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2017年05月06日。 4月にヤフオクで入手した角のみ(日立工機 BS30Y)。 この建築現場用の角ノミを家具製作DIYがメインの我が家で使用するため、専用テーブルを自作して「卓上角のみ盤」化しました(笑)。 完成した卓上カクノミ1号。 図面です。(クリックでpdfを開きます) 材料費は木材が2千円くらい、ボルト&ナット&ワッシャで千円くらい、合計3千円程度でしょうか。 まずはいつものようにスライド丸ノコでスパスパと材料切断。 天板は自動カンナで上面だけ削って、2×4材の面取り部分を無くしました。 着脱可能なように、ボルト&ナット止めのマウントにします。 M8-90mm(買ってきたのは100mm)を12本使うので、ボール盤でひたすら穴開け。 仮置きして収まりをチェック。 このとき、マウントの穴をテンプレートにして、天板の削孔位置をマーキングします。 BS30Yは、右側の固定バイスを3段階に調節できるのですが、今回卓上化にあたり、137mm以上の幅の材への対応は犠牲にしました。 なので、固定バイスは一番狭い位置で、文字通り「固定」です(^^; トリマーテーブルで削っているのは、固定バイスのストッパーがマウントに干渉するため、これをかわすための凹みを作っているところです。 マイクロベルトサンダーで溝を整えています。 2×4材の2/3程まで穴を掘って、57mmのコーススレッドを使って天板は裏からビス止め。 脚の取り付け。 横梁に打ち込むだけでは強度が足りないので、ここは天板表側からも打ち込みます。 テーブル本体の完成。 図面にはないですが、移動バイス用のスクリューが回しにくくなるので、ここは切り欠いておきます。 ジグソーで切り取って.... マイクロベルトサンダーで仕上げる。 やっぱりこの工具、僕に合ってる(笑) ランダムオービットサンダーで天板を均し、面取りなども済ませます。 BS30Yを載せて固定します。(30kgくらい有るので重いですww) 念のため繰り返しますが、角のみ組の向きはこの写真は間違ってます(笑) これではドリルからの木くずが、掘った角穴に直接入ってしまいます(^^; マウントを固定。 左側の隙間は当初から想定内でしたが、やはり動きそうなので端材を挟み込んで固定。 削孔時の本体浮き上がり防止の蓋板をビスで固定して完成。 横から見た所。 全体。 固定バイスのストッパーをかわしている箇所。 背面。 移動バイスのスクリュー。 これで、回すときに手が台にぶつからない。 長尺材も対応できるよう、天板の高さは汎用作業テーブルと同じにしました。 ボール盤には少し横にずれて頂いた。(笑) ただ、まだ改良の余地があります。 現在、扱える材の高さが約70mmになっています。 これは2×4材(89mm)が縦にセットできない仕様です。 近い内に、マウントを本体ごと嵩上げして、少なくとも90mm以上の空間を確保したいと思っています。 ボルトが長さ足りなくなるかも....(^^; 2017年6月3日、90mmの嵩上げを実施。 ボルト固定部はそのまま活かし、2×4材で本体の脚の部分と浮き上がり防止部にゲタを履かせる方法を採ったので、ボルトの長さを変更せずに済みました。 完成しました。 これで70mmまでだった部材高が、約160mmまで対応可能になりました。 更に、今回の嵩上げで幅89mmの2×4材を立てた状態で、横から挿入する事が可能になりました。 本体のバイスの下をくぐらせるのでバイスは使用できないですが、クランプでテーブルに固定することで、微動ハンドルによる横方向の微動を有効に利用できます。 あ、角のみ用途ではなく、基本的にドリルでの使用時です。(^^; テストしてみます。 よし。イイ感じだ。
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