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2022年09月11日。 下の写真はデュアルモニター化後のもの。 「デュアルモニター化って意味あるの?」って普通の人は考えると思います(笑) 今回実施したのは「フロントカメラの4.3インチ液晶モニターをバックカメラにも切り替えられるようにする」という作業です。 何故かというと、ジュリー(仮)に搭載しているナビ(KENWOOD MDV-L504)の液晶画面、トータルで考えた場合のコントラストは問題ないのですが、バックカメラ(CMOS-320)使用時に路面が暗めで見づらい時が多いという不満な点があります。 下の写真はまだ良い方で、駐車マスのラインが判別できないことも多いのです。 これには、下の写真のようにフロントカメラに使用している1,600円の4.3インチTFTモニターの方が「空は白飛びしがちだけど路面はしっかり見える」と比較対象の存在を通してそう感じていたことも影響しています。 そこで思いついたのが、フロントで使用している4.3インチモニターが2系統の信号入力に対応している事を利用して、フロントとリアビューを切り替えて使うという利用方法。 (カメラを追加するわけではないです) amazonにてメスをオス×2に分岐するRCAケーブルを購入。550円。 作業を開始。 2021年に実施したダッシュパネルへのフェイクレザー張りは、仕上がりが気に入らず現在ノーマルに戻しています(^^; ナビ本体を外します。 現在、フロントカメラからの黄色の映像信号ケーブル(1)は、4.3インチ液晶モニターの2系統の内の一つ、黄色のRCAメス(2)に接続しています。 そしてもう1系統は白色のRCAメス(3)で、これが現在空き。 下の写真はバックカメラからの映像信号を、購入した分岐ケーブルを使ってナビ画面とフロントカメラ専用だった4.3インチ液晶モニターに分岐させたところ。 1.左の白色は上の写真で空きだった4.3インチモニターのRCAメス。 2.真ん中の黄色はバックカメラからの映像信号線(RCAオス)。 3.右側の黄色がナビ背面のコネクタから来ているバックカメラ用のRCAメス。 2つの黄色は元々繋がれていましたが、これを外して今回購入した分岐ケーブルに繋いだところです。 (この写真では写っていないフロントカメラへの接続(黄色)はそのままです) 当初の目論見では、この分岐ケーブルによって通常は4.3インチモニターにフロントの映像を映し、シフトギアをリバースにすると、ナビ画面の映像と共に4.3インチモニターにもリアの映像が映し出される筈でした。 使用している4.3インチ液晶モニターの入力優先順位が白色の方が上位のため、こちらに信号が入力されれば自動的に切り替わると考えたのです。 が、切り替わるどころか、ナビの電源が入らなくなってしまいました(汗) 取りあえずメインのコネクターを外し、CAN-BUSアダプタと分離。 グレーがクルマ側、黒がCAN-BUSアダプタ側のコネクタ。 赤/緑線が12V、黒は(恐らく)マイナスアース、右側の青線がACC。 左の青は白線と共にヨリ線状に出てきています。 これってCAN-BUSアダプタの電源取り出し用なのかな?ってそもそもCAN-BUSアダプタに電源なんて要るのか?よく分かりませんが、今回必要な部分じゃないと思われるのでこれ以上追求しません(笑) →青線がCAN Hi、白線がCAN Low線のようです。 そして、下側で見えにくいですが橙、黄色、紫、緑はスピーカーケーブル。 2つ上の写真の方がよく見えます。ただ、これも今回の作業には関係なし。 12VとACC電源は正常に来ているので、クルマ側で問題が生じているわけではなさそうです。(ただ、よく見るとこのACC電源線、CAN-BUSアダプタ側では使われていない?) この先のCAN-BUSアダプタの故障だとかなりの重大案件です(戦々恐々) と、CAN-BUSアダプタと黒コネクタの間にある12V線(黄色)のヒューズホルダーに目が留まる。中を見てみると1Aヒューズが断裂。 1Aのガラス管ヒューズ、ストックが無くてYHに行って買ってきました。 モニターもナビもETCもレーダーもドラレコも、ナビ裏から電源を確保していた全ての機器の電源が入りました! ヒューズ切れで済んだので万々歳!(笑) で、振り出しに戻りましたが、そもそもリバースギアに入れただけでは自動的に入力するカメラが切り替わらないことが判明しました。 白と黄色では白に優先権があるのは確かな様ですが、リバース信号の有無がその役割を果たしてくれるということではありませんでした。 下は白を繋いだ状態。 見えにくいですが、バックカメラの映像が映し出されています。 そして、白を外してみました。 見えにくいですが、フロントカメラの映像が映し出されています。 9月19日。 そういう事なら、スイッチで接続と切断を切り替えるようにしてやれば、フロント、リアの映像を任意で映し出すことが出来るようになります。 リバースポジションに連動はしなくなりますが、バックしないときにも後方の映像を見たいケースだってあるので、逆にこの方が良い気がしてきました(笑) 337円のトグルスイッチと、手持ちのRCAピンプラグの延長ケーブル。 ケーブルはオーディオ用だったので片側のみ使います。 切断して皮むき。普通に同軸ケーブルでした。 シールド側(マイナス側)もよじって細くします。 ホット側(プラス側)には平型メス端子をかしめます。 シールド側は圧着端子と熱収縮チューブで繋ぎます。 平型端子をトグルスイッチに差し込みます。 テープで絶縁したら完成。 RCAピンプラグを白プラグの所に咬ませたらトグルスイッチで映像を切り替えることが出来るようになります。 スイッチをオンにした(繋いだ)状態。リアカメラの映像が映っています。 スイッチをオフにした(切断した)状態。フロントカメラの映像が映っています。 9月24日。 動作確認出来たので、スイッチを収めるマウントを製作します。 trueSpaceでモデリング。 Curaを使って3Dプリンターで印刷。 2時間くらいで出力完了。 マルチツールで裏側の無駄な凹凸を除去。 つや消しブラックで塗装。 4.3インチ液晶モニターと裏側からビスで固定。 やはりこちらの方がナビ画面よりも明るくて路面が見やすい。 これはフロントカメラの映像に切り替えた状態。 スーパーやホームセンターでの駐車時などに、かなりサポートしてくれそうです。
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