640diary... Update:2017.10.01


ジュリエッタ - フロントバンパーの補修

2017年930日。

正直、塗装は余り得意ではないです。
除雪機ジョセッフィーヌの全塗装時は、モチベーションがかなり高かったので楽しかったのですが....(^^;
クルマの塗装ほどの仕上がりを要求されないですしね(笑)

2週間ほど前に、嫁が縁石で左フロントバンパーを擦った。 ┐(´д`)┌


擦ったと言っても、実際は1〜2mm程度の深さで結構えぐれています。


作業しやすい高さまでジャッキアップします。


さて、今回もスプレーガンが大活躍だっ! ....とはなりません(爆)


今回はスプレー缶塗装です。


勉強が足りず、一度R2の補修で失敗していることもあって、今回は作業手順をちゃんと調べて実施します。

ABやホーマックはHOLTSがメイン、YHやジョイフルエーケーはSOFT99がメイン。
SOFT99HOLTS、激しいライバル関係ですね。

今回作業するに当たって、SOFT99の広報ブログが非常に参考になりました。

ということで、基本的に今回はSOFT99でコーディネイトしてみました(爆)


左からバンパープライマー、プラサフ、ボカシ剤、シリコンオフ、塗料、パーツクリーナー、それとチューブ入りの薄付けパテと耐水ペーパー類。
写真に写ってませんが、極細目のコンパウンドも使います。

購入時期がバラバラなので正確な金額は分かりませんが、合わせて5千円台くらいでしょうか。まあ、約半分が塗料に費やす結果となっていますが(^^;
因みに左端の蚊取り線香は含みません(爆)

手持ちの物以外は今回Amazonで購入。小売店で買うより安かったので。

塗料はSOFT99のオーダーショップでネット注文。
カラー番号296BIANCO GHIACCIO(アイスホワイト)。
2,160円+送料540円。ちょっと高めなのはしょうがないかな。



作業工程は以下の通り。(赤字部分のクリア塗装は今回省略)
(1)下地処理
 
・カッターでささくれを除去
#120〜150 水研ぎ(やや広めに足付け)
(2)パテ盛り
 
・脱脂
・バンパープライマー(下地部分、15分乾燥、距離25〜30cm
・パテ塗り(うす付けパテ、1時間ほど乾燥)
#240〜320 水研ぎ
#600 水研ぎ
(3)プラサフ
 
・脱脂
・バンパープライマー(15分乾燥)
・マスキング
・プラサフ(薄塗り3回、10分乾燥、距離15〜25cm
・マスキング撤去
#1000 水研ぎ(患部付近を残して削り取る)
(4)本塗装
 
・脱脂
・マスキング
・ボカシ剤(薄く)
・塗料(3回塗り、ボカシ剤が乾く前に)
(5)ムラ消し塗装
 
・ボカシ剤
・塗料(3回塗り、離し気味でスプレーしてムラを目立たなくする)
・ボカシ剤(ざらつきを消すため)
(6)クリア塗装(ソリッドの場合は不要?)
 
・クリア(3回塗り)
・マスキング撤去
(7)磨き
 
・極細目コンパウンド(ランダムオービットサンダー、手磨き)


と、書き留めておき、いざ作業開始。


(1)下地処理

カッターでささくれを除去します。


#120〜150の耐水ペーパーで足付け作業。


回転運動は厳禁。縦横斜めとストレート勝負です。


こんな感じでしょうかね。



(2)パテ盛り

まずは脱脂します。
僕は塗装前の段階ではパーツクリーナーでも良いと思っています。
クルマの塗装って、基本的に給油口からガソリンこぼしても大丈夫なレベルにはなっているので、同レベルで揮発性の高いパーツクリーナーをサッと吹いたくらいでは問題ないと思います。
塗ったばかりのペンキは溶かしちゃうので、後ろの工程ではシリコンオフを使っていますけどね。(笑)


続いて、バンパープライマー。
表面の粗度を増してパテの密着性を高める役目を果たします。
30cm程離して下地が出ている部分に軽くスプレーし、15分乾燥。


次に薄付けパテを塗り付けます。
傷の深さが2mm位まではこのパテで良いらしいです。


1時間ほど乾燥させます。


パテを乾燥させている内にマスキングをします。
プレスラインを利用して境界線にし、これに沿って貼ります。
材料は新聞紙でも何でも良いと思います。
僕はホーマックやダイソーの袋の底をパツンと切って拡げ、これを使ったりします。(^^;


乾いたら#240〜320の耐水ペーパーで凹凸を取り、#600で仕上げます。


えぐれた溝がパテで埋まって、患部が平坦な状態になったらOK



(3)プラサフ

脱脂後に再びバンパープライマーをスプレー。


15分ほど乾燥させたらプラサフを塗布。
SOFT99のブログに従って施工しますが、プライマーの後にプライマー&サーフェーサーを吹くのって二度手間な気がしてならないんですが....(^^;

密着性はバンパープライマーで発揮されているはずだし、隠蔽性を確保するなら塗料を重ね塗りすればいいのにって思ってしまう。

ただ、特注色の塗料はプラサフの3倍くらい高いので、単価の安いプラサフで下塗りして塗料代を節約する、という解釈で自分を納得させています。(笑)


プラサフ1回目。


めんどくさくなってドライヤー投入(^^;


プラサフ2回目。


あっ!やっちまった!乾いてないのに触っちまった(ToT)


#600で研ぎ直し、(3)の工程を再度実施。(^^;


プラサフ1回目(その2)


プラサフ2回目(その2)


プラサフ3回目。


#1000で水研ぎ。
患部周りを残してプラサフを取り除けばプラサフ工程は完了です。



(4)本塗装

シリコンオフで脱脂後にボカシ剤を薄くスプレーし、ボカシ剤が乾く前にすぐ1回目の塗装。


塗装2回目。


画像では殆ど変化が分かりませんが、塗装3回目。


本塗装完了。



(7)磨き

(6)のムラ消し塗装は省略して(7)の磨き作業に入ります。

使用するのはRYOBIのランダム・オービット・サンダー、RSE-1250
少し複雑な回転運動によって切削・研磨によるムラを抑制できる優れものです。
RYOBIの商品名は「サンダポリッシャ」なので、木工用のサンダーと共にポリッシャーとしても使える電動工具です。


極細目のコンパウンドを付けて患部に充てます。


イイ感じで艶が出てきました。


がっ!調子こいて磨きすぎた結果、下地のプラサフが出てきてしまいました。(^^;
写真では分かりにくいかも知れませんが、ジュリエッタのアイスホワイトよりも明るい白地が見えています。(ToT)



(6)ムラ消し塗装(予定変更)

省略するつもりが下地を出してしまったので、急遽(6)のムラ消し塗装を工程に追加(笑)

撤去したマスキングも再度設置。(^^;


ボカシ剤を広範囲に吹くため、マスキングも少し範囲を拡げます。


ボカシ剤を吹いた後、やや離し気味で散らしながら、塗料をスプレー。


再びボカシ剤。


3工程繰り返し、何とか復元。



(7)磨き(再度)

再度(7)の磨き工程を実施。
今度は周辺にランダム・オービット・サンダーを使い、患部は手磨き主体にして磨きすぎに注意しながらの作業。


段々面倒くさくなってきました(爆)
完全に鏡面にはなってませんが、また下地が出てきたら絶対戦意喪失しそう(^^;


下部だし、目立たない場所だし...このくらいで勘弁しておいてやろうww




スプレーガンと違ってミストの加減がほぼできないスプレー缶での作業なので、返って難しい。
スプレーガンとスプレーカン....濁点があるかないかだけの違いなのに....(^^;




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