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2021年10月10日。 みんカラでお世話になっているおじゃぱ麺さんから、リアゲート自動オープンダンパーを譲って頂きました。 試作段階のパーツの余剰分があったとのことで、幸運にも手にすることが出来ました。 モーターを使って開閉を自動化する物ではなく、ダンパーとバネを組み合わせてオープンのみを自動化するものです。 下の動画は取り付けが完了し、動作確認中の様子。 download→http://117history.com/myc/diary/giulietta/image36/reargate03.mp4 実は僕も以前、リアゲートの自動化を模索したのですが、専用品など勿論ないし、ハイエース用のパワーテールゲートなんていう後付けキットもネット上で見たことがあるのですが、確か10万円位していたはず。 結局パーツのチョイスも見当が付かず、頓挫していました(ToT) おじゃぱ麺さんも複数のパーツを買い込んでテストを繰り返す、という地道な方法を採られていた様子で、費用も時間も掛かるのは明らかで、本当に頭が下がる思いです。 労せず完成品をポンっと送って頂いて、しかも「え?こんな値段で良いの?」というくらいの金額で譲って頂いたので、申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、素直に感謝し、有り難く使わせて頂くことにしました。 下の写真は送られてきたダンパー一式。 そのシンプルかつ確実な原理に目から鱗です! ジュリエッタのリアゲートは、キーレスリモコンにリアゲートのアンロックボタンがあり、これを押すとロックが解除され、リアゲートがちょっとだけ浮き上がる仕様です。 これを利用して、ワッシャでサンドイッチしたバネをダンパーに組み込んで、ゲートオープン時にやや強めに浮き上がるようにします。後はダンパーのロッドがゆっくりと伸びる力によって惰性で開けてしまおうという発想です。 とはいえ、口で言うほど簡単じゃ有りません。 バネレート、自由長、ダンパーの減衰力と全長及びストローク長、これらをイイ感じでバランスさせるための最適なパーツを探す必要があります。 バネは東京発条製作所製で、ブルーは軽荷重用のTLシリーズというヤツ。 外径は20mm。 自由長が35mmですので、TL 20×35mmという製品であることが分かります。 ダンパーは、モンローのML5307。 モンロー、なんか懐かしい....117クーペの足回りに使っていました。 全長は、ボールジョイントのコネクタ間長で485mm。 早速、取り付け作業に取りかかります。 純正のリアゲートダンパーを外します。 固定用のクリップをマイナスドライバーなどでこじって外します。 上下ともクリップを外したら、ボールジョイントのコネクタ部がスコンと外せます。 ただ、ダンパーを左右どちらかでも外すと、ゲートの自重に耐えられなくて落ちてくるので、リアゲートを押さえながらか、もしくはつっかえ棒代わりになるもので支持しながら作業します。(重たい物が急にドスンと落ちてくるので結構怖いです) 取り付ける時は、クリップを外さなくても差し込めます。 両側取り付ければ完了。作業時間は30分以内です。 外した純正ダンパー。 動作テストOK! download→http://117history.com/myc/diary/giulietta/image36/reargate04.mp4 が、しばらくすると途中で止まってしまうように。 download→http://117history.com/myc/diary/giulietta/image36/reargate02.mp4 トノカバーの重量が微妙に影響している可能性も考えて、吊り紐を外してみたりもしましたが、これが大きく影響している感じではありませんでした。 で、しばらくダンパーの動きを観察していると、あと10〜15mm位ロッドが延びた位置まで達すると、リアゲートが途中で止まらないで上まで上がることに気が付きました。 という事で、応急的に配線チューブをテープで巻いて固定してみました。 復活した! 10月10日夜。 応急処置は応急処置に過ぎなかったと実感。(^^; また途中までしか開かなくなっていたので確認してみると、配線チューブはペチャンコに潰れていました。 これはもうちゃんと調整するしかない。 右側のダンパーを外して、ロッド側のボールジョイントコネクタを外します。 ロッドの径はφ8mm。 高さ15mmの手持ちのゴム脚の内径を8mmまで拡げて、ロッドにねじ込みます。 これで、バネのレートが変わらないまま、擬似的に自由長が15mm延びた格好です。 取り付けました。 再びテスト。無事成功です。 明らかに開き方に勢いがありますが、若干閉める時は硬めです。 おじゃぱ麺さん曰く、リアゲートを閉じた際にバネが線間密着しないギリギリで作っているので、(15mmのスペーサー的なゴム脚を挟んでも問題ないのなら)ジュリエッタの年式等で若干の違いがある可能性も指摘されていました。 ただ、取り合いが全く同じなら、ゴム脚を追加したジュリー(仮)の右側のダンパー取付部は、実際は圧迫されて「パンパン状態」の可能性も無きにしも非ずですので、最悪パーツの破損の可能性も否定はできません。 まあ、そこは自己責任と承知の上です(笑) おじゃぱ麺さんからは、種類の違うバネの提供もご提案いただきましたが、取り敢えずこれで様子見してみます。 我が家は毎週末に1週間分の買い出しをする生活スタイルなので、嫁も僕も両手が塞がっていることが多く「リアゲートが自動で開いてくれたら良いな」は悲願でした(笑) また、そもそもダンパーもバネも消耗品ですから、いずれは開かなくなってくると思うので、交換を前提に考えておく必要はあります。 何はともあれ、これは満足度高いです。 おじゃぱ麺さんには感謝しかありません。
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