2020年1月23日。
築20年の我が家のキッチン(だけじゃないけど)、かなり老朽化が進んでいます。
予算不足から日本ハウス(当時は東日本ハウス)の営業さんのご厚意に甘えて、土場にあったIHヒーターを譲って頂いてイニシャルコストを抑えたりしていましたが、そのIHも火力調節ボタンの反応が徐々に鈍くなり、とうとう調節不能になってしまうなど、限界が来ていました。
そして嫁の強烈な希望もあり、キッチンのリフォームを決意しました。
パナソニックリビングのL-CLASSキッチンの「レリジ60」という天然木の框組扉を採用したグレードで、我が家としてはかなり無理をしています。
I型をL型に変更し、旧キッチンのソフトダウン収納はユニット部を流用、追加で電動昇降収納を驕って高所の収納に脚立の要らないスペースを増やしました。(老化による転倒事故を気にしなきゃならん歳になっちまいましたww...)
完成写真はこれです。
これは施工前の旧キッチン。
IHの他にも面材のフィルムの剥離や、落ちないコーキングのカビも目立ってきていました。
予算不足のため、対面のカウンターキャビネットは框扉の面材をDIYで製作することにしたため、MDFが使用されている旧キッチンの面材は、鏡板として再利用するため、施工開始前に自分たちで撤去しました。
ウォールユニットも1個流用してリメイクし、対面カウンター上に設置する計画です。
ここからは業者さんによる施工です。
今回の工事に登場する業者さんは以下の人たちです。
(平日の作業は僕が仕事でいない間に施工しているので、写真は大工さんに撮ってもらっています)
・リフォーム会社の担当: |
ウチがお金を払って契約を交わした工事を取り仕切る役目の会社の担当です |
・大工さん: |
旧キッチンの撤去からキッチンパネルなどの簡単な大工工事の担当です |
・設備屋(電気)さん: |
電気の配線を担当する業者ですが、大工工事と同時に入っていたはずですが自分は顔を合わせてないので素性は不明(笑) |
・メーカー指定の組立業者: |
システムキッチンの搬入から設置までを行う業者です |
・設備屋(水道)さん: |
水廻り関係の設置工事を行う業者です |
・クロス屋さん: |
補修が必要な壁や天井のクロス貼りの業者です |
で、まずは大工さんの作業。
シンクとカウンターの撤去。
電気工事関係の設備屋さんの作業。
我が家の場合、一見、一箇所にあったコンセント(照明スイッチの下の位置)ですが、電子レンジ用と炊飯器用で2系統に分け、これを2×2=4口タイプのコンセントに収める形で設けていました。
このため、専用の100V単独線が必要な食洗機のための電気工事は特に必要なく、ラインの延長、引き回し程度の簡単なもので済みました(自画自賛ww)
キッチンパネルの下地材として、針葉樹合板を貼っています。
1月24日。
換気扇用のダクトの配管延長。
キッチンパネルを貼っています。
廻り縁、再利用するって担当と打ち合わせしていたのに、取り外してそのまま廃棄したらしい....
ちょっと何やってんの?
20年前の廻り縁と同じ物なんて有るはずないのに!
換気扇のダクト。思いっきり潰れてるけど大丈夫?
写真は残ってないけど、ウォールユニットを取り付ける前に直したっていうので、一応信用することにしました。
何故こんな疑心暗鬼な書き方をするのか、については後述します(^^;
1.レンジフードの電源、2.キッチンカウンター上のキッチンパネル内に追加する増設コンセント、3.食洗機の電源、4.センサー水栓の電源、これらの配線はどうなっているのか、担当者さんに質問しました。
すると「この増設コンセントについては2系統に分かれていますが、他はどうなっているのか調べて連絡します」...みたいな回答でしたが....
(心の声)そもそも増設コンセントが2系統になっているなんてあり得ないでしょ!
だって、1系統は確実に食洗機用に確保が必要って打合わせで言ってたでしょ? ┐(´-`)┌
つまり、これまで2系統×2口に分けていたこのタイプのコンセントのパネルを流用するというだけで、今度はこれ4口全て(+レンジフード)で1系統、残り1系統は食洗機(+センサー水栓)に割り当てているという事です。(聞くより自分で調べた方が速かった...)
これは元々来ていた水と温水の配管。
電気配線取り回しのために開けた穴を閉じた跡。
ここは元々ウォールユニットがあった箇所なので、いずれにしてもクロスの追加が必要な所。
作業は最終日だったので掲載順番としては前後しますが、これはクロス屋さんによる作業部分。
補修用にキープしていた20年前のクロスを提供したのですが、全部に糊を塗って余った分は破棄しちまった挙げ句、この箇所の貼り方を90度間違った向きで貼っていて....
もう同じクロスはない(怒)
「どうせ自分たちで後から塗るつもりなので、色味の違いは全然気にしません」とは言ったが、まさか向きを間違って貼るなんて....プ...プロなの?ねぇ?
1月25日。
ウォールユニット、電動昇降収納の設置に取りかかっています。
メーカー指定業者さんの組立作業です。
フロアユニットとカウンターの設置。
ん?何かおかしいぞ?
左から、300mmウォールキャビネット、電動昇降収納、ソフトダウン収納になっていますが、この配置ではシンク部のセンサー水栓のセンサーが、電動昇降収納を下降させた際、これに干渉して誤動作するのです。
これは、パナソニックのショールームを内覧した際にアドバイスをもらっていて、自分で描いた図面でもこれを避けるべく300mmウォールキャビネットを右端側にレイアウトして電動昇降収納を左に300mmずらし、ちゃんと干渉を回避していたのですが....
これは組立業者さんのせいではなく、僕の図面と違う図面を出してきたメーカーと、これをチェックしなかったリフォーム会社の担当に過失があります。
声を荒げることは滅多にない僕ですが、さすがに強い口調で修正を命じました。
リフォーム会社の担当が「ギリギリ何とか行けそうでは?...」的な信じがたいことを言ったので「○○さん、何言ってんの?」みたいな....
自分の家でこういう状況になったら妥協するのか?(怒)
食洗機とスリムセンサー水栓の設置。
水道関係の設備屋さんの作業です。
設備屋さんはとてもまともでした。
でも、下の写真から食洗機が5cm下がっているのが分かると思います。
でもこれは設備屋さんのせいではありません。
カウンター高さ900mmを指定していたのに対し、850mm用のフロアストッカー(食洗機の下に入る引出し)が間違って届いていたためです。
勿論リフォーム会社の担当さんのチェック漏れです。
僕がメーカーから頂いた図面データを流用して作図した際も「専門家じゃないので、品番はすべてを把握しているわけじゃないから、矛盾や間違いがないかちゃんとチェックしてくださいね?」と言って渡していたんですが、ノーチェックでしょう、恐らく。
後から自分で描いた図面中の「部材一覧表」の記載を調べてみると、カウンター高さを指定する記号が品番中に含まれていたらしく、これがすべてのフロアストッカーで850mm用のままでした(間違って届いたユニットは食洗機下用のみ)
とはいえ僕がこれよりも前に渡した計画書では、形状寸法を高さ900mm用に変更したリストで渡しているので、これで僕のせいにされては堪りません(笑)
まあ、結局4週間後(受注生産の面材のため時間がかかる)にちゃんと交換してもらいましたので良しとしました。
当初から家電品系のものは自己調達してコストカットするつもりでいました。
(クリックで拡大画像)
最終的にスリムセンサー水栓、食洗機、IHヒーターは、通販で自己調達。
スリムセンサー水栓QS01FPSWTEAZ
深型食洗機NP-45MD8W
IHクッキングヒーターKZ-XP77W
レンジフードは直前まで市販のFY-90DED2にして15万円ほど浮かす予定でしたが、結局掃除する嫁の希望を最優先して、単品販売不可の「ほっとくリーンフード」になりました。
やはり10年間ファンの掃除が不要で、さらに年イチで掃除が必要なプレートも食洗機で丸洗いOKっていうのが大きい。
ただ、通販のような値引率にはならないばかりか、レリジ60の場合、天然木の前幕板だけで10万円近くするので、浮かす予定だった金額が余裕で消えてなくなりました(笑)
L型キッチンの弱点だった、コーナー部の非効率的な収納ですが、このワゴンタイプの引出しが思っていたよりも良好。
左右にブレて引き出しづらいのかなと思っていたんですが、そんなことなかった。
他の取っ手と合ってないピカピカの取っ手は、アンティークゴールドで塗装。
ただ、汚し塗装がちょっとクドくなってしまったので、後で修正するかも。
右側はDIYした対面カウンターキャビネット。
廻り縁は類似した物をチョイスしたそうですが、そもそもサイズが違います ┐(´-`)┌
実は巾木も接続部分のコーナーの処理に不満が....せっかくストックしていた同一部材を提供したのに ┐(´-`)┌
廻り縁の拡大部。境目が全然違っています。
これ以上どうこう言ってもしょうがないなと思ったので、OKしました。
そもそも厚さの違う廻り縁を代用品にチョイスしている時点で、僕の感覚とずれています。
結果、こういう事が起こっています。
そしてこの下地むき出し部について、特にフォローはありませんでした。笑うしかありませんww
巾木。最下段の部材以外は補修用にキープしていたものを提供しました。
色くらい合わせられなかったのかな....
あと、角の処理は後日自分で何か考えます。 ┐(´д`)┌
キッチンそのものには大いに満足しています。
最終形ではないですが、パナソニックリビングからショールーム内覧時に提案していただいたプランのCADデータをメールで送ってもらい、自分なりに咀嚼してリフォーム会社さんに提示した図面です。
というわけで、文句タラタラ気味に書きましたが、そもそも最初にケチがついたのは、リフォーム会社の担当さんが見積金額を間違えて提示していたこと。
自分たちは、3社から見積を頂いて、慎重に吟味しながら検討していたのですが、見積書はあくまでも施工して頂く業者さんを1社に絞り込むためのプロセスで、最終的な金額は、業者さんを選定させていただいた後、内容に多少の変更を加えて最終形となったもので出して頂ければ良いと考えていました。
それで、地理的な条件など、今後のことも考えて2番目に安い金額を提示した今回の業者さんに決めさせていただいたのですが....。
で、他の2社に丁重なお断りの連絡を入れた後に、ツラ〜っと「ユニットが1個抜けていたので、前の見積間違えてました」と訂正した見積を持ってきたわけです。
勿論、前の見積のまま施工すると言い張れば、その金額で施工する責を負わねばならないと思いますが、端っから自分たちは業者さんの選定目的のための比較対象でしかなかったこの見積通りに注文するつもりがなかったわけで...
結局、3社中一番高い見積になってしまったという笑えないオチとなってしまいました。
しかも、上述のように施工時にも様々な不手際が....
あくまでも作業をおこなった業者さんではなく、監督員としてのこのリフォーム会社の担当さんの仕切りや発注品のチェックがあまりにもいい加減で....
もうこのリフォーム会社さんにお願いすることはないです。
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