640diary... Update:2017.09.07


ジュリエッタ - 電装系(7)-キーレス連動ドアミラー[人柱編]

2017年819日。

ドアミラーのキーレス連動キットの取付作業を実施しました。

ジュリエッタに限らず、ハザードランプのアンサーバックのみでは、日中の明るいところでは、特にウェルカムライトの点灯がない施錠時は確認しづらく、ロックと同時にミラーが畳まれると、非常にわかりやすいところから、嫁に熱望されたという部分があります。

勿論、自分も必要性を感じたという事が先に来ますけれど。


今回使用した取付キット(パーソナルCARパーツのTYPE-A)は、ジュリエッタに取付実績がないため、メーカーとしては「可能なサポートはしますが、万が一の場合は自己責任」という事を僕が了承した上での実施となりました。


Digest Version

このページは非常に長いので(笑)、初めにダイジェスト版を以下に書きました。

取付作業

結線箇所は


1.ミラー展開時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

2.ミラー格納時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

3.ドアロック時に一瞬+12Vを示す線

4.アンロック時に一瞬+12Vを示す線

5.+12V(バッテリー電源線)

6.ACC電源線

7.GND

ジュリエッタの場合、上記の1、2の線が、ミラーの左右の信号線が根元から独立していて、ドアアームレストと一体型のコントロールユニットから既に左右に分かれています。 つまり、本来キットからの配線に繋ぐべき分岐前の線が存在していない(と思われる)。

作業は上記の理由から、右側ミラーの開閉時の信号線が運転席のドアパネル内でしか取れない(と思われる)ため、ここでの取付限定となります。

実績がないので、当然専用ハーネスなどは存在しないため、ドアパネル内に引き込まれている数十本の線を一つずつテスターで確認していく作業からスタートしました。

これによって判明した線は

■ミラー右側:
1の線:黄-灰()
2の線:黄-緑()
■ミラー左側:
1の線:黄-水()
2の線:黄-赤()

■ドアロックアクチュエータ
3の線:白-黒(■)
4の線:橙-緑()

■バッ直、ACCGND
5の線:赤-白()(パワーウィンドウモーターへの線から確保)
6の線:赤-灰()(ミラー調整の線から確保)
7の線:黒(■)(パワーウィンドウモーターへの線から確保)

以上の線の内、当初はミラー左側の線以外をキットに繋いでみましたが、当然、左側のミラーが反応しませんでしたので、メーカーに相談。

その結果、スバル・レヴォーグが同様に左右独立らしく、この場合は上で言う左右の線をそれぞれ結線して良いとの助言を頂きました。

あくまでも素人の感覚ですが、正直、右と左に分かれている物を繋いでいいのか?という疑問がありましたが、メーカーさんが言うのだから....と実施しました。


実施結果


1.当初キーレスリモコンにて動作した

2.ドアアンロック時、一回で展開しない場合がある
2回〜3回押すと展開する。また格納状態でも解錠はされているので、そのまま乗り込んでACCONにすると展開する)

3.運転席側ドアの操作パネルのミラー開閉ボタンが反応しない

4.時々何事もなかったように開閉ボタンも動く時があった

5.インパネのドアロック・アンロックボタンでミラーの開閉が動作する場合があった

6.5の動作のクセを理解しようとオン/オフボタンを何度もしている内に、ミラーが反応しなくなった

7.キットの3Aヒューズが二度切れた(5Aも試したが切れた)

キットの+12V線に付属のヒューズは、即座に溶断するのではなく、動作確認の途中で切れる感じ。

キットの+12V線に過大な電流が流れたのは事実かと思われますが、パワーウィンドウに異常がないことから、分岐させたパワーウィンドウモーターの+12Vに問題はないと考えているのですが、結局、溶断した根本的な原因は分からないままです

また、ドアミラー開閉ボタンが動作せず、インパネのドアロック・アンロックボタンでミラーの開閉ができる現象が謎です。
なお、動作検証中に右ドアミラーの開閉用モーターが壊れ結果的にディーラーに入院する事態になったため、本キットでのこれ以上のトライは困難と判断しました。

結論

少なくとも現行バージョンのパーソナルCARパーツのキーレス連動ドアミラー格納装置TYPE-Aは、ジュリエッタに利用できないと思われます。
手動ボタンによる開閉が動作しないことが実用上、看過できない問題と考えます。



以下、写真入りで詳細な全プロセスを記します。

ドアパネルの取り外し

ビス留め箇所は次の箇所。

ドアパネル後部


下側、カーテシーランプ横。


ドアハンドルの奥のキャップを剥がすとトルクスねじが1本あります。
※訂正 誤:トルクスねじ 正:六角穴付ボルト=キャップボルト


ドアアームレストのサイドパネルを外します。


下側に3箇所隙間があり、内装剥がしを差し込めるようになっています。


プラスチック製で余り丈夫そうではないので慎重に。


パネルを外すと、トルクスねじが2本あります。
※訂正 誤:トルクスねじ 正:六角穴付ボルト=キャップボルト



※トルクスとプラスネジと六角穴付ボルトの使い分けの法則性がイマイチ分からないんですよね(^^;

ドアミラー裏のカバー。ここはクリップ2箇所だけです。



フロントツィーターのカバー。これもクリップだけなので内装剥がしで簡単に外せます。





合計8箇所のクリップ。


ここが一番めんどくさいかも....
半ば無理矢理外しました。(^^;


あとは、横と下側のクリップを外していき、上に持ち上げると、ドアパネル全体が外れます。



配線作業

配線は不織布テープで養生されているので、取り去りました。



テスターで片っ端からチェックしていきます。



ここで
1.ミラー展開時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

2.ミラー格納時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

を探していて、ジュリエッタは左右のミラーの信号線が根元から独立していて、分岐前の線が存在しないらしいことに気がつきました。

つまり、具体的には以下のようになっていました。

■ミラー右側:
1の線:黄-灰()
2の線:黄-緑()
■ミラー左側:
1の線:黄-水()
2の線:黄-赤()


また、上の写真のメインハーネスはドアロックアクチュエータに行っている線が無く...

つまり、
3.ドアロック時に一瞬+12Vを示す線
4.アンロック時に一瞬+12Vを示す線
が見つけられない。

そこで配線の引き込み部のラバーグロメットを外してみると、後方に分岐しているハーネスを発見。
確かに、ドアロックユニットは位置的に考えてもこの奥、サービスホールの内部だ....


しかし、ジュリエッタのサービスホールカバーは、国産車によく見られる、ドア裏に「あばた」のように開いた点検穴を覆っているビニールシートなどではなく、このように、ドア裏全体がリベット留めのアルミ製パネルになっていました。

ドアパネル内にもう一つインナーパネルがあるような感じ?
素人は触るな!...的な?(^^;
ちなみにスピーカーもリベット留めです。


覚悟を決めてドアハンドルに繋がっているワイヤーを外します。
ここは、この白いストッパーが外れにくかった。
上向きのロックの部分をこじって外しますが、これがわからなくて....


ツィーターへのコネクタと、ドアミラー及びパワーウィンドウのコントロールユニットに繋がっている黒色青色のコネクタを外し、無事ドアパネルが外れました。

スピーカー交換くらいならリベット3箇所なので、これを破壊して別のビスで付け直しても良いのですが、このアルミパネルを外す根性は僕にはありません┐(´-`)┌


ということで、外したグロメットの穴で作業するしかないと思ったわけです。

「覚悟を決めた」というのは「この穴で勝負するので、作業しやすいようにドアの内張りパネルを完全に外しちゃうぞ」という意味でした(笑)


テスターでチェックしたので、配線が穴だらけです(^^;
一応、束ねても接触しないように位置を前後にずらしながらテスター端子を充てているので、後々ここでショートするなんてことはないはずです(^^;
指二本がやっと入る穴なので、後からちゃんと養生できる自信がないです)

で、やっと見つけました。
3.ドアロック時に一瞬+12Vを示す線
4.アンロック時に一瞬+12Vを示す線


■ドアロックアクチュエータへの信号線
3の線:白-黒(■)
4の線:橙-緑()


エレクトロタップで分岐したドアロックの信号線を、グロメットに通して取り出しました。
3の線:白-黒(■)→→橙()
4の線:橙-緑()→→紫()


次はドアミラー開閉の信号線。
左右独立なのは分かりましたが、まずは右側だけで配線してみることに。
上手くいけば、左も動くかも知れないし....(なわけないか....)


1.ミラー展開時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

2.ミラー格納時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

■ミラー右側:
1の線:黄-灰()
2の線:黄-緑()

この線を切断。


切断した線にギボシ端子を付け、キットの各線と結線します。
黄-灰()コネクタ側→キットの青
黄-灰()ミラー側 →キットの茶
黄-緑()コネクタ側→キットの黄
黄-緑()ミラー側 →キットの緑





バッテリーのマイナス端子を外す。


※バッテリー再接続後にでるエラーは、ステアリングを右に一杯、左に一杯、もう一度右に一杯切ると解消されます。


バッ直、ACCGNDは次の線からエレクトロタップで確保します。

+12V:赤-白()(パワーウィンドウモーターへの線から確保)
GND:黒(■)(パワーウィンドウモーターへの線から確保)


ACC:赤-灰()(ミラー調整の線から確保)


キット本体に配線コネクタを差し込み配線完了。



動作検証

左側ドアミラーはやはり不動でした(^^;


1.ロック時は正常に動作(ただし、右側のみ。左側は不動)

2.ドアアンロック時、一回で展開しない場合がある
2回〜3回押すと展開する。また格納状態でも解錠はされているので、そのまま乗り込んでACCONにすると展開する)

3.運転席側ドアの操作パネルのミラー開閉ボタンが反応しない

4.運転席側ドアの操作パネルのミラー開閉ボタンに一度だけ左側が反応し格納した

5.その後左側のミラーが二度と開かなかったため動作検証を中止した


下の画像クリックで、動画を再生します。

(再生時間: 1分02秒)


ということで、残念ながら配線を元に戻します。


キットはドアパネル内に両面テープで固定しておきます。


外したキット側の配線は束ねておく。



825日夜。
ネット上で打開策を探していたところ、ミトのオーナーさんで別のメーカーのキットを2個並列で使用して、ちゃんと動作しているという記事を見掛け、自分も2個体制を試すべく追加購入しようとメーカーに相談。

するとスバル・レヴォーグがジュリエッタと同様、左右独立の制御であること、2系統を1系統に束ねてOK、という助言をいただいて、再度実施を試みました。


再度ドアパネルの取り外し

この作業は慣れてきました(笑)



ドアパネル、取り外し完了。



再度配線作業

左右のドアミラー信号線を結線する作業を実施。



1.ミラー展開時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

2.ミラー格納時に一瞬+12Vを示す線
(切断後、ミラー側とコネクタ側にキットからの別の線をそれぞれ結線)

■ミラー左側:
1の線:黄-水()
2の線:黄-赤()

先週の作業ではノータッチだったミラー左側の信号線を切断し、ギボシ端子を付けておきます。


左右を結線するためのギボシ端子を作ります。
メスからオスの二股、オスからメスの二股を各2個ずつ作っておきます
(繋ぎ間違いのリスクを減らすために、それぞれの信号線に繋いだギボシ端子のオス・メスを互い違いにしているためです)


右()+左()コネクタ側→青
右()+左()ミラー側 →茶
右()+左()コネクタ側→黄
右()+左()ミラー側 →緑

()(パワーウィンドウモーターから)
()(ミラー調整の線から確保)
(■)(パワーウィンドウモーターから)




再度動作検証


1.当初キーレスリモコンにて動作した

2.ドアアンロック時、一回で展開しない場合がある
2回〜3回押すと展開する。また格納状態でも解錠はされているので、そのまま乗り込んでACCONにすると展開する)

3.運転席側ドアの操作パネルのミラー開閉ボタンが反応しない

4.時々何事もなかったように開閉ボタンも動く時があった

5.インパネのドアロック・アンロックボタンでミラーの開閉が動作する場合があった

6.5の動作のクセを理解しようとオン/オフボタンを何度もしている内に、ミラーが反応しなくなった

7.キットの3Aヒューズが二度切れた(5Aも試したが切れた)


キットの+12Vに付属のヒューズは、即座に溶断するのではなく、動作確認の途中で切れる感じ。

キットの+12V線に過大な電流が流れたのは事実かと思われますが、パワーウィンドウに異常がないことから、分岐させたパワーウィンドウモーターの+12Vに問題はないと考えているのですが、結局、溶断した根本的な原因は分からないままです


結果

キットを取り外し、元に戻しましたが、ドアミラー開閉ボタンによるミラーの電動開閉が動作不能に陥っていました。

ヒューズ切れを疑い、ドアミラー開閉用モーターのヒューズ番号を調べましたが、取説に記載が無いためディーラーに問い合わせたところ、他の電装パーツと共用のヒューズであることが分かり、他の電装系に異常がないことから、ヒューズ切れが原因である可能性が無くなりました。

これ以上は自分の手に負えないため、ディーラーに入院(ToT)

結局、動作検証時にON/OFF操作を連続しておこなったために右側ドアミラーのモーターが壊れた、という見解に落ち着きました。

両方開かなくなるのは、片方に異常があった場合に保護回路が働いてもう片方も動作しなくなる仕様なのだそうです。


ディーラーさんはドアミラー開閉用のモーターの耐久性に問題があったために壊れたという見解のようです。

ただ、これは今回の右ドアミラーのそれがたまたまそうであっただけで、ジュリエッタのドアミラーモーターすべてに当てはまるものではないとのことです。

従って、僕が動作確認でおこなった連続的なON/OFF操作は、過失には当たらないという認識のようです。

確かに、5回や10回連続してスイッチを押したくらいで壊れていたら堪りません。
(ただ、イタリア車に限らず、輸入車はこういうパーツは結構耐久性が低いらしく、必要以上にやるとやはり壊れるんじゃないか、という心配はぬぐいきれません)


そんな経緯もあって、ディーラーさんも僕の施工した配線の問題ではなかったという認識のため、今回は新車保証(新車じゃないが2年落ちなので、あと1年分有効なのです)の範囲として対応してくれました。

非常に助かりました。(^o^)/
だって、嫁が毎日「幾らかかるのかなぁ?」と繰り返していたので、ここ数日の僕は泣きそうだったんです(笑)


といいつつ...「諦めていません!」(笑)



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キーレス連動ミラー(リベンジ編)


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