Update:May.31/2012



スライド丸のこのブレーキ修理

2012530日。
ヤフオクで13,000円で落札したC8FSHですが、商品説明にあったとおりブレーキが効いていません。

ブレーキが効かないのは危ないし、作業効率も落ちますのでやはり直すべきと思い、ネット上で色々調べてみると、識者の方々が色々な知識を伝授してくださっています。

まとめてみると

ブレーキは、丸のこのスイッチOFFの際にブレーキ機構用に設けたコイルに電流を逃がし、惰性で回っているモーターから力を奪うことで機能する仕組みになっている
ブレーキ不調の原因の多くはスイッチボックス内の接点にカーボンが付着することによる接触不良
原理的にON側よりもOFF側(ブレーキ側)の接点にカーボンが付着しやすい
解決方法はスイッチボックス内の接点の分解清掃
分解清掃でも直らなければスイッチボックスのアセンブリごと交換(1,000円程度)
効かないながらも最後にキュッと止まる様なケースでは、カーボンブラシの交換、まったく効く気配がない場合はスイッチボックスを疑う

つまり、「修理」というよりも正しくは「清掃」になりますね。(笑)

もちろん、他にも色々なケースはあるのでしょうが、自分の調べたところでは、だいたいがカーボンブラシの交換と上記の分解清掃のいずれかがビンゴらしいです。

自分のケースでは、まったく効いてない感じですので、スイッチの方を見てみることにしました。


ということで、スイッチボックスを見てみます。グリップの四隅にある4本のビスを外します。


ラーバーグリップが圧着されている黒いプラを外すと緑のプラが左右に分かれます。


スイッチボックスが現れました。


左右のツメで合体されているので割らないよう注意しながら外します。


外しました。
あれ?何処かで見たようなスイッチだなと思ったら、117クーペのパワーウィンドウスイッチと同様のシーソー式のスイッチでした。


案の定、片側のみカーボンがいっぱい付着しています。



ハウジング側も結構汚れています。


工業用アルコールで清掃します。


完璧を求めない僕としては、十分に綺麗になりました。(^^;



トリガー部分にある赤い部品(こいつがスライドしてオンオフを切り替えている)はスポッと抜けるので無くさないよう注意しましょう。


清掃が終わったので、元に戻します。


パッキンは両側に計二枚あるので注意しましょう。


完全に戻す前に電源を入れてチェックしてみました。
・・・・が、ブレーキ効いてないなぁ。
そこで、スイッチが原因かどうかを確認する意味で、シーソー型接点を左右ひっくり返して(オン側とオフ側を変えて)みました。
すると、今度はバッチリブレーキが効きました。
極性がある部品じゃあるまいし、何故だかは分かりませんが事実です。(^^;
(ここから想像)オフ側(ブレーキ側)はオン側に比べて導通性能に対してシビア、というかデリケートだと言う事なのでしょうかね。



これでグリップ部分のプラパーツを戻して完了。
と思ったのですが、中古品のため本機はラバーグリップが破けていました。


取り敢えず剥がしちゃって、後から別の素材のものに張り替えることにします。
剥がしたラバーは型紙代わりになるので捨てずに保管しておきます。
やっぱり本革なんか良いでしょうかね。


これで、ウッドデッキ構想のための大物ツールが揃いました。(^^;
ランプも点かないのですが12V,5Wと分かっているのでどうとでもなります。
クルマ用のLEDで合いそうな物を探してみます。




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