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■ 小径角のみ用アダプタの製作(依頼) さて、ドリルチャック用に引き続き、次は角のみ組の方。 こちらもCナビで注文しました。 ただ、内径6.8mmの9.5mm用と一緒に内径5.8mmの8.0mm用も注文しましたが、8.0mm用はキリ補助具(945109)がジャストフィットでしたので無駄になりました。 (補助具が日立工機、角のみはヤフオク、アダプタ製作依頼はミスミと、バラバラの調達先だったためタイミングが前後しています) このパーツについては、外径、内径ともある程度精巧なサイズでと考えたので、加工分類はカラー、材質はS45C(機械構造用炭素鋼)。 横穴は自分で開けることにし、外径12mm、長さ39mm、内径6.8mm or 5.8mmの単純な円筒型の素材を注文しました。 1個960円です。 下のCGイメージのように、ミスミから送られてきた円筒型のパーツ素材にφ11mmの横穴を開けます。 基本的に内径が異なる以外は、以下の図面と同じです。 5月24日、9.5mm角のみ用のアダプタのベースとなる素材がミスミから届きました。 外径は11.9mmで問題なし。 が、内径が6.5mm〜6.6mmで、φ6.8mmの錐の軸が入っていかない。 手持ちの7.0mmの鉄工ドリルで拡張しようかとも思ったのですが、ここは慎重に、Amazonで6.8mmの鉄工ドリルを購入。 注文から2日後に届く。 図面によれば公差は+0.2mmなので内径6.8mmよりも小さくなったらアウト。 高儀のデジタルノギスの器差は外側±0.3mm、内側±0.5mmとなっているので、さすがにミスミの方がちゃんとした寸法のものを納品してくれているのだろうと思う....いや思いたい。 6.8mmのドリルを挿してスコンと入ればミスミが正しい。 入らなければ加工精度が図面と同じレベルに達していないという事になる。 結果は.....スコンと入った(^^; つまり、高儀のデジタルノギスの精度の問題。 0.1mmの表示値には誤差が出ているという事なのだろうか.... 木工なら全然オッケーなレベルなんだけど.... 6.8mmドリルが入るっていうことは、入らなかった錐の軸はφ6.9〜7.0mmくらいという事なんだろう。 ならばと、結局は7.0mmのドリルで穴を拡げることに ┐(´д`)┌ 拡げた。 6.8mmの鉄工ドリル(約700円)が無駄になっちゃった? いや、M8のタップを切るときの推奨下穴径が6.8mmだから、いいのさっ!(笑) 7.0mmで開けたけど、デジタルノギスは6.8mmを指しています。 9.5mm角のみの錐の軸を通してみる。7.0mmで開けて正解だった。 次は11mmの横穴。 開けた。 CGイメージとほぼ同じにできてる..はず(笑) 次にキリを切断する。 錐を4mm程度頭から飛び出す感じで。 BS30Yに装着した際、アダプタ39mm+軸の飛び出しが3mm、合計42mm。 アダプタの下端とノミの把握部(シャンク上面)には4mmの余裕があるので、ノミの上面からの錐軸の突出長(必要長)は42+4=46mm。 この時、錐の下端は4mm程度(3〜5mm)飛び出させた状態。 9.5mm角のみの錐軸の切断長は34.0mm。(3本の9.5mm角のみの内、1本はノミの長さが長いタイプのため、これより15mm切断長は短くて良い....筈) ディスクグラインダーで錐軸の余分な長さを切断。 ベンチグラインダーで整える。 テストを開始。 まずはノミ補助具をセット。右横の4mm六角穴付止めネジ(ネジサイズはM8)で固定。 この固定ネジ、現行のBS30,BS30SAでは蝶ネジになっています。 確かに、ここが六角ネジである必然性はない気がします。 強く締める為という事だったんでしょうかね.... 9.5mm角のみ組をアダプタと一緒に錐把握部(回転部)へ挿入し、回転部の5mm止めネジ(ネジサイズはM10)を締める。 角のみの固定ネジ(5mm六角穴付止めネジ)も締める。 スイッチを入れて錐を回転させ、昇降レバーを下げて掘る。 キレイに開いた。 「小林式角のみ[標準タイプ]9.5mmサイズ(軸径6.8mm、シャンク径19.0mmのもの)は、BS30Yに装着可能なパーツを千円未満で調達できる。但し自分で錐の軸を適切な長さに切断し、かつ11mmの鉄工ドリルでアダプタに横穴を開けられる事が前提」
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