640diary... Update:2021.10.25


ジュリエッタ - リアゲート自動オープナー寒冷地仕様?

1. リアゲート自動オープナーの取付け 
2. リアゲート自動オープナーの改良 


20211024日。
1010日に取り付けたリアゲート自動オープナーですが、改良を施しました。

下の動画は取り付けが完了した改良版の動作確認中の様子。

download→http://117history.com/myc/diary/giulietta/image36/reargate05.mp4

前回挟み込んだ15mmのゴム脚ですが、ゲートが閉じた状態の時に圧迫されて10mm位まで縮んでいます。
しかも、ここまではち切れんばかりに圧縮されると、リアゲートは途中で止まってしまい上まで開かなくなります。


そこで、バネの交換を検討しました。

今回は、おじゃぱ麺さんが使用していた東京発条のものをMonotaROから調達。
ただ結局届くのに1週間掛かってしまったため作業が日曜日になってしまったので、じっくり試すことが出来なかったのが残念な所。

実は当初、ミスミから同等品を調達しようとしていたのですが、タイミングが悪いことにecサイトが丁度メンテナンス中 ┐(´-`)┌
しかも、後から覗いてみるとミスミはトーハツの製品も当日出荷でかつ、同社オリジナル品の方なら数十円/個安く調達できたことに気が付く.... (※ただしミスミは法人登録が必要なのでご注意を。なお、僕が初めて利用したのは角のみ用のアダプタ製作の時です)


調達したバネは次の5種類。
価格はもちろんサイズによって違いますが、だいたい300円/個前後くらいです。

で、おじゃぱ麺さんとも話していたのですが、開かなくなる原因はどうも気温が影響しているんじゃないのかなと。

リアゲートダンパーは「ガスダンパー」ですが、通常は封入されている窒素ガスが抜けにくいように、オイルも封入されているらしい。

窒素ガスは、空気に比べて温度変化による容積変化は生じにくいのですが、オイルの方は気温が低下すると粘度が高くなるので、動きが鈍くなる可能性はありますね。

大阪では寒くなってもワッシャを追加する程度で問題なく動作しているそうですが、こちら北海道は既に日中でも10℃に届かない日も出てきました。更に真冬では-10℃以下に下がる日もあります。

という事で、「リアゲート自動オープナー寒冷地仕様」を模索します(笑)

呼称 外径 内径 自由長 密着長 レート 備考
20×35 20 10.0 35 20 38.17 original
25×40 25 12.5 40 23 51.74 TL
27×45 27 13.5 45 26 54.51 TL
35×45 35 19.0 45 21 42.62 TF
35×50 35 19.0 50 24 38.36 TF
35×55 35 19.0 55 26 34.87 TF

オリジナルの20×35が密着長20mmで、ゴム脚が10mm以下まで圧縮されていたことから、密着長30mm以上は厳しいと判断しました。
使用するワッシャの厚さが厚くなった場合も考慮し、余裕をみて密着長26mmを限界値とし、バネレートがオリジナルの38.17と同等かそれ以上を目安にして物色しました。


まずは、自由長が一番長い35×55を試します。自由長が長いという事は、それだけダンパーのシリンダーを直接押す距離が長いので、より有利になると考えたからです。
かといって、径が小さくて密着長が26mmに収まるものは、バネレートが落ちるわけで、35mmを選んだ理由はここにあります。

MonotaROでは圧縮バネ用のワッシャに適当な物が見つけられず、家具や机の脚に使うアジャスターのベースを購入して流用しました。

ここが、現場用品全体で1,800万点のMonotaROと、金属加工品に特化して2,000万点以上のミスミとの違いなのか....

入手したアジャスターベースはM8用で、M8用の穴にはφ8mmのロッドは入らないので、8mmのドリルで穴を拡げます。
マシン油を2、3滴注油し、ボール盤で穴を拡げます。


ブチルゴムテープで接着。



ダンパーのロッドに挿入し、ボールジョイントコネクタを再装着。


完成。


取付け。


失敗!(ToT)
ワッシャが干渉します。目視では35mmも行けそうだったんで購入したのですが....
今回調達した内の3セットが35mmだったので、これらは全滅(^^;

ただ、片側だけでも十分に勢いがあったので、気を取り直して次行きます、次!(笑)


次の候補は27×45です。同様にアジャスターベースの穴を拡げます。


こちらもブチルゴムテープで接着。



完成。


装着。




動作テストOK
download→http://117history.com/myc/diary/giulietta/image36/reargate06.mp4

27mmなら干渉もしません。


カタログ上の密着長は26mmの製品。問題は無さそう。


これで、冬もちゃんと開くと思います。
ただ、結構勢いがあるのと同時に、閉める時もそれなりに力が必要。
内側の取っ手を持って勢いで閉める事ができません。手で下ろしてきて、止まった所で強めに押し込むと普通に閉まります。

それだけバネに力があるという事なので、逆にラッチの耐久性は大丈夫なのか?と心配になります。
実施日が日曜日だったので今回は試していませんが、ベストは一つ下の25×40mmな気がしてきました(笑)

このまま使ってみて、気になったら交換してみます。

1. リアゲート自動オープナーの取付け 
2. リアゲート自動オープナーの改良 


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