640diary... Update:2020.07.26


ジュリエッタ - センターマフラーの耐熱塗装

2020年0724日。
純正のセンターマフラーに対して、耐熱塗装を実施しました。

ジュリー(仮)は17年の8月、つまり納車後すぐにステンレス製のFOXマフラーへの交換を実施しています。
ただ、交換したのはリアマフラーのみで、センターマフラーはスチール製の純正を流用する方式のため、以前からこの部分の錆の進行を心配していました。



非積雪地にお住まいの方は、さほど気にしていないかも知れませんが、北海道をはじめとした積雪寒冷地では、特に高速道路で必ず撒かれる融雪剤がクルマの天敵のため、新車時からのアンダーコートは必須と言っても良いくらいで、ジュリー(仮)も納車前に6万円でボディのガラス系コーティング(ECHELON CS-1)をお願いしたのと同時に、4万円を投じて、下回りにノックスドールを塗布してもらっています。

ノックスドールは、いわゆる「シャシーブラック」ではなく、より塗膜が厚く、完全固化せず常に非乾燥状態で、ドロッとしていて見た目はタール....のような特徴を持つスウェーデン生まれの防錆剤です。(VOLVOは新車時に標準でノックスドールが塗布されているそうです)

追加・補修用に一缶買ってあります。
ただ、後の写真を見ていただくと分かりますが、今のところはまだ必要なさそうです。


3年経過し、その間冬の高速道路は何度も走行していますが、以下の通り目立ったサビはありません。

ただし、マフラー以外は(^^;

なぜなら、ノックスドールは耐熱性の塗料ではないのでマフラーには塗布されていないからです。
裏を返すと、無対策なら3年でこれくらい錆びてしまう、という事ですね。


こちらはリアマフラー交換時、つまりほぼ納車直後のノックスドールの塗布状態。
上の写真では、表面にホコリや泥が吸収・付着しているため、触ってもノックスドールが手に付くようなことはありませんが、この当時はマフラー交換作業後、体中ノックスドールだらけになりました(笑)



FOXマフラーに交換したリアマフラーと、純正センターマフラーのサブタイコ部分はステンレス製(訂正:溶融アルミメッキ鋼板=アルスター材というみたいです)で、サビはありませんが、サブタイコ以外の純正パイプ部分は赤く錆びています



という事で、センターマフラーの塗装を開始します。

まずは、ジャッキアップし、純正のセンターマフラーを取り外します。


先日、歯を磨いているとき、前屈みになった瞬間「グキッ」と腰をやってしまいました(^^;
いわゆる「ぎっくり腰」っていうヤツですねww

ぎっくり腰は2週間程で痛みが引いたのですが、そんなこともあって、長年嫌々使っていた?(笑)合板にキャスターを付けた自作のクリーパーは、腰に良くないと判断し、3,500円の既製品のプラスチック・クリーパーを購入しました。
まあ、笑ってやって下さい(笑)


で、そのクリーパーで潜って目に入ってきたのは、できれば見なかったことにしてスルーしてしまいたい光景(+_+)

アンダーカバーの左側の固定ボルトが外れてカバーが半分落ちてきている....


これは後で対処するとして、まずはセンターマフラーを外します

まずはFOXマフラーに付属していた異径接合アダプタのメタルバンドを緩めます。
対辺17mmのボルト&ナットです。


フロント側のフランジ部のナット(M6)2個を外し、本体側のマフラーリングから吊り金具を外します。


センターマフラーが外れました。


ステンレス製のフランジとアルスター材のサブタイコは錆びていませんが、スチール製のパイプは高温で黒っぽくなってはいますが、間違いなく赤錆です。
ステー(吊り金具)は普通に錆びています。


足付けを兼ねて、ランダムオービットサンダーで表面を削って地金を出していきます。
番手は#60。かなり粗めですが、ツルピカに仕上げると塗料の定着が悪化するので。



細かい部分はマクロベルトサンダーを使い、ずぼらな僕はハンドワークによるペーパー掛けを避けます(笑)


よし、こんなもんで勘弁してやるか(笑)


パーツクリーナーで入念に脱脂した後、塗装を開始。

塗料はオキツモの耐熱塗料で、色はつや消しブラック。
耐熱温度は650℃。

耐熱温度で色々種類があって選択に悩みましたが、「耐熱温度が高くて艶消し」で絞り込んでいきました。
この商品は用途としてはクルマ、バイクももちろん含まれていますが、マフラー用というよりも、ストーブ用らしい。


塗装開始。


この塗料、結構乾燥は早めですね。裏表10分ずつで概ね乾きました。


塗料が乾いたので、車体に再装着します。



まずはフランジ部に挟み込んであったメタルガスケットに耐熱シール剤を塗布します。


両側に塗布。


ガスケットを戻します。


リア側の異径接合アダプタに塗装したセンターマフラーを挿し込みます。


フロント側のフランジ部のナットを締め、吊り金具を車体側のマフラーリングに差し込んだら、リア側のメタルバンドも締め付けます。


作業完了です。



あ、脱落していたアンダーカバーのボルトも締めました。
アンダーカバーには破損して穴が開いている個所もあったのですが、今回は目をつぶります。


気になっていた下回りの錆の増殖は、取り敢えず抑えられるはずです。
最低でも「マフラー腐って穴開いた」は避けられると思います(^^;


ただ、今回はアンダーカバー内のフロントパイプを処置していないので、アンダーカバーの破損部を含め、またメンテナンスが必要と思われます。

基本的に下に潜るの苦手なんですけど....(ToT)

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