640diary... Update:Oct.13/2010

2017.02 スマホ対応済




庫内火災(義妹用PC)


これまでも、余ったパーツを利用して組んだマシンを我が家から3kmほど離れた嫁の実家に生息する義妹に無償で提供していたのですが、20077月にもらい物のPCを一部アレンジして、更に快適なスペックのマシンを提供しました。

義妹用PC:箱ごと換えたものとしては2代目赤文字は非オリジナル箇所) 
ベースマシン Fujitsu FMV DESKPOWER M6/1007T (Chipset:VIA Apollo KT133)
CPU AMD Athlon 1GHz
RAM 512MB(PC133)
HDD1 Quantum Fireball lct 20GB (ATA66)
HDD2 Western Digital Caviar 10GB (ATA33)
CD-R/-RW RICOH MP-6200S (SCSI) Read=6x / Write=2x
CD-ROM TEAC CD-540E (ATA33) Read=40x
VGA ATI RAGE 128PRO 4XL(AGP 16MB)
SCSI MELCO IFC-USP(Advansys)
LAN MELCO LCI3-TXI(100Base-TX)
Audio Crystal SoundFusion CS4281 (OnBoard)

当初、友人からスリムデスクトップのFMV C3/557と一緒にいただいた後、オリジナルに搭載していた60GBMaxtor 96147H6サーバマシン(C3/557)に流用したためHDD無しになっていたマシンです。
こいつは2001年の発売 当時はAthlon 1GHzを搭載したかなりのハイスペックマシンで、そのまま放置しておくのは非常に勿体ない話なので、嫁用か義妹用にしようと考えていました。

嫁用はこの時点で、今回よりも前に入手していた別のFMV C3/557CPUを換装してPentium3 800MHzマシンに変身したものが稼働していたので、HDDが遅くてメモリ256MBのみのCerelon 700MHz機を使っていた義妹用マシンをグレードアップしてあげることにしました。(タダなので文句は言わせない)(^^;。

一年ほど安定動作していたようですが、20088月、電源を入れてしばらくすると本体から煙と異臭が発生してマシンが落ちたと義妹から連絡がありました。

「んな馬鹿なっ!」と半信半疑でしたが、マシンを引き取ってきました。

ケースを開けてみると一見どこにも異常は見受けられませんでしたが、電源は入るがBIOSのハードウェアチェック画面が表示された後、先へ進まないと聞いていたのでHDDが怪しいと考えていました。
確かに樹脂が燃えたようなニオイはしています。


電源投入後のハードウェアチェックの進捗状況から判断すると、電源・マザー・メモリ・CPUは無事。やはり起動ドライブが認識できずに止まりました。

こりゃ、HDDに間違いないだろう....
つまり完全死じゃないって事ですから、データはさておき、マシン自体は救済できる可能性はあるという事です。

まずはHDDを外してみよう....

....と、HDDを外してみてビックリ!
原型は留めていましたが、起動ドライブ側は背面の基板が黒こげになっており、もう一台のドライブにも延焼し掛かって、表面の一部が黒く焼けていました。

間違いなくHDDが火災を起こしていたと思われます。


更に細部を見てみると原因が分かりました。
最近のHDDは素材が代わっていたり一部を省略したりしているようですが、以前はドライブ本体と基板との間にスポンジの緩衝材が挿入されているものが結構ありました。

今回火災を起こしたQuantumFireball lctもこの緩衝材が挟まっています。


写真中央に見えるスポンジは原型を留めていますが、右下の基板裏にあったものは完全に焼失しています。


基板を外して裏返してみました。


基板に埋め込まれている無数の抵抗チップの発熱は、メインのLSIと共にバカにできません。
そもそも熱に置き換えることで電流・電圧を制御するのが抵抗の役割ですし。

焼け方から推察すると、どうやらこの緩衝材が基板上の抵抗チップの熱によって発火してしまったのが原因と思われます。


ただ、基板の裏側が表側ほど高温になることは考えにくいので、ホコリや毛髪が挟まっていて、それが表側の抵抗チップに触れて導火線の役割を果たしたというような可能性も考えられます。

最近のHDDにはこういった緩衝材が省略されているか、違う素材に置き換わっているのは、コストダウン以前にこのような問題があるからかも知れません。

下の写真のHDDは、同じQuantum製ですが緩衝材の材質が異なっています。


自分は過去に似た様な経験があります。
HDDの増設作業をしていて、接続状態のドライブをケースから出して机上に置いて動作チェックしていたときのことです。
このHDDを手に取った際、うっかり基板と机上のコピー用紙が触れてしまい、直後、一瞬にしてマシンがダウン。
見ると、基板に埋め込まれている抵抗チップが数個焼け焦げていました。
最近はコストダウンと自然放熱の両面から、HDDの基板面は剥き出しですから注意が必要です。(^^;
不用意に基板を触って火傷したこともあります。

この時に基板が焼け焦げてしまったHDDの中身を救った方法と同じ方法を、今回の義妹マシンのHDDにも実施しました。

それは、「基板が焼けたHDDの基板を取り外し、手持ちの同じ基板のHDDの基板と差し替える」という単純と言えば単純な方法です。

具体的には、今回のQuantum Fireballlctシリーズですので、少なくとも基板の故障が原因ではない別のlctシリーズを探してこの基板を使ってディスクの中身を吸い出してやろうということです。
自分はMaxtorに吸収されて消滅する前まではQuantum党でしたので、Quantumドライブの残骸が自宅に何個かあります。

運良く、lctシリーズの使えそうな基板がありましたが、これはサブ機で現在使用しているドライブのものであったため、使えたとしても付け替えたまま義妹に引き渡すわけには行きません。

サブ機に使用中のlctシリーズHDD


この基板に付け替えてみるとやはり、起動することができました。
予想通りドライブ本体は生きていましたね。

幸運なことに、義妹に強力なスポンサー(義母)が現れ(笑)、HDDを新調できる予算が確保できたとのことでしたので、新規HDDを購入することにしました。

「メールその他、起動ドライブにある既存のデータは救えないかも知れない」とは言ってありましたが、それは建前。(^^;
もちろん、HDDが完全に死亡していれば無理ですが、可能な限りソフトウェアを使って現在の環境をOS含め丸ごとコピーする積もりで考えていました。

....ていうか、クリーンインストールから現在の環境に復元する作業なんてやってられない(自分のマシンじゃないし)....と言うのが本心。(^^;



結局表面が焦げただけのWesternDigitalのデータ用HDDの方は無事だったので小細工無しで吸い出せますが、OSやインストール済のアプリケーションなどの環境は起動ドライブ側なので、ただのコピーでは元に戻せません。
さらに、状況によってはOSの新規インストールから、修復セットアップを選択して実行する必要があるケースもあります。

新調したHDDHITACHI160GB SATA2のドライブ。(Seagateが品切れだった....)
将来を見越してSATAをチョイスしておいて、変換アダプタでIDE接続にして使用する計画です。

コピーソフトは Acronis Migrate Easy を使用。
このソフトは4千円ちょっとで購入できます。

RAID対応まで考えてしまうと、この手のソフトは業務用サーバなども視野に入れているので、価格的に次元の違う物になってしまいます。

自分としては、RAIDさえ頭から外せばOS丸ごとクローンが作成できて、パーティションサイズを手動で調整できれば良いだけです。
1万円以下で購入できる一般的なコピーソフトはどれも似たり寄ったりだと思ったので、一番手頃な価格だったこのソフトを選びました。


無事、火災発生前の環境を取り戻すことに成功しました。
結果論だけで一言で説明すれば

「ハードディスクを交換し、元の状態に戻した」

....ですから、きっと義妹はここまで手を尽くしていることに気付いてないのだろうなぁ....。(^^;

義妹用PC2008.8時点赤文字は変更箇所) 
ベースマシン Fujitsu FMV DESKPOWER M6/1007T (Chipset:VIA Apollo KT133)
CPU AMD Athlon 1GHz
RAM 1GB (PC133)2010
HDD HITACHI HDS721616PLA380 160GB (SATA300)
変換アダプタ 玄人指向 SATAD-IDE (SATA→IDE変換アダプタ)
CD-R/-RW RICOH MP-6200S (SCSI) Read=6x / Write=2x
CD-ROM TEAC CD-540E (ATA33) Read=40x
VGA ATI RAGE 128PRO 4XL(AGP 16MB)
SCSI MELCO IFC-USP(Advansys)
LAN MELCO LCI3-TXI(100Base-TX)
Audio Crystal SoundFusion CS4281 (OnBoard)


このマシンのカタログスペックでは、メモリ搭載量は最大512MBですが、採用しているチップセット(VIA Apollo KT133)のカタログ値は最大1.5GB
実はこのマシンはメモリスロットが2つしかないため、FMVのカタログ値は発売当時国内流通が一般的ではなかった512MBメモリではなく256MB×2枚挿しで想定されていたのだと思われます。(2000年当時のWindows2000Meでは良かったのですが、XPでは足りません)
一方、VIAのチップセット自体は512MB×3枚挿し=1.5GBで設計されているので、FMV M6/1007Tは、本当は512MBメモリを2枚挿せば1GBまで搭載可能なはずです。
という事で、2010年の夏、ソフマップで中古の512MBPC133メモリを2枚買ってきて、一か八か挿してみると、見事認識。Windowsを起動するだけでほぼメモリを使い切ってしまう状況から脱却し、多少の延命は図れた..と思います。

 
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