640diary... Update:2024.06.13



スマートガレージKIT (DIY後付けシャッター電動化キット)
- 2.基板故障+閉じ込められ事件→代替装置による決死の脱出
1. 組み込み作業 
2. 基板故障+閉じ込められ事件
→代替装置による決死の脱出
3. モーター破損+シャッター下りない  
4. 保証不可→再購入→再設置
5. モーター空転+やっと稼働開始

2024429日。
スマートガレージの初期設定作業、これが結構簡単にいかない....

中間部の上昇時にスラットに抵抗が生じて止まるような場合に、電流の最大値を調整して、止まらないようにするというもの。は同じく下降時のそれ。

上端の上死点、下端の下死点、共にスラットが全開、全閉したタイミングの電流値を設定するというもので、つまりはリミットスイッチの役割なんだろうか?


が、この設定の最中、突然モーターが作動しなくなってしまった....
操作基板むき出しのまま初期設定作業を実施していたので、自分の不注意で基板をショートさせてしまった可能性はゼロではないけれど、もちろんそんな覚えは無いです。

しかし、100V/24VAC/DCアダプターから通電してスイッチをONにした状態でも、モーターのケーブルを接続しているターミナルブロック(緑色のヤツ)に24Vが供給されていない。そう考えると、基板が逝ってしまっている可能性が大(ToT)


しかも、シャッターが全閉状態。
そしてこのガレージはこのシャッター以外出入口はない

メーカーサイトのQ&Aによると、停電時などの手動開閉操作については「モーター回路保護のため、5秒間あげると一旦止まります。その後、再びあげることが出来ます」とあるけど、ウチの場合ビクともしない

おい!出られんぞ!!


製品のコスト面を考えると当然なのかも知れませんが、この製品には紐を引っ張るとギアがフリーになり手動シャッターに戻せる、クラッチ機能的なものは用意されていない。

メーカーの説明によれば、電源喪失状態では多少重くても手動操作できるはずなのに、今回全くスラットを開け閉めできないのですが、これってウチだけなのかな?




で、遡ること2日前の427日。
この日はキットが自宅に届いた日なのですが、いや〜な予感めいたものがあって、amazonにて購入済で作業場にストックしてあった、無線トランスミッターを準備していました。4ch対応で1,999円。


簡単に言うと無線のリモコンで電源のON/OFFを制御する装置です。
黒いコイルが付いてますが、これはテレビやラジオの電波受信でも使われるスーパーヘテロダイン方式のアンテナです。


4chのものを買ったのですが、配線としては2chです。
交流でも直流でも、色々な使い方が出来るみたいですが、今回もしもトラブったら使えそうと考えた使い方は、DC電源に繋いでモーターをON/OFFさせ、なおかつそれを無線リモコンでおこなう、というシンプルな使い方です。

作業場でも、サイクロン集塵装置に使っている掃除機をリモコンで操作するとか、色々使えそうだな...と思いを巡らせていたこの日はまだ幸せでした(笑)


で、配線図はこんな感じ。

この基板は、ジャンパーピンによって動作モードを変えられるようになっています。

ジャンパー無し→瞬間モード(A,Bスイッチを押している間だけ動作)
1・2をショート→ラッチモード(A,Bで上下、CまたはDで停止)
3・4をショート→トグルモード(A,B1回押すと動作、もう一度押すと停止)

ただリミットスイッチが有るわけではないので、モーターを動作させるとすれば瞬間モードが一番無難。
その代わり押している間ずっと連続通信しているので電波の届き具合によっては動作がカクカクします。
ラッチモードは我が家のビルトインガレージの操作と同じ、トグルモードはスマートガレージの操作基板の動作と同じですが、これらは「停止ボタンを押さない限り通電されっぱなし」になるので、使うのは避けた方が良いでしょうね。


スマートガレージキットの説明書によると、モーターは正転タイプと反転タイプの2種類があるみたいで、これはモーター側ケーブルの芯線とシールド線をCOM1COM2つなぎ替えることで対応できそう。

いや、上記はあくまでも緊急時に対応するための準備だったので、ここまで深く考えていたわけではありません。
ページ作成にあたり、より詳細な備忘録をおこしていたらこんなページになっていました(上の配線図も後出しの作成で、元は手書きのメモです)ww

実際には、単に電源を取ってモーターに繋ぐ配線していたってだけです(^^;



そして、時を戻そう。
29日、車庫内。
自分は利尿作用の強めな糖尿病治療薬を服用しているので、だいたい90分から我慢しても120分が限界。
途中からかなり焦ってきていました。

「オ、オレは、オシッコ垂れ流しながらこの中で死ぬのか?」(笑)(笑)
(いや、ホントは笑い事じゃなかったのよ)

後から考えてみると、モーターのケーブルをACアダプターからの電源に直結すれば、モーターは動かせたはずなのですが、逆にこの時は持ち込んでいた無線トランスミッターを繋ぐことしか考えが及びませんでした。
(実際の所、トランスミッターの方は前々日にある程度配線して準備していたので、直結する方が意外とやらねばならない作業は多かったと思う)

で、無事モーターを作動させることができ、シャッターが開きました。
閉じ込められてから約3時間後のことです(^^;

スラットは手動ではまったく開けられなかったので、この無線トランスミッターも含め、思いつく限りのパーツや工具を車庫内に持ち込んでいたのは結果的に正解でした。


以下は、脱出後、この無線トランスミッターでの動作を記録した動画。
ジャンパーピンをラッチモードにして試しているところです。

(再生時間:29秒)

しかし、こんなものでは済まなかったのです....第3章 モーター破損+シャッター下りないへつづく

1. 組み込み作業 
2. 基板故障+閉じ込められ事件
→代替装置による決死の脱出
3. モーター破損+シャッター下りない  
4. 保証不可→再購入→再設置
5. モーター空転+やっと稼働開始


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