Update:Aug.04/2003
 
2. British Rock
 
A CRY FOR THE NEW WORLD/PRAYING MANTIS
「私の独断による代表曲」
7曲目 FIGHT TO BE FREE
 幻の名盤と言われる「TIME TELLS NO LIES」。1981年発表のこのアルバムを聴いて学生時代、ズルズルとハードロック・ヘヴィメタルにのめり込んでいったのは私だけでしょうか? 
 著名なイラストレーター、ロドニー・マシューズのデザインによる過激なジャケット(下の写真)からは想像もできない、繊細で美しいメロディーラインと感動的なツインリードギターのハーモニーが創り出すマンティス節は、当時並び称されたヘヴィメタル系のアイアンメイデンなどとは一線を画すブリティッシュハードロックでした。 
 しかし、彼らには常に不運が付いて回りました。中でも一番の要因は、リードヴォーカリストが固定しなかった事ではないかと思います。 
 バンドの中心人物である、ティノ(guitar)&クリス(bass)のトロイ兄弟は、なまじそこそこ歌えるもんだから、かえって始末が悪いのです(実際、デビュー作の「TIME TELLS NO LIES」と10年振りの復活作「PREDETOR IN DISGUISE」では二人が主にリード・ヴォーカルを務めている)。 
 ここに紹介する「A CRY FOR THE NEW WORLD」は復活第2作目、つまり3rdアルバムです。93年発売のこの作品は、彼らの原点に戻った感じがしてとても気に入っています。 
 とにかく日本人受けするサウンドです。ボンジョビはイケるがメタリカはちょっと厳しい、というロックファンは是非聴いてみて下さい。(余談ですが、PRAYING MANTIS=祈るカマキリではありません。プレイングマンティスという種類のカマキリの固有名詞です) (Sep.29/1998)
My Collections 
 
「TIME TELLS ....」
★は独断による採点(★5つが最高) 

1.TIME TELLS NO LIES (1981)★★★★★ 
2.PREDETOR IN DISGUISE (1991)★★★★ 
3.A CRY FOR THE NEW WORLD (1993)★★★★★ 
4.ONLY THE CHILDREN CRY(1993)★★★★ 
5.TO THE POWER OF TEN (1995)★★★★ 
6.FOREVER IN TIME (1998)★★★★★
7.DEMORABILIA (1999)★★★★
8.NOWHERE TO HIDE (2000)★★★★
9.THE JOURNEY GOES ON (2003)★★★★


BANGIN'/THE OUTFIELD
「私の独断による代表曲」
10曲目 SINCE YOU'VE BEEN GONE
 アイリッシュロックと言えば、U2を思い浮かべる人が多いと思います。U2と言えばボノのヴォーカルとエッジのギターが最大の魅力だと思います。 
 このアウトフィールドはアイリッシュではなく、英国のロックバンドですが、私はどうもアイルランド系の音をイメージしてしまいます。リーダーであるジョン・スピンクスのギターとトニー・ルイスのハイトーン・ヴォーカルを特徴としたギターロックバンドです。 
 私の主観で言えば、アウトフィールドはU2と近いモノがあると思います。サウンド的には、「U2の持つ独特の"陰"の部分を取り除いた感じ」という表現が良いかと思います。スローなナンバーもどこかドライなすがすがしさを感じるのです。 
 ただ、大多数の人たちが、アウトフィールドはアメリカっぽいサウンドだと言います。事実、彼らの活動の中心はアメリカであり、人気があったのもイギリス本国よりもアメリカででした。 
 92年の「ROCKEYE」を最後に解散してしまいましたが、とても残念でなりません。 
 85年にデビュー作の「PLAY DEEP」が、89年に「VOICES OF BABYLON」が全米で大ヒットしましたが、私自身はこの「BANGIN'」と「ROCKEYE」が特にお気に入りです。(Sep.29/1998) 
My Collections ★は独断による採点(★5つが最高) 

1.PLAY DEEP(1985)★★★★★ 
2.BANGIN'(1987)★★★★★ 
3.VOICES OF BABYLON(1989)★★★★★ 
4.DIAMOND DAYS(1990)★★★★ 
5.ROCKEYE(1992)★★★★★ 
6.BIG INNINGS(1996)★★★★★ 



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