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2024年4月30日。 やっと脱出できたと思ったら、今度はシャッタースラットが下りてこない.... 閉じ込められ事件は、冗談抜きで最悪生命の危険が及ぶ可能性もあったのですが、今度はとても痛い「出費」が生じる事態になりました。 全く微動だにしない状態で、嫁や娘を呼んできて3人力で試したが全然ダメ.... 全閉できなきゃ電動化キット取付部がまったく見えないわけで手の施しようがない.... 5月1日。 最終手段として、電動ホイスト(ウィンチ)を使って下から引きずり下ろそうとしましたが、これでもダメでした。 電動ホイスト使って無理なら、もう自分のスキルでは無理です。 シャフトのバネが絡む事故で腕が飛んだ人がいるという話も聞いていたので、怖くて。 5月10日に文化シヤッターサービスさんに来てもらいましたが、やはり簡単にはいかないとのこと。 で、結局どういう方法で解決することになったかというと、 1.古くなった水切りを撤去 2.スラットを分割して外す 3.シャフト・プーリーを外す 4.キットのモーターを外す 5.スラットを戻す 6.水切りを新品に交換 という作業になるようです。 工賃は、部品代を含めて最低でも4.5万位は掛かるとのこと。 自分ではどうしようもないのでお願いするしかありません。 5月17日。 文化シヤッターサービスさんのサービスマンの方が来ました。作業開始です。
古い水切りを撤去しました。 スラットを巻き戻してシャッターレールから外します。 シャッターレールから外れたスラットを分割して外します。 外したのは下側1/3くらいでしょうか。 残りのスラットも外します。 釣針のオバケみたいな器具に載せている様子が分かります。 残りのスラットを外しました。 シャフト・プーリーも外しました。 このタイミングでスマートガレージキットのモーターを外します。 シャフト・プーリーを戻します。 釣針のオバケをセット。 またこの写真を見ると、シャッターレールの前面上部にディスクグラインダーで切れ目を入れ、捲っている状態なのが分かります 上側のスラットを戻します。 上側スラットを先程の切れ目から出します。 これに下側のスラットを繋げます。 横から差し込んでいく。 新しい水切りを取り付けます。 切れ目からレールに戻します。 スラットがレールに収まりました。 切れ目をコーキングで修復。 作業終了。車を入庫します。 手動開閉ができる状態になりました。 サービスマンさんの話では「モーターが完全にロックしていました」とのこと。 後日正式な請求書が来ました。当初の通り4.5万円でした。痛いですわ(ToT) ただシャッターレールに入れた切れ目の痕は残りますが、この方法が一番安く済ませる方法だったみたいです。 20年以上経っているガレージなので、そのくらいのキズは屁とも思いません(笑) 因みに、文化シヤッターサービスさんとしては「次に同様のトラブルが発生しても弊社では対応できません」とのことです。恐らく他社も同様の対応だと思います。 なので、スマートガレージKITを検討中の方はご注意下さい。 5月18日。 「完全にロックしていた」とのことだったので、その原因究明のため、取り外したモーターを分解してみます。 2.5mmのキャップボルト4本を外します。 モーター直結の太陽歯車に噛む樹脂製の遊星歯車が破損していました。 状況としては、破損した樹脂製遊星歯車が内歯車に噛んでいて動作を阻害している感じ。 ただ、モーター直近の太陽歯車には、歯が欠損して噛み合ってない状態となっていたため、通電しても空転しているという状況だったようです。 樹脂製の遊星歯車の段をスルーして通電してみると、普通にモーターが回り、ピニオンギアまで伝達される。 一番モーター寄りの段に使用されている遊星歯車のみ、樹脂製が使われています。 恐らくこれはモーターに過大な負荷が掛かった場合に、いの一番に壊れてモーターそのものを護る役割なのかなと思っています。 ただ、こんなにあっさり壊れてしまっていいのか? キット本体5.8万円、専用別売リモコン1.0万円、シャッター修理費4.5万円で、送料込合計11.5万円の出費。 予定が狂いまくりですが、これで終わりではありませんでした....第4章 保証不可→再購入→再設置へつづく
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