除雪機 ジョセッフィーヌの全塗装(7)-シリコン塗装、組み立て |
2016年5月04日。
つや消しクリアを塗っていよいよ最終段階....かと思いきや....
当初は、オールつや消しにするつもりでしたが、肝心の除雪時に雪離れが悪化するのでは?
と言う一抹の不安に襲われ、実験的にシリコン塗装を実施しました。
一過性のものではない「塗装としてシリコンを塗る」
冬場にホームセンターに置いてる、スノーダンプなどに塗るシリコンスリップ剤を含有したアクリルスプレーは、夏期は需要がないため、お店でもメーカーに返品してしまうそうで、在庫ゼロでした。(写真は昨シーズン使用した残り)
...ということで、より強力なヤツを自分でブレンドしてみることに。
水性塗料で上塗りに使えそうな、めぼしいクリア塗料が見つからず、やむなく油性の0.7L缶1,585円のアクリル塗料(クリア)と、420mlのシリコンスプレー(181円)を購入。
シリコンスプレーを容器の中に噴射し、50mlほど貯め込む。
これにアクリル塗料を150ml投入。
白雪姫に食べさせる毒りんごに塗る毒を作っているかのように白濁した液体がグツグツ言ってる....(^^;
多分、シリコンオイルそのものではなく、揮発性の噴射剤、LPGが気化しているのだと思います。
蓋をしてひたすらシェイク!落ち着いてくると濁り酒のような液体に。
試しに、サイドパネルの裏側に少し塗ってみました。
さすがシリコン含有率25%!(笑)
「スベスベ」というよりも「ヌルンヌルン」と言う感触で、明らかにシリコンが塗り込まれた感じ。
一抹の不安を憶えたきっかけは、テスト始動しようとガソリンを少量給油したときタンクの表面に少しこぼしてしまい、このシミがずっと消えなかったことです。
つや消し塗装にはこういう弊害があるのか....と。
取り付けた後だけど、マスキングしてタンク上面だけでも、ブレンドしたシリコン塗料を塗ってみることに。
早速スプレーガンで噴いてみたら、これはかなり良さげ!(もちろん塗装用防毒マスク着用)
取り付け済みの操作パネルと、フライホイールカバーは断念しましたが、残りは全て自家製ブレンドシリコン塗料で表面を塗装。
光沢が出てしまい、「オールつや消し」の野望は潰えましたが、利便性を考えればやむを得ません。冬期の雪離れの良さを体感できると確信しています。(笑)
今回使用した塗料の一覧
塗料名 |
単価 |
個数 |
金額 |
送料 |
計1 |
計2 |
購入店 |
アサヒペン 水性バリューコート 黄色 0.7L |
1522 |
1 |
1522 |
|
1522 |
1522 |
ホーマック |
アサヒペン 水性建物用 つや消し黒 0.7L |
1933 |
1 |
1933 |
|
1933 |
1933 |
ホーマック |
アサヒペン速乾サビドメスプレー グレー(油性)300ml |
905 |
1 |
905 |
|
905 |
|
ホーマック |
サンデーペイント スーパー水性カラーさび止め 鼠 0.7L |
2118 |
1 |
2118 |
0 |
2118 |
2118 |
アマゾン |
アトムハウスペイント 水性スプレー つや消しネオクリヤー(透明) 300ml |
767 |
2 |
1534 |
600 |
2134 |
|
ヤフーショッピング |
アサヒペン 鉄部用クリアコート 0.7L |
1585 |
1 |
1585 |
|
1585 |
1585 |
ホーマック |
AZ シリコンスプレー 420ml |
181 |
1 |
181 |
|
181 |
181 |
ホーマック |
|
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|
|
計 |
10378 |
7339 |
|
※グレーアウトの製品は、結果的に必要なかったと思われる塗料
※各塗料は0.7Lで余り気味ですが、これより小さいサイズですとちょっと際どい?
右は、純正マフラーカッター。
左はリサイクルショップのジャンク箱で見つけた100円の半端物(内径約32mm)。
多分手摺か何かのコーナーアングルだと思いますが、偶然にも径がぴったり!www
固定用にネジ穴を空けます。
おぉ!イイ感じだ!!
一緒のジャンク箱に有った200円のメッキパイプを付けてみたが....
絶対に、ここで手を洗おうとする奴が現れそうなのでやめました。(爆)
さて、シリコン塗装が乾いたので、最終の組み立て作業に取り掛かります。
タコメーターはここに固定しました。
オーガーシャフトをグリスアップします。
屋外使用機なのでリチウムグリスを使っています。
ソリは当初のサビサビから見違えました。しかもシリコン塗装でスベスベのお肌に!ww
ハウジングにオーガーとブロワーのインペラを収めます。
ブロワーシャフトの前方側....ここは塗る所だったっ!(ToT)
取り敢えずこのままにします。(笑)
ストッパーは、キー溝付のシャフトからオーガーが外れないように、キーの上面をボルトで締めて固定し、オーガーの横方向の動きを抑制する役割。
シャーボルトはシャフトとオーガーの回転の連動を保持し、過負荷状態になるとボルトが破断することで空転し、駆動部へのダメージを軽減する役割。
M6ボルト+Uナットで緩みにくいようになっていますが、普通のボルトなのでなかなか折れないと思う。
ここは強度の劣るステンレスボルトを使った方が良いかもしれないんですが、余り頻繁に折れて実用に支障が出ても嫌だしなぁ。(笑)
オーガー&ブロワー部の組み立ても完了。
駆動部とオーガーを接合(ボルト10個)し、シューターの旋回部もグリス塗布ァー・クロス。(^^;
シュータートップ(デフレクター)の取り付け。
組み立て完了!
恐らく史上初のオリーブ・ドラブ色の家庭用除雪機?!(笑)
走行クラッチレバー
シフトチェンジレバー
ツールボックスの蓋に入れた桜の紋章。
錆だらけで雪離れが悪化していたオーガーハウジング、オーガーと、そして羽根が一枚変形して除雪効率や騒音が悪化していたと思われるブロワーのインペラ。
これは除雪が楽しくなるぞ!
エンジンはほぼセル一発始動。
除雪機の場合、クルマと違って、1シーズン単位で、ある程度の塗装のダメージは覚悟しなきゃなりません。
それでも、塗り上がったばかりのジョセッフィーヌは超セクスィ〜!です。(笑)
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