|
2020年07月24日。 純正のセンターマフラーに対して、耐熱塗装を実施しました。 ジュリー(仮)は17年の8月、つまり納車後すぐにステンレス製のFOXマフラーへの交換を実施しています。 ただ、交換したのはリアマフラーのみで、センターマフラーはスチール製の純正を流用する方式のため、以前からこの部分の錆の進行を心配していました。 非積雪地にお住まいの方は、さほど気にしていないかも知れませんが、北海道をはじめとした積雪寒冷地では、特に高速道路で必ず撒かれる融雪剤がクルマの天敵のため、新車時からのアンダーコートは必須と言っても良いくらいで、ジュリー(仮)も納車前に6万円でボディのガラス系コーティング(ECHELON CS-1)をお願いしたのと同時に、4万円を投じて、下回りにノックスドールを塗布してもらっています。 ノックスドールは、いわゆる「シャシーブラック」ではなく、より塗膜が厚く、完全固化せず常に非乾燥状態で、ドロッとしていて見た目はタール....のような特徴を持つスウェーデン生まれの防錆剤です。(VOLVOは新車時に標準でノックスドールが塗布されているそうです) 追加・補修用に一缶買ってあります。 ただ、後の写真を見ていただくと分かりますが、今のところはまだ必要なさそうです。 3年経過し、その間冬の高速道路は何度も走行していますが、以下の通り目立ったサビはありません。 ただし、マフラー以外は(^^; なぜなら、ノックスドールは耐熱性の塗料ではないのでマフラーには塗布されていないからです。 裏を返すと、無対策なら3年でこれくらい錆びてしまう、という事ですね。 こちらはリアマフラー交換時、つまりほぼ納車直後のノックスドールの塗布状態。 上の写真では、表面にホコリや泥が吸収・付着しているため、触ってもノックスドールが手に付くようなことはありませんが、この当時はマフラー交換作業後、体中ノックスドールだらけになりました(笑) FOXマフラーに交換したリアマフラーと、純正センターマフラーのサブタイコ部分は という事で、センターマフラーの塗装を開始します。 まずは、ジャッキアップし、純正のセンターマフラーを取り外します。 先日、歯を磨いているとき、前屈みになった瞬間「グキッ」と腰をやってしまいました(^^; いわゆる「ぎっくり腰」っていうヤツですねww ぎっくり腰は2週間程で痛みが引いたのですが、そんなこともあって、長年嫌々使っていた?(笑)合板にキャスターを付けた自作のクリーパーは、腰に良くないと判断し、3,500円の既製品のプラスチック・クリーパーを購入しました。 まあ、笑ってやって下さい(笑) で、そのクリーパーで潜って目に入ってきたのは、できれば見なかったことにしてスルーしてしまいたい光景(+_+) アンダーカバーの左側の固定ボルトが外れてカバーが半分落ちてきている.... これは後で対処するとして、まずはセンターマフラーを外します。 まずはFOXマフラーに付属していた異径接合アダプタのメタルバンドを緩めます。 対辺17mmのボルト&ナットです。 フロント側のフランジ部のナット(M6)2個を外し、本体側のマフラーリングから吊り金具を外します。 センターマフラーが外れました。 ステンレス製のフランジとアルスター材のサブタイコは錆びていませんが、スチール製のパイプは高温で黒っぽくなってはいますが、間違いなく赤錆です。 ステー(吊り金具)は普通に錆びています。 足付けを兼ねて、ランダムオービットサンダーで表面を削って地金を出していきます。 番手は#60。かなり粗めですが、ツルピカに仕上げると塗料の定着が悪化するので。 細かい部分はマクロベルトサンダーを使い、ずぼらな僕はハンドワークによるペーパー掛けを避けます(笑) よし、こんなもんで勘弁してやるか(笑) パーツクリーナーで入念に脱脂した後、塗装を開始。 塗料はオキツモの耐熱塗料で、色はつや消しブラック。 耐熱温度は650℃。 耐熱温度で色々種類があって選択に悩みましたが、「耐熱温度が高くて艶消し」で絞り込んでいきました。 この商品は用途としてはクルマ、バイクももちろん含まれていますが、マフラー用というよりも、ストーブ用らしい。 塗装開始。 この塗料、結構乾燥は早めですね。裏表10分ずつで概ね乾きました。 塗料が乾いたので、車体に再装着します。 まずはフランジ部に挟み込んであったメタルガスケットに耐熱シール剤を塗布します。 両側に塗布。 ガスケットを戻します。 リア側の異径接合アダプタに塗装したセンターマフラーを挿し込みます。 フロント側のフランジ部のナットを締め、吊り金具を車体側のマフラーリングに差し込んだら、リア側のメタルバンドも締め付けます。 作業完了です。 あ、脱落していたアンダーカバーのボルトも締めました。 アンダーカバーには破損して穴が開いている個所もあったのですが、今回は目をつぶります。 気になっていた下回りの錆の増殖は、取り敢えず抑えられるはずです。 最低でも「マフラー腐って穴開いた」は避けられると思います(^^; ただ、今回はアンダーカバー内のフロントパイプを処置していないので、アンダーカバーの破損部を含め、またメンテナンスが必要と思われます。 基本的に下に潜るの苦手なんですけど....(ToT)
|