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エアクリダクトの経路変更 |
街乗りでR2 Rの運動性能に不満があるわけではありませんが、購入時からボンネットを開けたときに見えるエアクリのダクトが気になっていました。おもちゃみたいな材質で。
しかも、隠し部屋のようなスペースが設けられていて、素人の自分には理解できません。
二十数年前、僕は原付スクーターに乗っていました。
友人が友人から譲り受けた物を更に譲ってもらったスズキジェンマっていうやつです。
イタリアの俳優ジュリアーノ・ジェンマがCMに出ていました。
原付スクーターブームの創生期に登場したバイクなので、これを知っている方は僕と同年代かも。(笑)
このスクーターはメーターが60km/h迄ですが、実質55km/hが精一杯で、クルマの流れが速い道路なんかでは結構恐い思いをしました。
原付バイクの制限速度は30km/hですが、郊外のそういう道路を走るときは正直、そんなことは言ってられません。
路肩寄りを走るにしても、車列の流れに沿った速度で走るのが一番安全と感じました。
(よい子のみんなは制限速度を守りましょう)
その時思いついて細工したのが、エアフィルターから外に40φ〜50φくらいのビニールホースを出して、フレッシュエアーを入れてやること。
特に知識があるわけではなかったのですが、今考えてみると我ながら理にかなったことをやっていました。
車速が上がれば上がるほど、半ば強制的により多くの新鮮な空気をエンジンに送ることができる訳ですから、馬力がアップして当然だと思います。
この「ビニールホース作戦」は、50ccのエンジンには効果てき面でした。
全開ではメーターを完全に振り切って、感覚としては70km/hは出ていました。
この手は使える!....ってクルマのエアクリダクトを交換する人は普通にいるので別に新しいことでも何でもありません。
ただ、NAの軽自動車の場合、高速道路での余裕を考えれば最高速度のキャパシティはアップした方が良いに決まっています。
そこで、グリルから直接外気を取り込めるようにR2のエアクリダクトの経路を変えようと思いました。
前述の通り、目標は「高速でのもうひと超え」です。(^^;
作業は2008年5月13日におこないました。
(1)インテークは場所的にはここしかないと思われます。
(2)....が、R2の右側のグリルは左側よりも開口部分が小さい。何故だろう?単純に雨水の浸入防止かなぁ。
そのため、ここは開口しました。ジグソー、ドリル、棒ヤスリを使いました。
(3)ダクトは、ホームセンターで50φの樹脂製吸気ホース(1メートル物)を買ってきました。
1,580円。恐らく家庭用冷暖房機器用です。
それと、思うところがあって、W=1300mm×t=0.45mmのビニールシートを20cm分(笑)と、アルミテープ(10m/880円)を購入しました。
カー用品店では50φのアルミダクトが4千円弱で売っているので、潤沢なクルマイジリ資金がある人は断然そっちの方が楽かも。(^^;
(4)アルミテープは勿論外側に巻いて熱対策するためですが、ビニールシートは失敗でした。
吸気ホースは蛇腹なので内面抵抗を減らして取り入れた空気の流れをスムーズにする目的で、内部に丸めたビニールシートを通してやろうと考えたのですが、曲がり部分では逆に断面を閉塞してしまう事が判明。
本当は普通のビニールホースでと考えていたのですが、ホームセンターにあったホースの最大径は40φ、しかも非常に熱に弱そうだったので却下。
自分としては理想的な材料と思った土木の排水工事用の内面が平滑な軟質樹脂パイプは、50φがあったのですが、メーター売りが無く、5m/4,980円だったのでこれも断念。
紆余曲折そんなこんなで、結局諦めてこの吸気ホース単体で施工することにしました。
耐熱温度は記載がないため不明ですが、硬さから推測すれば純正のエアクリダクトと大差はないと思われます。これにアルミテープを巻けば火事にはならんでしょう。(笑)
(5)まず、純正のエアクリダクトを外します。写真の下側の青丸部のボルトを外せば簡単に取り外せます。
(6)調達した吸気ホースの先端に網戸用のネットを付けてアルミテープで巻いていきます。
虫の侵入を防止するためです。
初め、面積から考えても補修用の8cm四方くらいの網で充分、と思っていたのですが、網戸の補修材ってネットではなくシールなんですね。
しかも、同じ値段(258円)で網戸用の90cm×200cmくらいのネットが買えてしまいます。(^^;
お陰でもの凄く余ってます、網。(爆)
(7)アルミテープは、吸気ホースの蛇腹を最大に延ばした状態で巻いていきます。
(8)取り敢えず取り付けてみます。
エアクリケース側は差し込むだけで良さそうです。
インテーク側は固定しないとならないようです。
(9)針金ハンガーを適当な長さにカットして簡易固定金具を作成。(^^;
こんな感じで挟み込んで....
....ナット付きのネジで固定します。
手持ちにステンレスネジがなかったので、早々に調達して換えるつもりです。
じゃないと、もの凄い速さで錆びます。
(10)結束バンドで適宜固定します。
雨天走行時の雨水侵入が懸念されますが、インテーク部が一番低いのと、直線的な配管ではないので、ケースまで到達することはないでしょう。
念のため排水用の枝管を附設する考えで7φのビニールパイプも買ってきたのですが、取り敢えずこのままとします。
本来であればできるだけ直線的に吸気できる経路とし、尚かつダクトの内面が平滑な材料で作りたかったのですが、直線的な設置はエンジンルームのレイアウト上、無理ですし、材料にも安価で適当な物が見つからなかったので今回はこれで妥協しました。
どのくらい恩恵にあずかれるかは未知数ですね。
だって高速道路を走らないと分からないと思うし、このクルマを購入してからまだ一度も高速道路走ってないので、比べようもありませんから。(笑)
また勝手にイジってしまいましたが....あくまでも嫁のクルマなんです。(^^;
【了】
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