640diary... Update:2024.04.19


デミオ [Demio] DJ5AS - 購入

202423日。
2018年式 マツダ デミオ XDツーリング Lパッケージ (スノーフレイクホワイトパール)が納車になりました。
初年度登録201811月、走行3.1kmAWD6AT、ディーゼルターボ (105PS、25.5kgf・m)のハーフレザーシート仕様車です。

写真は夏タイヤ仕様(2024.4撮影)
MINERVA F205(205/45R17),WedsSport SA-20R(7.0J-17,中古)

こちらは冬タイヤ仕様(2024.2撮影)
BLIZZAK VRX(185/60R16,7年落ち中古),純正ホイール(5.5J-16)


外観デザイン的な好みは、ジュリエッタとのシルエットの近似性を見て頂くとバレちゃいますよね(笑)


DJデミオとジュリエッタを見比べて思ったのは、サイドビューが似ているという事は事実ですが、ホイールアーチとタイヤ外形のフィット感に対する思想の違い、って言うのでしょうか、デザインと実用性を天秤に掛けた場合、ジュリエッタの方がよりデザインと走行安定性やハンドリング重視、デミオの方が市街地取り回しや雪道走行などの実用性も重視しているであろう、という点を自分は感じています。

もちろん、AWDで雪道の走破性を考慮した余裕(最低地上高,タイヤハウス容積)が確保されているデミオの方が冬の北海道で走り回るには都合が良いのですが....

下の画像はネットで拾ってきたローダウンを実施したデミオの写真(恐らくCG)ですが、リア側はイイ感じなのですが、フロントタイヤ側のホイールアーチの不自然さは消すことができません。

因みに上の写真の我が家のジュリエッタは、サスペンションはノーマルです。1mmも下げていません。その代わり、はじめからチェーンNGですし、最低地上高は100mmなのでちょっとした段差でアンダーカバーを擦ります(^^;


マツダは1970年代から米フォードとの関係性を深めつつ、現在も北米市場に積極的に展開していますが、1990年に初めての海外研究開発拠点をドイツに設置し、欧州車を徹底的に研究するようになりました。
下のグラフを見れば分かりますが、どのメーカーも北米市場の販売台数が最大ですが、この中で唯一欧州市場における販売台数が2番目という比率を示しているのがマツダです。
(あくまでもメーカー毎の構成比です。1000万台に迫ろうかというトヨタと、150万台足らずのマツダでは絶対数は大きく違いますのでご注意下さい)

グラフの出典:東洋経済ONLINE

何だかんだ言いながらも、特に最近の魂動デザイン導入後のマツダ車は、欧州車、特に外観においてはイタリア車の影響を多分に感じさせると個人的には思っています。


15年選手のスバルR2 R(2003年式)は、4月の車検を待たずにこのまま引退させるつもりで代わりの車を探していました。(結局、主治医の知り合いの元に嫁いでいきました)


メイン車のジュリエッタFFなので、条件的には大雪や路面状況が悪い時の緊急出動などを考慮してAWDは絶対条件でした。


ポジション的にはR2と同様、普段は娘用として働くことになるでしょう....


それと、R2を格納していたカスケードガレージは、タイヤと除雪機のジョセッフィーヌ、冬は自転車なども格納しているため、大きな車は無理...という事ではじめから「Bセグのコンパクトカー以下のサイズ」も重要な条件としました。


ただ、軽自動車は割高な上に箱みたいなデザインばかりで我が家全員の好みから外れるので、候補から除外しました。
まあ、ラパンみたいな方向に振る案も出たのですが、ターボ車の設定が無いため、NAの軽自動車に懲りた我が家としては、この時点で軽自動車の芽は完全に無くなりました。


下の写真は、納車時のリアビュー。


マフラー交換バンパー塗装、リアアンダーガーニッシュ塗装&取付け後。



Lパッケージ(Leather Package)のインテリアは、シートにピュアホワイトのハーフレザーを採用しています。
本革を使用しているのは座面・背もたれ部分のサイドサポート部と背もたれの上半分で、残りは白い部分は合皮、座面と背もたれの黒い部分はクロスとなっています。



室内は全体的に白と黒で統一されており、ドアトリム部とアームレストにはピュアホワイトのビニールレザー(ステッチ入り)。


インパネやコンソールサイドのデコレーションパネルにもピュアホワイトの合皮(ステッチ入り)が使われています。


ドアトリムにビニールレザー、シートやデコレーションパネルに合皮と、素材の違うフェイクレザーを使い分けているのは、ビニールレザー(PVCレザー)が雨に当たりやすい部位に、合皮(ポリウレタンレザー)を質感重視の部位に採用しているからだと思われます。

■車種絞り込み■
ここ10年ほど、単身赴任で移動手段になっていたマンスリーレンタカーや社有車は、殆どがBセグのコンパクトハッチなので、(グレードは別にして)車種的にはこれらが候補に挙がりました。
個人的な趣向による感想と選定なので、興味の無い方はスルーして下さい。

FIT 13G (GK4) 
 ・100PSは十分といえば十分だけど、当時勤務地への道程で必ず通っていた中山峠の上りでは時々力不足を感じる。
 ・センタータンク方式による広い空間と積載性はクラス随一
 ・外観は好みじゃない
 ・インテリアは凡庸で、タッチパネルの空調が×

FIT HYBRID (GP6) 
 ・とても気持ちの良い加速。
 ・燃費も良いけどその他は1.3のガソリンと印象は同じ

タッチパネル式の空調スイッチは、手袋をはめていると反応が悪く寒冷地には不向きだと思う。(これはホンダも認識していたのか、FIT4では3連ダイヤル方式に変更されている)


NOTE e-Power X Four (SNE12) 
 ・100%電動なのでフィットハイブリッドよりもよりリニアな加速感
 ・発電専用のエンジンは結構唸りを上げる
 ・ステアリングの舵角が大きくてオッサン車感がハンパない....
 ・1ペダルドライブは面白い(ただインパネ内にインジケータがないのでブレーキランプ点灯のタイミングが分からない)
 ・ドーナツ型レイアウトの空調スイッチは使いにくい
 ・外観デザインは、特にテールランプ周りのかっこ悪さが....
 ・ドアミラー折りたたみがドアロックに連動しない

Vitz F (NSP135) 
 ・パワーはフィット13Gとほぼ同じ
 ・トヨタ車らしくグレードが低いとリアワイパーの間欠機能すら無いので印象が悪い
 ・オートライトすら無いのにオートハイビームがあるという意味不明さ...
 ・外観デザインは好みじゃない



YARIS X (MXPA15)  →24.02現在使用中 
 ・4WD1.5Lからなのでレンタカーも必然的に120PS1.5L
 ・なので1.3Lのフィットやヴィッツよりもパワーに余裕がある
 ・低グレードのヴィッツよりもかなりイイ感じ
 ・新しい分、安全装備が進化している(レーンキープアシストもステアリングの介入がある)
 ・低グレードなので、プロジェクター式ではあるけれどハロゲンヘッドランプ

CAMRY HYBRID X (AXVH70) 
 ・2.5L+ハイブリッドは文句なしにパワフル
 ・でかい...とにかくでかい...


DEMIO 13S (DJ3AS) 
 ・パワーはフィット1.3やヴィッツ1.3とほぼ同じ
 ・これまで乗ったレンタカーで一番運転が楽しい
 ・マニュアルモード付ATが楽しい
 ・SPORTSモードが楽しい
 ・ドライバーを包み込むようなレイアウトが良い
 ・丸形三連ダイヤル方式の空調スイッチが最高
 ・国産Bセグコンパクトカーの中で外観デザインが一番好き
 ・低グレードでも装備が割と充実
 ・国産車メーカーの中では故障が多いとの噂
 ・後席・ラゲッジルームは狭いと言われるが、フィット以外は似たようなもん

その他、乗ったことが無いクルマとして
SWIFT HYBRID (ZD53S) 
 ・MGRSで装備・仕様に大きな差
 ・結局のところ"マイルド"ハイブリッドである
 ・車重が軽いのは魅力
 ・インテリアは...地味(軽量化の弊害?)
 ・思ったよりも価格が高め
 ・1.2Lのガソリン仕様車は91PSでも車重が1tonそこそこのため出足は抜群に良い
 ・1.4LターボのスイスポにAWDの設定があれば大本命だったかも


ということで、カムリを除く上記のコンパクトカーのグレードが上の車種が候補になりましたが、

FIT3 (GK4)  → デザインが好みじゃない
FIT HYBRID (GP6) 
→ 全体に中古車価格が高い
NOTE e-Power (SNE12) 
→ 先代は外観デザインが好みじゃない、現行は価格的に手が出ない
Vitz (NSP135)  → デザインが好みじゃない
YARIS (MXPH)  →
2020年式以降となってしまうため、上位グレードは価格的に手が出ない
DEMIO (DJ5AS)  → デザイン好き、運転楽しい、装備充実
SWIFT HYBRID (ZD53S)  →
RSに絞ると中古車価格的に合わない

結果的に余り迷うこともなく(笑)、デミオに決まりました。

■グレード絞り込み■
捜索活動は15年前のR2の時と同様、goo-net主体で実施しました。

グレードはディーゼルターボのハーフレザー仕様「XDツーリング Lパッケージ」に早々に絞り込みました。
予算は諸経費とネット経由での購入も見越して陸送代等を考慮の上、本体120万程度。
(新車時の車両本体価格はデミオで最も高い228万円。今回探していた個体は次のメーカーオプション、CD/DVD/フルセグTVALHSBS&MRCC360°ビューモニター&フロントパーキングセンサーが組み込まれいる個体で、これらのオプションを含めた新車時の本体価格は約247万円)

実はFFならば割と価格も低めで数も豊富だったのですが、AWDを探すとなると一気に相場が上がりタマ数も減ってしまう。
しかも
2017年式以降で、走行距離は3km程度、かつ諸々の条件(後述)で絞り込んでいくと、出てくるのは全国で2〜3台という状況(笑)

そんな中で、たまたま全国チェーンの大手中古車販売店で、地元札幌市内の店舗から売り出されていた
1台。
条件は、娘が拘っていたボディーカラー
「青」以外はほぼクリア(笑)

「取りあえず実車を見に行こう」と実店舗へ。
買うつもりで行ったわけではなく、下回りのサビの状況と、運転席の降り口側の座面サイドサポートのくたびれ具合はどんな感じなのかを「後学のためにも」と確認しに行ったのですが、
下回りは北海道内ではなく埼玉捕獲の車輌と言うだけあって割と綺麗で、座面のくたびれ感も許容範囲、そしてなにより娘が「白でも良い」と折れたため、結局即決(笑)

街乗りがメインの用途となりそうなので、高速道路を使って長距離移動する人に向いていると思われるディーゼルターボ車はやや矛盾したチョイスですが、"乗ってみたい欲"の方が上回りました(笑)

ジュリエッタに乗り換えてから、すっかり過給器好きになってしまった自分としては、110馬力でトルク14.4kg・mNAのガソリンよりも、105馬力でトルク25.5kg・mのディーゼルターボに魅力を感じてしまったのでした(笑)


■標準装備&オプション■
自分のイメージでは、マツダ車は他社の同クラスよりも装備が充実していて、かつ他社のクルマよりも査定価格の下落が大きいため中古車販売価格も抑えめなので、リセールを気にしない自分達の様なユーザーにとっては、よりメリットを享受できると考えています。
(ただ、マイナートラブルは国産メーカーの中では多いイメージがありますw)

これを見越した上で、捜索対象のデミオに搭載している可能性が有るものとして次のような装備の有無を重点的にチェックしました。

○レザーシート(ハーフレザー)
Lパケを選んだ理由は、中古故の使用感のあるシートについて「どうせある程度の使用感やくたびれ感があるのなら、ファブリックよりレザーの方がマシ」という自分の主観によるものが大きいです。


○パドルシフト(ステアリングシフトスイッチ)
パドルシフトについては、MT車の設定がないXDツーリング以上のグレードに標準装備で、搭載を確認済みでした。パドルはもはや必須です。
そしてデミオはCVTじゃないのが更にポイント高い!

○オートライト
オートライトについては、2020年の義務化以前からデミオは全グレード標準装備でした。
さらにこの個体はオプションのALH(アダプティブLEDヘッドライト)を装備していました。
これは、ハイビーム位置にしておくと、ハイ・ロー自動切替に加えて、対向車に照射される部分のみ自動的に光量を落とすというハイテク機能を搭載したオプションですが、ロービームで走る市街地走行ではほぼ使いません(笑)
レンタカーで借りていたデミオ13SALHを搭載していて、郊外では威力を発揮していました。
ただ、自分はオートハイビーム自体、余り好きじゃないですね^^;

○レインセンサー
レインセンサーは、自分の知る限りBセグメントのコンパクトカークラスで搭載している国産車はマツダ車だけだと思います。これもデミオ全グレード標準装備です。
嫌いな人も居るみたいですが、ジュリエッタのレインセンサーは結構優れもので、我が家の場合ほぼAUTOのままです。(ジュリエッタはリアワイパーもフロントにシンクロ可能)
ただ、デミオのワイパーはフロントが全動作レバー式なので、AUTOの位置がとても分かりにくい。(ジュリエッタはミストのみレバー操作で、他はレバー端のダイヤルスイッチなのでAUTO他のポジションが目視できる)


goo-netに記載の装備/内外装情報は結構いい加減で「有りと書いてあるのに実は無かった」「無い筈なのに実はあった」ということが多いので、運転席右下にあるクラスタースイッチパネルと、ステアリングスイッチの画像情報は重要でした。

360°ビューモニター(アラウンドビューモニター)
○前後パーキングセンサー
元々、フロント側のパーキングセンサーは必要(リア側は全車標準装備)だと考えて調べていたところ、360°ビューモニターとのセットオプションだということが分かりました。
それで、クラスタースイッチに[VIEW]ボタンがあるかないかでオプションのフロントパーキングセンサーの有無を判断していました。


実際のところ、パーキングセンサーよりも360°ビューモニターがメッチャ便利なので、搭載車にして正解でした^^;


MRCC(マツダレーダークルーズコントロール=追従型クルコン)
SBS(中・高速域衝突被害軽減ブレーキ)
そして、15km/h以上の車速域で動作するミリ波レーダーを使用した衝突被害軽減ブレーキ、SBS(スマートブレーキサポート)の搭載は、セットオプションであるMRCCの有無で判断できるため、ステアリングスイッチのクルーズコントロールボタンの絵柄で判断しました。
ここが速度メーターの絵の場合は通常のクルーズコントロールで、クルマから電波が出ているような絵の場合がMRCC(追従クルコン)です。


SCBS(低速域衝突被害軽減ブレーキ)
ただ、調査不足で後から気が付いたのが、全グレード標準装備のSCBS(スマートシティブレーキサポート)は、2017年のマイナーチェンジで名称がアドバンストSCBSになり、対応速度域がこれまでの赤外線レーザーによる4km/h〜30km/hからフォワードセンシングカメラによる4km/h〜80km/hに拡張され、更に歩行者(10km/h〜80km/h)にも対応となりました。何気にこの差は大きい。
そうなると、高速道路以外ではほぼA-SCBSで対応できるため、無理にタマ数の少ないSBS搭載の個体を探さなくても良かった気もします(笑)



SCBS R(後退時低速域衝突被害軽減ブレーキ)
SCBS Rは、2km/h以上での後退時に障害物を検知した場合、警告、更に自動ブレーキ介入を実行して、衝突事故被害を軽減する機能です。

AT誤発進抑制制御[前進時][後退時]
全グレード標準装備です。
AT誤発進抑制制御は、停止状態(10km/h以下)から前進または後退しようとアクセルを踏んだ際に、車止めや障害物を検知すると、エンジン出力を奪ってアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故被害を軽減する装置です。ブレーキ介入が無いのがSCBSとの動作上の違いです。


ADD(アクティブドライビングディスプレイ)
ADD15Sツーリング、XDツーリング以上に標準装備。独コンチネンタル社製を採用。強く必要性を感じているわけではないですが、有れば有ったで便利かな(笑)


BSM(死角モニター)
全グレードに標準装備。ドアミラー内に埋め込まれています。

LDWS(車線逸脱警報システム)
これも全グレード標準装備です。デミオではまだステアリングの自動介入は無く、警告音で知らせる方式です。

×自動防眩ルームミラー
×メモリ付パワーシート
自動防眩ルームミラーとパワーシートは、MAZDA2になってから用意されているらしく、MAZDA2になってしまうと価格がグンと上がってしまうので、予算的に手が届きませんでした。

パワーシートはまだしも、自動防眩ルームミラーについてはCX-5等の中古品を入手して取り付けるつもりでいます。


○マツダコネクト
マツダコネクトについては、レンタカーの13Sの時から良い印象はありませんでした。


テレビ、ナビのキャンセラーは、簡単にDIYで解決できそうにないのと、この個体に搭載されているマツコネのバージョンが市販のキャンセラーで対応すると高く付くヤツらしく、取りあえず諦めました^^;


我が家の場合音楽メインなので、TVについてはほぼ使わないためあまり支障がないですが、ナビは助手席から操作したいとき困るなぁ...

○スピーカー
ただ、スピーカーが不満。一応、6スピーカーシステムなのですが、交換したい...
が、嫁から「メイン車じゃないのにそんなにお金掛ける必要ないんじゃないの?」とスピーカー交換の許可が下りなかった(ToT)
なので、37年前のスピーカーを修復して使おうと画策(^^;


○エアコン
フルオートエアコンは15Sツーリング、XDツーリング以上に標準装備。
3連ダイヤル方式の空調は、ジュリエッタと同様でとても使いやすい。でも、ジュリエッタほどではないかな。


特に送風方向の選択は、ジュリエッタについては自分には衝撃的だった。でフロントウィンドウ、で顔、で足もと、になっていてこの3方向を自由に組み合わせられる。
なので「窓の曇りを取りながら、ステアリングを握る手や顔も温める」といった選択や、「全方向同時」といった選び方も可能。まあ風力は分散してしまうけど(笑


■寒冷地仕様■
マツダ車に寒冷地仕様は存在しません。
ただし、積雪寒冷地での主力商品となるAWD車のみの標準装備があり、デミオの場合は次の通り。
・ヒーテッドドアミラー
・ヘッドランプウォッシャー
・大容量ウォッシャータンク
・リアフォグランプ


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