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2015年07月04日。 ウチの乾湿両用集塵機はタンク容量が余り大きくないので、電動工具と集塵機の中間に自作のサイクロン式集塵装置を繋いで、大量の木くずをここで回収しようという目論見です。 カンナ、トリマーといった、削る系電動工具を使い始めると、必ず陥る木くず問題。 そして、辿り着くのがこのサイクロン式集塵装置。 そもそも僕は「100%真似して作る」のが嫌いな性分なので、先人の方達のアイデアや手法を自分なりにつまみ食いします。 結果、こういう作業は試行錯誤を繰り返す分、とても無駄が多くなります。(笑) サイクロン部のイメージ図はこんな感じ。 集塵ボックスのラフ図面は以下のような感じですが、これ以上詳細な図は起こしていません(^^; (クリックでpdfを開きます) まずは本体に使用するOSB合板を丸のことスライド丸のこで切断。 サイクロン部には百均で買ってきたミニサイズのカラーコーンとゴミ箱を使います。 カラーコーンを綺麗に切るために、木工旋盤を使おうと考え、そのための固定用治具も木工旋盤で製作。 できた。 早速セットしてスイッチオン! 見事に割れました!(爆) 破片が飛び散って結構危なかった.... 軸棒が長すぎて、回転がブレブレだった事を反省点として、再チャレンジ。 カラーコーンも一回り小さい物をチョイス。 スイッチオン! よし! 次に、本体のダストボックス部を組み立てます。今回使った木材はOSB合板9mmです。 インパクトドライバーに自在錐を装着して穴を開ける。φ12cm....だったかな?ww 百均カラーコーンをはめ込む。 サイクロン部に使用している材料は、百均のごみ箱、カラーコーン、ドレッシングシェイカー、ステンレス製の茶こし、それにホームセンターで買った洗濯ホースアタッチメント、塩ビ管φ25mm、綿棒の空きケースなど。 ドレッシングシェーカー(外側)と綿棒ケース(内側)の底に穴を開け、洗濯ホースアタッチメントをはめ込みます。 仮組完了。サイクロン部のゴミ箱と塩ビ管はビスで固定。 のぞき窓を設け、接着剤で固定&密閉。窓の素材は商品パッケージなんかに使われている透明プラスチックです。(爆) サイクロン部は端材で固定。 ひたすらシリコンコークを塗りたくり、密閉性を確保。 取り敢えず、本体完成! 蝶番とバックル、クッションラバーモールで開閉部を構成。 今回、45リットルの市販ゴミ袋を使い、貯まった木くずをそのままポイ!出来るような構造&サイズで作りました。 動作チェック開始。 45Lのゴミ袋が吸い上げられてしまい、集塵ボックスの役目を果たしません。 下部に穴を開けます。 ついでにキャスターも付けます。 これも家に余っていたもの。(^^; ゴミ袋の下部を穴からクリップでつまむ作戦。 木くずが渦巻いている様子が見えます。良い感じだ! が、しばらくすると集塵力が弱まる。 原因は、動力源の乾湿両用集塵機に木くずが行かないように設けた百均で購入の茶こしフィルタの所で、細かい粉状の木くずが詰まっていたためでした。 でもこれは逆に大きな木くずは正常にゴミ袋内に落下している証拠なので、動作は正常とも言えます。 →茶こしフィルタは取り外し、ある程度は動力源側の集塵機のフィルターで溜めるのはやむを得ないと判断。 更に、クリップも役に立たず、まもなくゴミ袋は吸い上げられてきてました。 原理上、内部に負圧が作用するため、下からクリップで引っ張っただけではゴミ袋自体を吸い取ろうとする力によって、袋が浮き上がってサイクロン部を塞いでしまいます。 やはり負圧の掛かるこの方式で柔らかいゴミ袋を使うのは無理なのか..... と、ここで起死回生の腹案登場! 端材で作った浮き上がり防止ユニット!(爆) 浮き上がり防止ユニット挿入完了!木くずが満杯になったらこれを引き抜いてからゴミ袋を取り出せばいいので、もはやこれは自画自賛の域。(爆) スイッチオン! 良い感じです! ただ、課題が見つかりました。 密閉性確保を頑張ったのが仇となってか、負圧に負けてゴミ袋が破裂するときがあります。(笑) 負荷が掛かるような吸い方をすると「ボンッ」と破裂します。(^^; 伸縮性の高いポリ袋に換えることで解決できるかと思いきや、それでも解消しませんでした。 まあ、取り敢えず吸込口を手のひらで塞ぐような負荷さえ掛けなければ大丈夫なので大活躍しています。 かかった費用は、 木材(OSB合板1枚+角材2本の代金,端材含まず):1,400円 百均のプラ製品や、ホムセンで買った金具など:2,000円弱 ですかね。 続編-サイクロン集塵装置の改良へ
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