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2017年8月5日。 FOXマフラーの装着を実施しました。 車体は、納車前にディーラーさんにアンダーコートをお願いしていたので、施工後ノックスドールまみれになって嫁に怒られました(^^; (暑くて作業用のつなぎ着てられなかった....) 2本出し用のリアディフューザー(リアスポイラー)は必須なので、車体購入時に純正品(45,360円)を注文。 工賃と謎の接着剤込みで59,940円。 4本のフィンの入った現行型のディフューザーです。 2010年新規制対応品を基本として候補をピックアップしました....
実は初めに候補に挙げていたのは、日本のT社が発売しているマフラー。 アルファ乗りの方には名前が知られているらしく、割とすぐにネットで見つけられました。 デザイン、音とも自分の好みで一時は無理して買おうかとも思いましたが、やはり18万円という価格がネック。(あくまでも個人の主観です) 基本的にセンターパイプ(メインパイプ)との接合以外は溶接とフランジ接合で、日本製らしく細やかな作り方をしている点は嫌いではないのですが.... 他にもREGAZZON、ASSO、NOVITECや、SUPERSPRINT、REMUSなどもピックアップしました。 REMUSは、スチール製ながらセンターパイプ(サブタイコ無し)もセットで10万円前後と、割とお得感があるのですが、正直テールパイプの形状が自分の好みと合致しないので見送りました。(あくまでも個人の主観です) 海外製&ステンレス製という事もあってか、REMUS以外は結構良い値段してます。 そんな時に見つけたのがドイツFOX社製のマフラー。 なんと言っても魅力的なのは、ツインテールのオールステンレスで8万円を切るというその価格。 いや、幾らステンレスが高騰しているとはいえ、リアマフラーが8万円弱という価格が本来の適正価格で、他がべらぼうに高いだけなのでは?と思えてしまいます。 現車合わせのワンオフならいざ知らず.... 逆スラント形状にカットされたφ100mmのテールエンドは自分の好みです。 ただ、デザイン的には、2010年規制で強化された先端の飛び出し量の制限に対応したためなのか、端部がラウンド加工されています。 実は僕は、斜めにスパっと切り落としたような昔の竹槍っぽいシャープな形が好きなのですが....ここは妥協します(^^; (下のCGは自分でデザインしワンオフで製作して貰った、スバルR2のマフラー) それと、ちょっと気になったのが、6ピースの分割パーツをメタル製のバンドで締め付けて結合する方式であることと、取り付けには純正のセンターパイプの切断が必要であるという事。 前者は欧州では割と普通の方法らしいことと、冷静に考えてみると、リフトアップして下からのぞき込んで悦に浸るマニアでもない限り、決して見えることはない部分なので気にするのをやめました。(笑) 写真は到着時の状態。 国内に在庫があったようで、注文から3日で札幌の自宅に届きました。 箱を開封するとバラバラの状態のパーツが梱包材にくるまって収まっていました。 純正パイプの切断については ・FOXマフラー自体がeマーク付で車検対応なので、純正に戻す必要性がないこと ・切断は自分でもできそうなこと から、問題ないと判断しました。 切断作業については、輸入販売代理店のアルファにメールで問い合わせたところ、非常に親切で丁寧なアドバイスをもらい、自分で切断できる目途が立ったことが大きいです。 具体的には、最悪、時間は掛かるけど装着したまま手鋸(もちろん金鋸です)で切断可能とのことで、フランジ部分で車体から外してしまえば、パイプカッターやディスクグラインダーも使用できるとのことでした。 ということで、電動工具フェチの僕は、ディスクグラインダーを取り付けた簡易切断機や、ステンレス用のブレードを装着したジグソーでもいけそうだと考えました。 さて、各パーツを開封していきます。 サイレンサーは、車検対応なのでデカイです。 横から見ると分かりますが、内部はストレート構造です。 スポーツマフラーの証ですね。 ハンドポリッシュのテールパイプ。 テールパイプ差し込み部の内径がφ50mm、つまりここに挿さるリアパイプの外径がφ50mm。 テールエンドの外径はφ100mm。 φ50mmからいきなり100mmになっているので、正面から覗くとやや「取って付けた感」が.... これはコストを考えるとしょうがないのかな... ただ、恐らく排煙で内側が黒くなれば目立たなくなると思います。(笑) ある意味「小細工していない」って事でしょうかね。(^^; メインパイプは内径(=差し込み部外径)がφ60mm。 また、ドイツメーカーらしく合理的というか、テールパイプ、サイレンサーはピカピカ光ってますが、見えない部分、つまりテールパイプ以外のパイプはあまり見た目の質感を気にしていない感じです。 「磨いてコストアップさせるなら、見えない部分は磨かなくて良いだろ?」という割り切りでしょうか。 写真は外径φ50mmのリアパイプ(90度曲がりパイプ) これはこれでありがたいと思います。 何せ、欧州では名の通ったメーカーで、かつオールステンレスで8万円を切る2本出しのリアマフラーは、僕が調べた感じでは他にありませんでした。 サイレンサーに刻まれたeマーク。車検通ります。 仮組の様子。 一つ、純正側の径が違うアダプタ(写真手前)が同梱されていますが、これは、QVのセンターパイプの方が1.4MAよりも径が大きくて、それに合うサイズという事なのでしょうか.... 分かりませんが、使用しませんでした。 同梱の品質証明書にはAlfa Romeo Giulietta-940とだけ記載されているので、QV用も同じ物を提供しているのかも知れません(確証はありませんし、FOXのサイトにも2017年7月現在、QV用は存在していません) また、部品構成で気になったのは、左右のリアの曲がりパイプの固定がサイレンサーの根元でのメタルバンド固定のみであるという点です。(SUPERSPRINTも同じ方式みたいです) 軽く締め付けた程度では回転してテールパイプがストンと落ちてきます。 真円が楕円になるくらい強く締め付ければOKという事なのでしょうか? ここはちょっと不安。 余程テールパイプの付け根で針金で吊ろうかとも思いました。 取り敢えずこのまま様子見ですが、恐いのは走行中に落ちてテールパイプが破損することです。 (2017.10、二ヶ月経過し、今のところは緩んでテールパイプがお辞儀するような兆候は見られません。全然大丈夫そうです) ということで、作業開始です。 当然リフトなどは持ち合わせていないため、ジャッキアップでの作業になります。 今回、本当は納車翌日作業開始の予定でしたが、手持ちのローダウンタイプのフロアジャッキでは、潜って作業するための高さが確保できず、AmazonにてTorin (USA)の3tonフロアジャッキを1.5万円で購入。 このため、8月5日まで1週間延期となりました。(^^; 自分は下に潜るのが恐い輩のためクルマの下での作業を最短で終わらせたいので、切断は、迷わず純正マフラーを取り外しての作業方法を選択しました。 結果的にこの方が早く終わったと思います。正味2時間ほどの作業でした。 純正シングル出しマフラー。 ジャッキアップします。 これで上げると側面のジャッキポイントでも片側の両輪が一気に上がるので、タイヤ交換作業も、パンタジャッキ+電動インパクトレンチよりも、効率良いかも.... 最高位は465mmなので、潜って作業するには十分なスペースを確保できます。 最低位は100mm。何気にジュリエッタの場合、最低位も気にしないと、3tonジャッキの中には150mm近くあるものもあるので注意が必要でした。 今回はタイヤではなくマフラーです(^^; デュアルポンプ式なのでジャッキアップも楽で、でかくて重い分、安定感がハンパ無いです。(ただTorinは米国メーカーですが、このジャッキの製造は中国のようです) まず最初に、純正のシングル出しでは必要の無かった右側固定用ステーを車両本体フレームにボルトオン(ステーもマフラーリングも付属しています) また、固定用のボルトはあらかじめ車両に付いています。 これはQVの純正デュアルマフラーの右側のステー固定位置と同じ位置です。 サブタイコの手前にあるフランジのナットを外し、車体側のステーからマフラーの吊り金具を外します。 純正のメインサイレンサーの前後にも吊り金具があるので、これを外すとフランジから後ろのマフラー全体を外すことが出来ます。 外した純正マフラー。 リアマフラーは不要になります。 センターマフラー(メインパイプ)は後ろを切断して再び使用します。 FOXマフラーを並べて位置合わせをし、切断位置を決めます。 油性ペンで切断位置にマーキングします。 純正パイプの切断位置は純正パイプ(外径50φ)♂--♀アダプタ♂--♀新マフラー(内径60φ)となるアダプタが同梱されており、共にメタルバンドで締め付けて接合するようになっているため、純正パイプ側は若干長めに確保して切断してもアダプタ内に余分に挿し込まれるだけなので問題有りません。 写真のメインパイプの端部には既にアダプタを装着済です。 純正メインパイプの外径はφ50mm。 遠近法でアダプタが巨大になっちゃいましたが(笑)、純正差し込み側のアダプタの内径が50mmなので、切断した純正パイプがサクッと挿さる様になっています。 位置を決めたら、リアマフラーを取り外します。 純正マフラーも、マフラーバンドで連結する方式ですので、ナットを緩めれば簡単に外れます。 (リアマフラーを分離するのは、切断作業をやりやすくするためです) ディスクグラインダーを使用して、マーキングした位置で切断します。 車体に装着した状態で、手鋸で切るなんて、僕には耐えられません(笑) 切断完了。 アダプタの内部に隠れてしまうので、特に仕上げを綺麗にする必要はありませんが、一応ヤスリでバリ取り程度に整えました。 繋いでみます。 イイ感じだ(^^; 車体に取り付けます。 まずはFOXのリアマフラーから。 新しく追加した右側のステー。 左側のステー。 メインパイプ部のステー。 やっとぶら下がった(笑) 取付角度を調整したら、バンドを締めてメインパイプを固定。 リアマフラーの取付が完了。 次は後部切断済の純正のセンターマフラーを戻します。 メタルガスケットはそのまま利用します。 まだ100kmも走ってないクルマなもんでね(笑) 新しいリアマフラーのメインパイプに純正のセンターパイプを差し込みます。
取りあえず差し込んで、ナットを締め付けるのはまだです。 サブタイコ付近にある吊り金具をマフラーリングに通したら、フランジ部をナットで固定します。 最後にアダプタ部の純正センターパイプ側のメタルバンドのナットを締め付けます。 これで作業完了です。 一応、耐熱シール剤も用意していたのですが、今回は使用しませんでした。 かなりガッチリ締め付けるので、排気漏れの心配はないと思いますが、取りあえず様子見です。 テールパイプの飛び出し具合は分割式のメリットで多少の調整が利きます。 サウンドですが、アイドリング時は純正よりも明らかに低音が強調された「ロロロロ....」系の音です。 結構好きです。 音量自体は殆ど純正と変わりません。 最近はご近所迷惑も考えねばならないので、自分はこのくらいがいいです。 (スバルR2のワンオフマフラー、さすがに10年近く経って音量が気になってきましたww....) 回転を上げたときは、殆ど純正と同じだと思います。 元々サウンドジェネレーター標準装備のQVほど官能的なサウンドではない1.4MAですが、決して嫌いな音ではないので僕は十分に満足しています。
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