640diary... Update:2024.03.19


デミオ - ルームミラーを自動防眩ミラーに交換

1.ルームミラーを自動防眩ミラーに交換 
1-1.大チョンボ編 
1-2.配 線 編 
2.自動防眩ルームミラーのマウント改良 

このページにはショッキングな画像が含まれています(笑)
気の弱い人は閲覧を控えた方が良いかもしれません(笑)(笑)

1-1.大チョンボ編   
202432日。
ヤフオクにてCX-5の自動防眩ルームミラーを中古で入手。
落札価格は1,960円でしたが、送料を含めると3,600円位になってしまいました。
送料の安い地元でも出品されていたので、ちょっとした凡ミス(^^;

しかし、この後凡ミスで済まない大チョンボをやらかしてしまうとは、この時夢にも思っていませんでした(ToT)


入手したのは初代CX-5(KE2)から外されたもので、マツダ車以外にも多くで採用されている米Gentex社のGNTX-957という製品。


コネクタは12pinタイプ。


という事で作業開始。
まず、フォワードセンシングカメラやレインセンサーが収まっているカバーを外します。


早速やっちまいました。


内装剥がしでバキバキ外していったつもりが、バキバキと折ってました(ToT)
このカバー、左右にスライドして外すタイプだったんです!
まあ高価なパーツじゃないし、最悪両面テープでも行けるし...なんとかなるだろう...


がっ!

ミラー本体をスライドさせてマウントから外そうとして...なかなか外れなくて少し強めに揺すったら「ベリッ」
「ガッ....ガラスごと剥がれてしまった!」



やばい....かなりやばい....


貫通はしてないけど、かなりやばい....


ルームミラーのマウント部は、ズレないようにT15のトルクスネジで固定しているのは確認済みだったんです。でも、なんでこれをスルーしたのか....
自分でも自分が信じられない....後悔しか無い....(ToT)


すかさず主治医に連絡したところ「修復できるかどうかガラス屋さんに聞いてみるので、画像を送って」という事だったので、患部写真を何枚か送ったところ....「これは無理だそうです。ガラス交換しかないみたいです」という絶望的な回答。
中華製のガラスがあったとしても、センシングカメラ、レインセンサー、テレビアンテナ線、ドラレコ....復元する物が一杯あって、恐らく10万は超える....(泣)


でも、しばし考えた結果....ちょっとひらめいた。
で、次のような感じで修復を試みてみることにしました。

 ・えぐれたガラス部はレジンで埋める
 ・可能な限り大きなプレートを作り、これにマウント金具を固定する
 ・プレートごと強力両面テープまたは接着剤で直接ガラス面に接着

まず、マウント部の金具を外しました。


この金具がフロントガラスに直接接着されていました。


金具にくっついてきてしまった忌々しいガラスは、憎しみを込めてハンマーで粉砕してやりました!(笑)


残った部分もベルトディスクサンダーで残らずこすり取りました。


金具に穴を開ける。


ボール盤を使って4.5mmの穴を3箇所開けます。


3mmのアクリル板を44mm×90mmにカットします。
本当は3mmのアルミ板を使うつもりでしたが、記憶違いで手持ちがありませんでした。


アクリル板にも穴を開けます。


33日。
超低頭ボルトを使うので面取カッターでねじ頭の分、彫っておきます。


3つ目のボルト用に、ミラー側にナットを入れてホットボンドで固定しました。


が、気が付いた!
3つ目の位置にボルトを入れると、ミラーとプレートを固定してからじゃないとプレートをフロントガラスに貼り付けられないので、これは都合が悪い....


強力両面テープ+M4超低頭ボルト&ナット2組で固定することにしました。



次に、レジンの注入作業。
レジン液、ブラックライト(UVライト)、透明フィルムシート。


このレジン液は、ストックしてあった「ドロドロ系」のレジン液
どちらかというとクルマのガラスリペア用というよりは手芸・装飾品製作用。


硬化させるのに使うブラックライト。


エアダスターで残留している可能性のある細かい硝子片を吹き飛ばします。


レジン液を充填し、フィルムを充てて空気を抜いていく。


左が当初、右がレジン充填後。
気泡はあるけれど、かなり隙間を埋められていると思います。
上手く埋められなかった右側の亀裂が拡大しないかだけ心配です。
ショックで冷静さを欠いていた割にはちゃんとやってる。
後からこうやって写真を見返してみれば「正常時ならもっと上手くできていたはず」っていう後悔はあるけど....


ブラックライトを当て、硬化したらフィルムを剥がす。


フロントガラス用の両面テープ。
弾性接着剤を使おうかとも思ったのですが、これは最終手段として、まずは両面テープを使用することにしました。


プレートを十分に脱脂した後、両面テープを貼り、フロントガラス面に接着。



ミラーを装着してみる。


T15のトルクスねじを締めて固定。
まずまず、これで行けそうな予感(^^;



1-2.配 線 編   
次はミラー部分の配線。
配線にはこれを使う事にしました。家で眠っていたPCケース用の電源&HDDのアクセスインジケータ用のLED。これの差し込みコネクタを流用します。



今回使用した箇所のpinアサイン。色は上の写真のケーブルの色です。
PCケース用のコネクタの幅は、pin間隔は合っていそうですが、コネクタの外形寸法がちょっとだけ大きくて、2pinコネクタを横並びで3セット差し込むことができませんでした。なので、12番、56番を2pinタイプ、410番には1pinタイプを使用して差し込みました。(10番はどこでもOK...っていうか挿さなくてもOK


GNTX-957はミラー内部に映像を表示する機能が内蔵されているのですが、ウチのデミオでは使う予定は無いので、映像信号線は念のため確保しているだけです(^^;
実際使うのは124番だけです。


配線します。


これは、ジュリエッタのダミーダクト製作の際にTPUを使ったフレームのテストピースとして3Dプリンタで出力したものなのですが、コネクタを抜けにくくするために一緒に差し込んでおくのに丁度良かったので使いました(^^;



不織布テープで巻く。


ケーブルは適当な長さでカットして、端部はギボシのオスをかしめておく。
映像信号線等、使わないケーブルは先端を絶縁テープで巻いておきます。


UPS用のバッテリーに繋いで動作確認。


防眩なしの場合。


防眩有り。映像がキューンと締まって青っぽくなるのが確認できます。


39日。続いて、車内のワイヤリングです。
必要なものはACC、アース、リバース信号なので、全て助手席足下で確保できます。


ミラー側は、ギボシのメスをかしめておきます。


(ACC)、(GND)、(リバース信号)。長さは2m程度。


不織布テープで部分的に養生します。全部やると時間掛かるので(笑)


ミラー側を繋ぎます。


ダイソーのピックアップツールでフロントガラスの際からAピラーのトップまで引っ張ってきます。



内装の鋭角部で配線を傷つけないように注意しながらウェザーストリップの中を這わせていく。


助手席足下まで持ってきたら、内装剥がしでステップカバーを外す。


発煙筒を外してその奥のプラ製の手締めナットを緩めて外す。


内装剥がしでこじりながらサイドパネルを外す。


4つある内の、左下のコネクタの灰線がリバース信号線。


このコネクタを外し、灰線をエレクトロタップでかしめる。


このエレクトロタップにルームミラーから引っ張ってきた白線もかしめる。


コネクタを戻す。

がっ!....車幅灯のデイライト化で配線したヒューズボックスのF OUTLETから引いていたACC電源線が、ちぎれてしまった!(^^;


得意じゃないんですが、ハンダ付けし直しました。


二股のギボシ端子をかしめました。


これでデイライト化の電源(黄線)と、ルームミラーの電源(赤線)を確保します。


クワ型端子をミラーからの緑線にかしめます。


コネクタ横にあるボルトにアース端子を接続します。


スタートボタンを押すと、自動防眩ルームミラーの電源が入りました。


防眩機能も問題なし。


カバーを閉じます。


左右分割だと気がつかずに壊しちゃったフォワードセンシングカメラとレインセンサーのカバー。


とりあえず両面テープで対応(^^;


カバーを取り付け。


作業終了。


取り返しのつかない傷を残す結果となってしまいましたが、10万超えの出費はなんとか回避できた...筈...です....(^^;


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2.自動防眩ルームミラーのマウント改良 



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