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2019年8月10日。 自宅のリビングとダイニングキッチンの床板をPVCフロアタイルでリフォームしました。 我が家の床、19年経過し、かなり汚れてきていました。 初めはまめにワックス掛けもしていたのですが、それも段々と億劫になってきて、またワンコのトイレの躾が落ち着くまでに床にしちゃった粗相の跡が、その部分だけワックスを融かしてあちこちにまぁるく残っています(笑) それで、床板の張り替え、塗り替え等、色々画策しましたが、結局落ち着いたのが「置くだけタイプのPVCフロアタイル案」 選んだ理由は ・床板を剥がしたり、ワックスを削り取ったりしなくて良い ・自分達でできる ・基本的にワックス掛けが不要 ・リアルかつ多彩なプリントバリエーション ・接着剤が不要 ・置くだけなので破損時に入れ替えが容易 ...という感じでしょうか。 調べたところ、一番ちゃんとしているのは東リのピタフィーで、裏地の滑り止め加工が秀逸。我が家では同じ加工を施したタイルカーペットを寝室・子供部屋等に敷いていたので候補の筆頭でしたが、如何せん先日塗り替えたウチの家具やダイニングセットに合うカラーがない.... ピタフィーの他にチャイナ製やコリア製を含めて複数のサンプルを取り寄せて検討していました。 そして、決定したのが以下。 ブルックリンスタイルの「グラジュアルオーク」というカラー(Made in China)。 色あせたシャビーシックな古木をイメージした木目パターンが複数の濃淡で構成されていて、塗り替えた我が家の家具の色によく合いそうだったので決めました。 滑り止め加工は、ピタフィーほどではないけど、まあ及第点。 厚さは4mmでピタフィーの2倍あるため、ドアの部分がギリギリかも。 唯一不満なところは、ピタフィーはトリミング(面取り)加工されているが、これは加工なし...つまりブツ切りという点。 施工面積は約20畳、製品サイズは152mm×914mm×4mmで、これを予備も含めて264枚購入しおよそ10万円でしたが、これに加えて送料が更に3万円掛かりました(^^; 「送料高っ!」って思うかも知れませんが、恐らく受け取って納得します。 何せ重いんです。 1ケース12枚入りで10kgくらい有ります。 単純計算でも全部で250kgくらいになります。 受け取り時、嫁が宅急便のお兄ぃちゃんに「運ぶの手伝うよ」って言ってみたものの、2ケースが1つに束ねられた物(つまりおよそ20kg)を持ってみて、あまりに重いので、笑いながらプロにそのままお任せしちゃったみたいです(笑) 全部じゃないです。これでも半分くらいです。 張り方はオリジナルの乱張りパターンを考えました。 簡単なのは「りゃんこ張り」と呼ばれるレンガのように隣り合う列のタイルを1/2ずつずらして張る方法。 そして同じ長さの板材(タイル)をランダムに配置する「乱張り」。 更に長さがバラバラな板材(タイル)を並べる「乱尺張り」が基本的なパターンようです。 そして、今回の乱張りパターンはCADで作図してレイアウトを決めました。 断面切りはカッターでもいいんですけど、スライド丸鋸が段違いに楽です。 まず、敷き始めの長さの異なるタイルを作っていきます。 製品の長さが900mm(正確には914mm)なので150mm、600mm、450mmを作ると、自動的に750mm、300mm、更にもう1枚の450mmもできあがります。 両端の端数幅が狭くなりすぎないように列方向の位置を決め、いよいよ敷設作業開始。 リビングの方から敷いていきます。 端部はバンドソーで縦挽きします。 今回も大活躍でした。 階段部分。 トイレのドア部分。 への字のアルミ製見切り材が引っかかってしまったため、蝶番を調整してドアを少し上に上げました。 リビングは敷設完了。 続いてダイニングの作業に移行。 そして、キッチンへ。 床下収納が結構めんどくさい.... 床下収納の中身を取り出す。 フレームを外す。 外した。 蓋板のフレームも外しました。 スチール製の補強材を外します。 蓋板は全厚が15mmで、床材を2枚繋いで裏からベニヤを充ててタッカーで留めた物でした。 表面にPVCフロアタイルを追加するので、厚みが4mm増えた分、裏側の縁を薄く削ることにしたのですが、ステープルは干渉しそうな物だけ除去しました。 ランダムオービットサンダーで表面を削って汚れを除去します。 トリマーテーブルで縁を薄く削りました。 19mmのストレートビットを使用。 10mmまで削りました。11mmでよかったのに削りすぎたかも... フロアタイルを両面テープで貼っていきます。 取っ手の位置を開口。 フレームを取り付ける。 取っ手を固定。 補強材を取り付ける。 蓋板完成。 床側の外枠フレーム。 クッション材の中空ゴムは新調。 木目はバッチリ合っています(^o^)/ が、上に乗って踏んでみると、どうも収まりが悪い。 補強材が床側のフレームに当たっている。 恐らく中棚の引っ掛け部分も干渉していそうだ。 蓋板の縁の削り幅をもう少し拡げることにしました。 削りました。 また、切削面が毛羽立って刺さるのでテープで養生しました。 11mmで良いところを10mmの厚さまで削ってしまったため、フレームに1mmの隙間ができてしまったので、厚紙を挟み込んで調整しました。 補強フレームは斜めに配置して床側の外枠フレームに干渉しないよう対処しました。 蓋板の強度的には大きな低下はないと思います。 蓋板の修正完了。 キッチン部分の敷設も完了。 南側の端部調整は結構難儀しました。 なんの影響か、壁際のラインが真っ直ぐ通ってないのです.... バンドソーで切りましたが、やはり「微妙に斜めってるラインを真っ直ぐ切断する」のって、難しいんですよね。 床下収納....結構時間掛かった.... ユーティリティとの隙間は上からモールを被せています(両面テープで固定) 写真は白飛びしてしまっていますが、一応明るい木目調のかまぼこ形モールです。 このソファー、我が家としてはかなり奮発しました。 革張りソファー専業メーカーのHTL(輸入販売:ワタリジャパン)製で、札幌ファニシングで40万円だったものを展示品価格で約半額で購入(分割払いですよ(笑)。 嫁は初め「赤が欲しい」と、家具の長谷川(スイートデコレーション)の10万円のソファー(一部合皮使用)と比較してましたが、ちょっと品物が違いすぎました(笑) ということで、フロアタイルの敷設が完了しました。 フレンチシャビーシックに塗装し直した家具やダイニングセットとのマッチングも大変良好です。 木目とシンクロしているわけではないですが、表面の凹凸もいい感触です。 っていうか「木目と凹凸が合ってない!」って文句言う人はいないでしょう(笑) トリミング(面取り)がないのが良いのか悪いのかは判断が難しいです。 面取りが無いとコンマ数ミリ段差ができた場合に痛いくらいの感触がありますが、4辺に面取りしてあった場合、これが解消されます。 ただ、自分たちでカットした部分は面取りが無いので、カットしていないタイル同士を並べた箇所に比べて、見た目に違和感を感じる可能性があります。 まあ、面取りのあるタイプを敷いたことが無いので程度は分かりませんけど(^^; 何だかんだで周りからの評判もよく、嫁も僕も気に入っています。 これを選んで正解だったと思っています。
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