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下の写真は足場設置時の写真。 ソーラーパネルの搬入。 取付金具(XSOLのカタログより)。 取付金具設置の様子。 太陽光パネル設置工事完了(実際はこの後位置を微調整して貰っている)。 右側にある梱包された物体は、パネル搬入のついでに上げていただいた、屋上上屋用のアルミドア。 ヒートポンプ式温水暖房機の室外機設置工事。 室内側熱交換ユニットの設置工事も完了。
さて、工事から1年と2ヶ月が経過しました。 通常は工事完了から2ヶ月で無償連系(発電した電気が自家消費可能な状態)、3ヶ月で連系(発電し自家消費した上でさらに余った電気を電力会社に売電可能な状態)開始とのことでした。 しかし、無償連系が開始となったのは6月の設置工事から5ヶ月以上経った11月22日。 更に、連系(売電)開始が8ヶ月以上経った翌年2月25日。 さすがにダメでしょ ┐(´-`)┌ その他にも数々の不手際や遅延があり、これらを時系列順にまとめると以下の通り。
「社内に退職者が出て引き継ぎが混乱していた」云々言っていたが、工事から3ヶ月、そんな説明はこちらから連絡するまで何一つ聞かされていなかったんだけど....。 施工会社からの回答がこんな調子だったもんで、ほくでん側にも事情を聞いたのですが、「この申請書類では通りませんよ、修正して再提出して下さい」と何度か催促していたにもかかわらず放置されていたようです。 ほくでんの担当者さんは電話した際も我が家の案件をご存じだったようで、恐らく(悪い意味で)話題にのぼっていたのだと容易に想像できました。 曰く「4ヶ月経っても無償連系まで至ってないなんて通常あり得ない」との事でした。 下の写真は、工事から5ヶ月経った11月22日、ようやく無償連系が開始された日のモニター表示。 季節はもう冬、真夏のような発電を期待できるはずもなく....。
年も変わった2022年7月現在の購入料金(売電料金)の明細。 21年8月くらいから発電が開始されていれば、結構な自家消費を見込めたに違いない.... 21年9月くらいから売電も可能になっていれば、更に節約できていたでしょう....
つまり、毎月2,750円の割引適用対象のヒートポンプ式温水暖房機に交換後も、割引が利かない変更前の電力プランのまま、ひと冬過ごしたわけです(怒)
再三の問い合わせに対し、年明け前の12月17日にeタイム3プラスに切り替わるとの回答を得ましたが、実際は更に2ヶ月以上ドリーム8のままで、こちらから問い合わせするまで、これまた放置状態であった。 約束不履行が平然と行われることに慣れてしまっている自分がいました。 すでに深夜電力切り替わり時間が、ドリーム8の午前0時からeタイム3プラスの22時に変わっていると思っていた我が家は、消費電力の大きい食洗機の開始時間も22時を目途にセットするように変更していたため、この2ヶ月電力プランが切り替わっていなかったことを知った時、嫁の怒りが爆発していました(^^; また、施工会社の預かりとなっていた取扱説明書と施工説明書(紙媒体)についても、再三要望していたにもかかわらず、郵送で返却されたのが2月20日で、こちらも結局8ヶ月かかりました。
これについてはその後(2021.11.22)、分電盤からの水平距離が遠いので、僕がお願いするのを遠慮していた、本来の希望位置に追加(延長)してもらうことで決着しました。 平日地方勤務の自分はその場で確認できなかったことも原因の一つだとは思いますが... とにかく事務方と技術部門、施工部門との連携がまったく取れていないと感じました。
ところが、施工会社Fは全く把握していないという...。 DMをスキャンして施工会社の担当者宛にメールで送った後、改めてこちらから問い合わせしたところ、「申込期間は2021年7月1日〜2022年2月28日ですが、対象となる工事完了日は2021年7月1日〜2022年5月31日なので、工事完了日が6月12日の今回の工事の場合、キャンペーン対象外になる」という聞きたくもない在り来たりな回答。
が、実際にヒートポンプ式温水暖房機は、設置工事を実施した6月12日の時点で稼働する状況にいたっておらず、納得できないのでほくでんに連絡し、その旨説明すると、即答で「開通していない以上、エコ替えキャンペーンの対象になります」との回答。 このことを施工会社に告げると「公的補助金でないため、こちらでは対応できかねます」とのこと。 「いやいや、それなら『キャンペーン対象外』とか言う前に先にそう言ってよ〜」 ...って感じ(苦笑) 結局自分で対応し、後日ほくでんより5万円が振り込まれました。 (販売店印を押した製品保証書が必要) 別にF社に対応してくれとかそういう意味じゃなかったのですが、 「国や地方自治体の補助金じゃないと情報すら入ってこないの?」 「太陽光パネル扱っている会社なのに電力会社との関係性ってそんなに希薄なわけ?」 一体どの分野の専門家なのさ?...って話 ┐(´-`)┌
入れ替えについては、契約時にヒートポンプ式温水暖房機の工事の際、同時に実施してくれる旨確認済でした。 経過・結果報告がないため、どこまで終わっているのか、こちらから問い合わせるまで分からない状況でした。 10月19日に暖房一式を稼働可能にする工事が完了したはずでしたが、循環液のエア抜きが不十分(というよりも液の充填自体が足りてない)でパネルがちゃんと暖まらず、結果的に、11月22日に循環液の補充を実施してもらい、ようやく本来の暖かさを得るに至りました。 11月末って、北海道ではバリバリ暖房使っている時期だってば! っていうか、恐らく補充しただけで6月の設置工事時に循環液入替なんてしていません。 これも営業から技術の方に正しい情報が伝達されていなかったのだと思われます。 「もう良いわ」って感じ(苦笑) 言わなきゃやってくれないため殆どがこちらからのアクションになってしまうので、まるでクレーマーにでもなっているかのようで、気持ちの良いものじゃありません。
2023年4月、ようやくデータが揃ったので、このデータを元に再検証してみました。 (必要ないと思いますが、一応旧ページはこちら) 下のグラフと表は、2020年度、2021年度、2022年度の電気料金と使用電力量の月ごとのデータをまとめて集計したものです。 2022年度分では売電による戻りも考慮しています。
表1 電気料金(円)
年間の電気料金としては、2020年比で79%まで圧縮しています。 太陽光発電による自家消費は予想よりは少なかったのですが、燃料費調整額の高騰によって一気に電気代が上がった23年1月でも7.2万円で、なんとか現状維持としています。 下のグラフが燃料費調整額の推移を示したものですが、2021年12月まではマイナス、つまり割引相当だったものが、2022年1月以降プラスに転じ、つまり加算扱いとなり、2022年11月の上限撤廃で一気に高騰しているのが分かります。 注: グラフは燃料費調整単価ではなく、単価に使用量を乗じた我が家への請求額の推移です。 燃料費調整額を考慮しない電気料金で比べてみると、 2021年1月:72,055+13,021=85,076円 2023年1月:71,959- 20,811=51,148円 となります。 ただし23年2月以降、政府が7円/kWh補助しているため、キチ○イみたいな状況はやや落ち着きました(それでも高いですが) 23年2月〜3月の赤いエリアは、政府の補助がなかった場合の燃料費調整額を反映させたものです。 表2 燃料費調整額の推移(2020.3〜2022.4) そして以下は、使用電力量のデータをまとめたものです。 表3 使用電力量(kWh)
2020年比で62%と、大幅な節約を達成しています。 ただ、電気料金がこの割合に追随していないのは、電力プランが異なるためです。 2020年に暖房で使っていた電気ボイラーは消費電力がアホみたいに大きいのですが、融雪用電力プランのホットタイム22ロングが、これを補うべく22時間/日で16円/kWhと、デイタイムも深夜電力並みに単価が抑えられていたのがその理由です。 それでも、ここ数年で全体に値上がっている傾向の中、年間40万円の電気代を31.6万円まで圧縮できたのは大きな成果と言えるでしょう。 ただ、イニシャルコストの回収が絡むと、もう少しシビアな話になってきます。 以下は実数値を反映して再検証した修正版です。 年間の発電量が、当初予測の76%程しか得られなかったため、12年でのイニシャルコストの回収は困難な状況になりました。 シビアに見たつもりだったのですが、予想を下まわりました(ToT) 表4 発電量と売電量
ヒートポンプ式温水暖房機の方は、純粋な暖房分の電気料金を抽出することは困難なため、当初の予想値を使用します。 結果的に13年でイニシャルコストは回収できる計算となりました。 まあ、冷静に考えても損する状況ではないし、色々と楽しめるので自分的には導入して正解だったと思っています(笑) なお、今冬は暖房の運転方法を変更しました。 これまでは、セントラルヒーティングの使い方としてはセオリー通りである「24時間付けっ放し」としていましたが、これは1日22時間単価が一定なホットタイム22ロングのようなプランに向いた使い方。 (こまめに切るなら付けっぱなしの方が電気が食わない) 一方のeタイム3プラスは、朝晩・昼・夜間と明確に単価が分けられている電力プランのため、真冬の晴れた日は南側の窓から日光を取り入れ、最も単価の高い昼間の13時〜18時は暖房を切る、初冬や春先はこれに加えて8時〜13時、18時〜22時の朝晩も適宜状況に応じて切る(≒なるべく深夜電力時間帯だけ暖房を入れる)、といった使い方をしています。 上のグラフは、8時に暖房を切って19時に暖房を入れている様子を示しています。 (夕方17時台に少し消費が増えているのは、夕飯の支度でIHを使ったからです) さらに、暖房付けるほどでは...という時はエアコン暖房で1時間ほど温めるという方法も採っています。(ただし我が家のエアコンは寒冷地対応エアコンではありませんので真冬は無理です) また、我が家では元々設置していた寝室のエアコンに加えて、LDK(2020年)、子供部屋(2021年)、ガレージ(2021年,スポットエアコン)と、立て続けにエアコンを追加したため、夏場の電力使用量は明らかに増加傾向にありますが、太陽光による自家消費がある程度助けになっていると考えられます。 (家飼いのワンコが居ることもエアコン率高めの要因の一つですw)
我が家で導入した機種はパナソニックのWH-FD09A2で、定格加熱能力9kW、定格消費電力2.19kWの機種。その1で比較検討していた三菱 エコヌクールレオやコロナ エコ暖システム11.6よりも暖房能力(加熱能力)はやや抑えめの機種です。 その分消費電力が低いので、暖房能力を計算した上で「最大加熱時でも寒い」という状況に陥らなければ、ベストチョイスといえる、という判断で決めています。 このWH-FD09A2、温度設定が室温や湯温をダイレクトに指定するタイプではなく、熱交換ユニットの湯温を-5℃〜+5℃の増減範囲で指定するという設定方法になっていて、ちょっと戸惑いました。 つまり、デフォルトの0℃の場合、湯温は45℃〜55℃の範囲で外気温に応じて自動的に調整されるということのようです。 -5℃に設定を変更すれば、40℃〜50℃の範囲、+5℃に設定すれば50℃〜55℃の範囲で自動的に最適な湯温を選ぶ、という感じです。 この熱交換ユニットの温水(=冷媒)の熱をパネルヒーターの循環液に移し、宅内のパネルヒーターを循環させる事で暖房として機能するわけです。 センサー等で室温を測って決めるわけではなく、あくまでも外気温で湯温を何℃まで上げ下げするかを自動的に判断するみたいです。 下の写真は、実際の稼働状態の様子。 外気温2℃で湯温45℃、外気温-6℃で湯温50℃となっています。 もちろん湯温はちょくちょく変わります。稼働していない夏場なんかは普通に26℃とか、水のような温度になっています。 今冬も-10℃以下に下がる日もありましたが、寒いと感じることはありませんでした。 基本的に45℃〜55℃の湯温で機械側で自由に泳がせるデフォルト設定(±0℃)で問題無さそうです。 細かい温度調節はこれまでと同様、各部屋のパネルヒーターのダイヤルで個別に調整する事になると思います。 ただ、その1の暖房能力の計算の項でも述べていますが、日中でも-15℃を下まわるような寒波がやってきた場合、ヒートポンプの原理からいっても、20℃以上の室温をキープできるような暖房能力の確保が困難になってくる可能性があります。
太陽が低く積雪もある冬期は、屋根上に出られるようにして除雪しているとはいっても、発電量は二桁kWhで、節約できるのは単価35円としても月に1,500〜2,000円程度です。 表1-b (単位:kWh, 2021〜2022年)
春以降は500kWh/月以上発電できる月も出てきて、消費量を上回る月もあります。 ただ、発電量>消費量となって売電している状況でも、我が家は蓄電池があるわけではないので、主に夜間の電力消費として買電は必ず発生します。 売電単価は19円/kWhなので、電力料金的には時間帯別に14円から40円/kWh迄単価が変動するeタイム3プラスでの買電量をチャラに出来るところまでは行きませんね。
ただ、そういってしまうと身も蓋もないので、自分なりの率直な意見を書いておきます。
以上を踏まえた上で、選ぶか選ばないかはあなた次第です(笑)
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