640diary... Update:2017.01.27


サイクロン集塵装置の製作 サイクロン集塵装置の改良 集塵装置の個別配管

サイクロン集塵装置の個別配管

20170114日。
作業場に塩ビ管を配管して、サイクロン集塵装置を移動せずに卓上電動工具等の集塵を行えるようにしました。

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前回の装置改良編では東芝のマジックサイクロンを動力源としましたが、どうしてもフィルター交換サインの点灯頻度の多さが気になり、結局使用を断念。

取りあえず手持ちの物で、吸込仕事率240Wのシャープの紙パック式縦型掃除機 (EC-S23F)を使用してみることに。


だがやはりパワー不足は否めず中古の代替え機種を調達することにしました。(ToT)

そういうタイミングで、近所のリサイクルショップの閉店セールで見つけた、紙パック式の掃除機、ナショナルMC-K7JH

2,980円が閉店セールで30%オフの2千円。
発売は2007年の機種ですが、紙パックも汎用性が高く安価な互換品がたくさん流通している機種。これは買って正解でした。

吸込仕事率は570Wで、これまでで最強。
実際、フィルター交換サインが頻発することもないし、吸塵力もかなり強力。

集塵装置の動力源は、紆余曲折した挙げ句、このナショナルMC-K7JHで落ち着きそう。

  メーカー機種 消費電力 吸込仕事率 騒音レベル タンク容量
四代目 ナショナルMC-K7JH 1000W 570W 59dB 1.6L
三代目 シャープEC-S23F 680W 240W    
二代目 東芝VC-M7C 1000W 370W 57dB 0.9L
初代 ナカトミNVC-18N 750W 110W 75dB 18L
参考 ダイソンDC12Plus 1100W 225W 70dB over?  





材料費はメイン配管のVU-φ40VP-φ25、分岐チーズや異径管継手、ボールバルブ、蛇腹ホースなどで総額1.5万円ほど。

VP管は内水圧に耐えられる管厚を有していて、給水パイプに使用できる規格のものです。
(最大耐水圧1.0MPa

VU管は排水用なので管厚を薄くしてあり、高圧の掛かる給水用途には使用できない代わりに単価がVPよりも安価です。
(耐水圧0.6MPa。上水道での平常値が0.5MPa程度らしいので、正式な上水道管工事への運用はNGというだけで、給水用途に全然使えないというわけではないようです)

集塵システムの構築にはVU管で十分なのですが、25mmVU管というのは存在しません。
不純物や固形物が混入する可能性のある排水用途で使用するには径が小さすぎるので、需要がないという事なのでしょうね。
また、VU管はVP管に外径を合わせているので、管厚の薄くなるVU管の内径は、呼び径よりも若干大きくなります。(VU-φ4044mm)

ということで、今回構築する集塵配管には、メイン配管にVU-φ40、電動工具に接続するホースへの接続用としてVP-φ25を採用しています。

購入パーツの代金でバカにならないのがPVCボールバルブ。
40mm(875)×525mm(460)×36,000円弱でした。


結構な金額ですが、使用する電動工具以外の配管をバルブで全てシャットアウトしないと、まともな集塵力を得られないので、必要不可欠なものです。

自分でスリットの様なものをDIYしようかな、とも思ったのですが、数が多いしある程度の気密性能も要求されるし、バルブを買った方が良いという結論に至りました。

ただし、購入する際は注意が必要です。
恐らくこのボールバルブを近所のホームセンターで買っていたら、価格は3倍〜10倍になっていたと思われます。(僕の調べた限りではここが一番安かった)


パーツが揃ったところで、集塵配管の構築作業に取りかかります。

右の立ち上がりが集塵装置からの蛇腹ホース。
左のボールバルブ(25mm)がスライド丸のこ用のバルブ。
左側に延びている配管は北側を東から西に向かって渡しているので、ノースブリッジと名付けた。(笑)


ノースブリッジの一発目は、スライド丸のこ(HITACHI C8FSH)



スライド丸のこは木くずが細かいのでφ25mmのボールバルブを使用。


ノースブリッジ2台目は、ベルトディスクサンダー(RYOBI BDS-1010)
これもφ25mm


そして、3台目は卓上ボール盤(SK11 SDP-300V)。ホース先端の取り付け方法はまだ思案中。


ボール盤もφ25mmのバルブを使用。


ノースブリッジの西端の端末はフロアスイープA。ここはφ40mmのボールバルブを使用。



ノースブリッジの全景。


端末のフロアスイープA


次は窓側設置の電動工具。
ご想像の通りこちらはサウスブリッジ...と名付けたいところですが(笑)、窓際に平行に配管している部分はフロアスイープBへのわずかな箇所しかありません。
方角的にネーミングすると、正確にはイーストブリッジからの分岐という表現の方があたってるかも(笑)


イーストブリッジから最初に分岐するのは、南西方向に45度で分岐するトリマーテーブルへの配管。


バルブはφ40mmとし、ここから更に2系統に分岐させてテーブルの上下両方から集塵させています。


これまでは、トリミング時は上から、溝掘り時は下から集塵する使い方でしたが、個別配管システム構築を契機に、両方同時に吸わせることにしました。
これは、動力源の掃除機がパワーアップしたので可能になったと言えます。
トリマーテーブルでの集塵性能は、予想以上に優秀です(^o^)/


イーストブリッジの2番目の分岐は、斜め45度下方向に分岐させた自動カンナ用の配管です。


カンナ系の木屑は特に一つ一つの断片が大きいので、ボールバルブはφ40mm用です。

「どうせ30mmの蛇腹ホースをφ25mmVP管で繋いでるんだから、単価の安いφ25mm用のボールバルブでいいんじゃないの?」と思う人もいるかも知れませんが、今回使用しているボールバルブの最小内径は、呼び径40mm用が36mm25mm用が24mm

蛇腹ホース(洗濯機用排水ホースの延長ホースを使用)の内径はφ30mmですが、差し込み口のサイズは外径32mm・内径26mmで、VP-φ25mmと同じ。

最も詰まりやすいのは、管内の粗度が高い蛇腹ホースの部分で間違いないですが、40mmと比較して断面積が小さい25mm管は流速が速くなるので、スムーズに流れているときは良いのですが、径が小さいため一度躓くと畳み掛けるように閉塞する傾向があります。

そのため、VP-φ25mmよりもほんの少し断面が小さくなるボールバルブがボトルネックとなって、閉塞を引き起こす可能性があると考えました。

そこで、バルブ及びこれより下流のメインの配管部分での木屑の閉塞トラブルを可能な限り避けるため、カンナ系と、端末のフロアスイープの配管には40mm用のボールバルブを使用することにしました。


自動カンナ盤(RYOBI AP-10N)



イーストブリッジの末端には、手押しカンナ盤のRYOBI HL-6A
これも40mm用のバルブを設置。



手押しカンナの手前でチーズで分岐している配管が、短いけどサウスブリッジ(笑)


これがフロアスイープBに繋がっています。


ほうきで掃いて床の木屑をここに集めて吸い込ませます。


フロアスイープは、まんま「床の掃除機」のことですが、端材で作っています。
幅はおよそ300mm。吸い込み口の内空高は20mmくらい。





車庫の半分を利用した我が家の作業場の西の端にあるフロアスイープAは、車庫全体の位置的には、ちょうど中間の位置。
そして、このフロアスイープBは、すぐ横の木工旋盤(MC-1218VD)の木屑処理を主な目的としているので東側の端(車庫の一番奥)に設けています。


最後は、ノースブリッジの中央付近から分岐する、名付けて「センターピアー」(笑)
これは、丸のこトリマージグソーなどの手持ち利用の工具に接続するための配管です。



センターピアーにはバルブを設置せず、使用しないときは終端キャップをすることで対処することにしています。
従って、普段はホースも接続していません。


手持ち用工具の格納ラック。
これらの中で、木屑が多くて集塵必須と思われるものは、トリマー丸のこくらいです。




ほぼ全景(笑)


ちょっと落書き(笑)



なお、今回活躍のボールバルブ、基本的に農業用水をビニールハウスに導水するとか、そういう配管に使用する用途が多いと思われ、余り頻繁に開け閉めはしない事が殆どなのでしょうね。

とにかく、バルブのツマミ自体が渋い、というかキツい
そこで、バルブのツマミの上から被せて使用するアタッチメントを作りました。



これでとても簡単にバルブの開閉ができるようになりました。






今回の集塵配管システムの構築の結果、非常に作業効率が上がりました。


前編-サイクロン集塵装置の改良へ

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