640diary... Update:2019.05.13


ジュリエッタ - 電装系(12)-リア・カーテシーランプ-その2

2019年0506日。
ドア側の作業を開始。
以下は左側の施工写真を主に掲載しています。

Bピラーの内装パネルを外します。

上側のパネルは、下に緑色のクリップが2箇所あるので、これを外して下方にずらすと外れます。
剥がすとき1個割れてしまいました(^^;
(写真は外した後、上下がひっくり返っています)



上側パネルを外すと、2箇所のスクリベットがあるので、ビスを緩めて引き抜きます。



後席ステップ部のパネルを剥ぐと、Bピラー下端の固定ビスが現れるので、これを外します。


前席にも同様のビスが隠れているので、これを外します。


中間部に計4箇所のクリップがあるのでこれを外します。

1箇所、内装パネル側のクリップ部の樹脂マウントが千切れてしまいました...(T_T)
はい、強引に剥ぐとこんな目に遭います、という例を示しただけです(^^;


これでBピラー下側を外せますが、シートがすぐ横にある狭い部位なので完全には外さずに作業スペースが確保できれば良い、くらいで問題ないと思います。


ルームランプからCピラーに持ってきたケーブルをドアとルーフの際を通してBピラーまで持ってきます。


後席ドアに渡すにはこの穴を利用することにしました。


Bピラーの前席ドア側の際を通して配線を隠します。



グロメットに目打ちで穴を開け、ケーブルを通します。


目的地はすぐそこです(笑)


内径φ5mmの配線チューブで被覆します。


ドアパネルの横に開口します。ビット径は9mm



グロメットから出して配線チューブで被覆したケーブルを、開口した穴に差し込みます。


スピーカー下の開口部は、カッターやノミを使って切り離し除去します。


左側はドアパネルを外していたので、内側から切り取りましたが、右側はパネルを外さずに作業したので鏡などを使ってモニターしながら切り取りました。(まあ、最後は潜って作業したけどw)


引っ張ってきたケーブルをこの開口部から引っ張り出し、端部はギボシのメス加工しておきます。


2019年0506日夜。
そして、最後の難関。

分かり切っていたことですが、後席カーテシーランプは配線が来ているわけではないので、オス側のコネクタは存在していません。
(写真は同じユニットを使用しているラゲッジルームランプのコネクタ)



という事で、3Dプリンターで収まりの良いシェルを作ってこれをコネクタ代わりに使ってみることにしました。

まずはノギスでカーテシーランプ側コネクタの内空寸法を計測して、モデリングソフトtrueSpaceを使ってこれに収まるようなシェルの3Dモデルを作成します。


作成した3Dモデルはstl形式で保存し、curaで読み込んで印刷します。


我が家の3Dプリンタ Creality Ender-4
防音・断熱用の木製ケースは自作です。


印刷中....


印刷完了。小さいので30分くらいで出力できました。


フィラメントの材質は木質PLA


カーテシーランプ側コネクタは、2.5〜3.0mm位の間隔でφ0.3mm程度のピンが2本並んだ形状なので、ギボシのオス端子に0.5sqのコードの芯を端子からはみ出すくらい長めに出して、ここに差し込もうという作戦。


両方ともギボシのオス。


片方に絶縁テープを巻いて、2本とも3Dプリンタで印刷したシェルに挿入します。



カーテシーランプ側コネクタに差し込んで、不織布テープを巻いて固定します。
が....接触不良が発生して点灯せず。

やはりちょっとアバウト過ぎた....(笑)



2019年0511日。
気を取り直して作業再開。
前週の作業内容では、接点不良を避けられないという事を学習し、接点部には市販パーツを使うことを決意。

Amazonで注文していたパーツ「2PINコネクタ」(100セット745円)が届いていた。
2個しか使わないのに....(笑)


使うのはオス側(PINとしてはメス側)のこれらのパーツ。


ギボシ端子の片側を切り落とし、上記のコネクタを繋ぎます。ピッチは2.54mm
コネクタ部の凹凸はベルトディスクサンダーで削り落としてシンプルな直方体形状にします。


3Dモデルをこのコネクタが収まるようなサイズに修正して再出力。



出力した自家製シェルにコネクタを差し込みます。


PINをつぶさないように注意しながらランプのコネクタにシェルごと挿入します。


サイズは結構キツ目にしているので抜けないと思いますが、ロック機構はないので念のため不織布テープで固定します。

開口部から出していたケーブルに繋いでドアパネル部に収めれば完成。


無事点灯!


これでドア4枚全てにカーテシーランプが付きました。


間違えて1組多く買ってしまったパーツを無駄にしてはいけないという、強い意志の現れが根底にありました(爆)
1,700円の中華製パーツですけどね(笑)


実は札幌市内では99%嫁が運転するので、家族で移動の場合は助手席に娘、後席に僕とワンコ、というパターンがデフォルトのため、リア・ドアオープン時にこのカーテシーランプを目にする機会が最も多いのが僕なのです(笑)


ルームランプのマイナスコントロール線を利用しているため、どれか一つでもドアが開くとリアドアのカーテシーランプは両方とも点灯するけど、閉まっている時は隠れているから機能としては全く問題ないです。


思っていたよりも大変でしたが、その分、満足度も高いです(笑)

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