■走行クラッチをONにして「おい!ジョセッフィーヌ、しっかりしろ!」と強く揺すってみたり ■プラグホールにキャブクリーナーを入れてみたり.... が、ピクリとも動きませんでした。 でも、素人がこれ以上下手な処置をして、もしもエンジンお釈迦にしたら..... 結局翌11月14日の留寿都村持ち込みを断念しました。(ToT) 取りあえずエンジンオイルは補給しておく。 その後.... 117クーペのメーリングリストが縁でお友達になり、SNSでも交流のあるYさんとIさん に相談。 結果、頂いた多くの情報から以下の様な原因&作業のヒントを貰いました。 1.汎用エンジンは頑丈に造られているので、オイルが入ってるのなら焼き付きはなさそう 2.ピストンリングが割れているとしたら短期復活は無理 3.ピストン固着ならエンジンオイルをプラグホールから注油してメガネレンチを使って手動でクランキングしてみる 4.意外とリコイルひもが絡まっているというケースもある 11月18日夜、札幌に帰宅してからアドバイスを元に作業を開始。 まずは、点火プラグを外し、プラグホールから40ccほどエンジンオイルを注入する。 リコイルスターターを外し、フライホイールカバーを外したところで、フライホイールが簡単に回せることに気が付く。 回す度に「シュポッ」という音が聞こえるのでちゃんと圧縮もある。ピストン動いてる。 え?もうオイルが効いてきたの?っと、早速組み直した所、またもやリコイルが引けない.... がっ!ここで気がつきました!! リコイルスターターのフードの取り付けに使用していたボルトねじが1本、所定の物より5〜6mm長い! 原因はこのネジがフライホイールのフィンに当たって、頼んでもいないのに勝手にストッパーになって回らなくなっていたという何とも恥ずかしいオチでした。(^^; え?はい、組立時にネジのチョイスを間違えた僕の単純ミスです(爆) 次いで、ジョセッフィーヌの積込みに使っていた2×6材に、クローラーの幅に合うよう端材でアタッチメントを作り、簡易ラダーレールにしてみました。 腐食防止の塗装を施して完成。 さらに、端材を使って20L用の重たい携行缶を置いたまま給油できるようなスタンドを製作。 無事始動を確認し、ジョセッフィーヌを積込み。 留寿都村での積み下ろしでは、簡易ラダーレールが外れてジョセッフィーヌが落下しそうになり、その時にハンドルバーに唇を強打して流血(ToT) ラダーレールは根元の部分に部材追加&改良が必要です。(^^; 留寿都の家の玄関に格納され、出番を待つジョセッフィーヌ。 一騒動有りましたが(笑)、12月8日、無事、稼働開始しました。
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