640diary... Update:2017/03/11



除雪機 ジョセッフィーヌのシューター(&作業灯)交換

2017226日。
1年ほど前、某誌で報じられたジョセッフィーヌの整形疑惑(笑)

僕としては、純日本人のくせにいきなり鼻だけ西洋人になったような風貌には不満を募らせていたのですが、更に問題だったのは、鼻を高くしたっていうのに鼻水が高く飛び出さなくなってしまったということ!

あ!名前はフランス人みたいだけど、日本人です(爆)

(画像クリックorタップで拡大表示)


今年の雪は少なめだったとはいえ、留寿都村は有数の豪雪地帯。

 
日々除雪を重ねる度に、周囲に飛ばした鼻水....じゃなかった、飛ばした雪がうず高く積もっていき、当然、自然の積雪深など軽く凌駕する高さになります。

(写真は、屋根からの落雪の堆積が加わって二階ベランダまで達した雪の除雪作業風景)

 

鼻を高くすることで少しでも遠くの人に鼻水をぶっかけてやろう!....という意気込みが空回りし、自分で作った目の前の雪壁を越えられずに跳ね返される始末....
 
かっこわるいぞ!ジョセッフィーヌ!
 
 
そこで、僕は決心した。
 
本来あるべき日本人らしい姿に戻してやろう。
 
オークションで、ひたすら換えの鼻が出品されるのを待っていた。
そしてとうとう見つけた!

今回ゲットした鼻(シューター)はヤフオクで1,500円+送料650円。


ジョセッフィーヌの正式名はヤンマーのYSR80S
OEMは和同産業、共立など複数有り、今回GETしたシューターは、ワドーのSS80-Sという、ツールボックス付の操作パネルが省略されている以外はほぼヤンマー製のジョセッフィーヌと同じという機種から取り外されたもの。
当然、シューター形状はまったく同じです。



除雪機って結構複数のメーカーがOEMで共有し合ってる感じなのですが、ジョセッフィーヌと同型のこの小型除雪機の製造元はヤンマーの様です。

中型機以上は、ヤンマーとホンダは、エンジン周りだけが自前で、本体製造はほぼ全機種が和同産業に依存していることは知っていたので、小型機はどうなのか?と和同産業とヤンマーにメールで問い合わせしてみました。

しかし、和同産業の回答では、中・大型機のOEM供給については「オラんとこで造ってるだ」と語るだけで、小型機クラスについての明確な回答が得られませんでした。

ひょっとすると回答してくれた担当者が若い人で、この時代の小型除雪機についてよく知らなかったのかも知れない、と思い、本丸のヤンマーの方に問い合わせ。

その結果、現行品のカタログなどとも照らし合わせて、ヤンマーの除雪機についてはほぼ合点がいきました。
概ね以下の通りと思われます。

■大型機
・エンジンはヤンマーがディーゼルエンジンを提供し、ボディ・除雪機構部は和同産業で製造しており、組み立ても和同産業。

・ワドーのヤンマー製ディーゼルエンジン搭載機種のオリジナル商品はこれと同一。

■中型機
・現行のガソリンエンジン機種はヤマハからの完全OEM供給。

・ディーゼルエンジン機種は大型機と同じで、エンジンがヤンマー、機体は和同。

・タイミングは不明ですが、どこかの時点でヤンマーが汎用のガソリンエンジンをやめてしまったため、その時からガソリンエンジン機種にヤマハが選択されているのでしょう。

■小型機
・製造と組み立てはヤンマーの協力会社である八鹿鉄工でおこなっている。

・現行ラインナップのエンジンはガソリンのみで、全てヤマハ製。

・ヤンマーが汎用ガソリンエンジンを製造し、小型除雪機に搭載していた頃も製造と組み立ては八鹿鉄工の模様。この頃には小型機にもディーゼルエンジン機種があった。

・小型機にのみ、シューター基部のセーフティ装置に独自色が見られるのはこのためだったんでしょうね。

ヤンマーと八鹿鉄工、和同産業との関係はかなり古くからのようで、ジョセッフィーヌが発売開始された1986年当時、既に小型機は八鹿鉄工への製造委託、中型機以上はエンジンのみを供給して完成品を和同産業からOEM供給、という体制が確立していたと考えられます。

また、八鹿鉄工は除雪機を製造していますが自社ブランドでの販売は行っていないため、ヤンマーから八鹿鉄工への製造委託については、OEMとは一線を画す関係と考えた方が無難でしょう。


話は逸れましたが、届いたシューターは、明らかに後から上塗りされていたため、基本全剥ぎで塗り直す事にしました。


シューター本体と先端のデフレクターを分離します。
セーフティガード板はいずれにしろ配線を殺しているので取り外します。


ディスクグラインダーで可能な限り剥ぎ取ります。




プライマーを塗ります。
スプレーガン用意するのが面倒だったので、刷毛塗りしました。(^^;



オリーブドラブ(■)で本塗装。プライマーを塗っているときに、やっぱ刷毛塗りはちょっと....と思ったので、結局スプレーガン使うことにしました(^^;



デフレクターの部分は手持ちのアクリルラッカースプレー(つや消し黒)を使用。
これこそ、スプレーガン使うの面倒だったので。(笑)
(複数色を使うとカップの洗浄回数が増えてしまうのでww)



仕上げは全塗装時に実施した自家製シリコン塗料を塗ります。



デフレクターの部分はちょっと塗りすぎた。(^^;


余っていたシリコンスプレーを使い切ろうとして、全体にアクリル塗料に対するシリコンオイルの濃度が濃くなり過ぎた感があります。(^^;


偶然ですが、やっぱ配合率は全塗装時初めて作った自家製シリコン塗料の25%程度が丁度良いかも。
実際、今季は雪離れがすごくいいし、表面の仕上がり感も悪くない。


見た目ちょっとアレだけど、雪離れの良さが重要な部分だし、まあいいか!(笑)


34日。
実は、順調に塗装作業が進んだシューター本体とは別に、デフレクターを上下動させるためのシューターワイヤーのサイズが合わないというトラブルが発生。

ジョセッフィーヌに装着されているシューターワイヤー、どうやら純正品ではなく、前オーナーがシューター改造時にワイヤーも交換していたらしい。

異なる点は2箇所
1.インナーワイヤー終端のタイコのサイズがひとまわり大きい

2.インナー終端のタイコとアウター終端のストッパーリングの間の距離が足りない

初めは純正ワイヤーの調達を考えたんですが、ヤンマーって農家さんの繁忙期以外は基本的に土日は休みみたいで、すごく利用しにくい。
新品買うとお高くつきそうだし、何とか現状を修正して再利用する方向で考えることにしました。


1については、デフレクター側のタイコ嵌め込み部の穴を大きくすれば良い。

インナーワイヤーの終端のタイコのサイズは8mm。デフレクターの穴はこれよりも小さいため、振動ドリルで穴を拡げます。



が、2については、このまま装着しても今度はインナー終端のタイコがデフレクター側の嵌め込み部に届かない。

操作レバー側にもインナーワイヤーの飛び出し量が調整できそうな部分はない。

シューター側のステーは溶接なので僕にはいじれない。

アウターワイヤーの端部を切り詰めようかとも思ったけど、端部のかしめ処理に自信がない....。

♪NAI-NAI-NAI 恋じゃない.....無い無い尽くしですが...


そこで考えたのが、やや付け焼き刃的ではあるけれど、このステーに穴を開け、ボルトとナットとアルミ板でタイコとストッパーリング間の距離を調節できるようなアダプタを作ること。

まずは、ステーに6mmの穴を2箇所開ける。




アルミ板にも同じ穴を開ける。


がしかし、2箇所ではアダプタが安定しないため、4箇所に増やしました。
元々のシューターワイヤーの貫通部分があるため、6mmでは厳しくなり、5mmに変更。
しかも穴の位置も揃えられなくなっちゃった(^^;


アルミ板も同じ位置に穴開け。


スライド丸のこでカット。


ベルトディスクサンダーで削って調整。



M6、M5のボルトナットで固定します。こんなことなら4本とも5mm穴でよかったのに....



36日。
留寿都の家にてシューターの交換を実施。
シューターワイヤーを装着してみる。


取り敢えず所定の可動域を確保できた。


アウターワイヤーが元のステーからはみ出したままなので少し急場凌ぎ的な感じですが....
(ステーの穴の縁をペンチで曲げてアウターワイヤーを収めることは可能ですが、やると恐らく塗装剥げちゃうし、取りあえずこのままで良いと判断しました)


終端のタイコはぴったりはまっています。


本来のYSR80Sの姿に戻った。
シューターが短いので以前よりかなりコンパクトな印象。



ついでと言っては何だけど、最近調子が悪かった作業灯を1,980円のH3/55Wの自動車用バックライトに交換しました。


以前の物は12V-21Wの作業灯でしたが、先日球切れして交換するも、交換品が5分も持たずにまた球切れ。
いや、原因はアース線が千切れそうになっていたからで、作業灯は問題なかったみたいなのですが、嫁に「作業灯がもうダメだ」と言ってこのライトを購入したので、今さら本当のことを言えない....(^^;


純正作業灯は背面にスイッチがあるタイプでしたが、今度は操作パネル横に独立スイッチを付けました。
購入してきたライトに付属していたスイッチはオマケみたいな代物だったので、別途調達したトグルスイッチをチョイスしました。



実は本体操作パネルに直接トグルスイッチを埋め込もうと思ったのですが、12mm径の鉄工用ドリルビットが必要だったため、断念しました。
(木工用なら有るんですが、僕の場合鉄工用は余り頻度がないので持っていない....)


ちょっと不安なのは、ジョセッフィーヌの発電能力が55WH3ハロゲンバルブの消費電力に追いつけているかどうかです。


新生ジョセッフィーヌ、スタンバイOK!(笑)


この日の夜、試運転。
作業灯は超明るい!55Wのハロゲンはダテじゃない!
とりあえず、バッテリが上がってしまうほどの急激な電力消耗は無いようです。


これだよ!ジョセッフィーヌ!
僕はこれを待っていたんだ!
この高さが欲しかったんだ!


雪壁の際を走行しても、吐き出した雪が見事にその壁を飛び越していく。
手前に低く落とす際の角度が犠牲になってしまったけど、この投雪高さには換えられない。


改良というよりも、前オーナーの改悪を本来の姿に戻しただけなんですが、とても満足しています。


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