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2016年10月10日。 嫁用ミシンテーブルの製作に取りかかりました。 こちらが完成品。 狙いとしては英仏アンティークとアメリカンカントリー家具を融合したような雰囲気...でしょうか。 職業用の直線縫いミシンとロックミシンを並べて置けて、後ろには縫い終わった布を貯めていくクロスストッカーと、大型の収納棚を装備した本格的な物です。 (画像クリックで初期バージョンのpdfをダウンロードできます) まずは一番面倒な木工旋盤による飾り脚から。 45×45mmの角材(垂木)から作るので、結構時間が掛かるんです。 丸棒にするまでの作業は、僕はストレートビットを装着したトリマーで行います。 製作中は何度もキャッチ(バイトが回転中の木材に引っかかり跳ね返されるとても危険な現象)に見舞われ、ビード(細かい凸凹模様の箇所)が欠けたり、材に穴を開けてしまったりと、全然上達していない(ToT) もはや失敗ありきで考えるしかないと発想を改め、「後から木工パテで補修すればいいや!」と開き直ったら、随分と気持ちが楽になりました(笑) テーブルの脚としては、僕のお腹に似てちょっと細めですが(笑)、これより太い物を作ろうとすると材料コストがぐっとアップしてしまう。 完成品を買うと1000〜2000円くらいはしますが、松製材の垂木は1.8m物で1本200円ほどなので、これから作れば数十円/本の材料費で済む。 ウチの木工旋盤は最大で45cmの長さまでしか扱えない。 テーブルの高さは70cmなのでどう考えても1本物は作れない。 なので前側の脚は、2本作って連結。 テーブルの後ろ側には、長物の布を縫うときに布を落とし込んでいくクロスストッカーを設け、その下から脚を取り付けるような設計としたので、短い脚で済みます。 製作した飾り脚は2種類で合計6本。 軸の中心に深さ35mmの穴を開け、鬼目ナットをねじこむ。 棒ネジを7cmにカット。 後から悔やんだのですが、これはもっと長くすべきでした。 脚の強度に大きく関わります。 できることなら、脚の長さの50%以上貫入させたい所です。 取り敢えず、脚ができました。 10月16日。 天板の製作に取り掛かりました。 僕の自動カンナ盤の使い方は、基本、プレナー材であるSPFを使うため、厚さの調整と、無駄に面取りされている角の除去がメインです。 多少の反りは組み立て時に無理矢理ビス打ちで補正するという強引な手法。(笑) 今回のミシンテーブルは、強度重視で1×4材の19mm厚を目一杯使う部材と、面積重視で幅89mmを目一杯使って、厚さを15mmに削った部材を使い分けます。 天板の枠を作ります。1×4を丸のこで縦割り。 トリマーテーブルを使って装飾。 角は45度の留め加工にします。 枠は天板の主材にダボで繋ぎます。 10月29日。 裏からフレームを固定していきます。 ビス打ち大好き人間の僕としては、ぱっと見、見えない部分にはコーススレッドをガンガン使います。(^^; なんだかんだで一番強度を出し易いし。 抽斗の扉部分を作ります。ジグソーで切り出し。 トリマーテーブルを使ってトリミングしていきます。 曲線部分は、ガイド板を外して作業。 直線部分はガイド板を使用。 天板下の飾りフレームも同様に処理。 脚はかなりがっちりビス留め。 飾りフレームを取り付けていきます。 11月3日。 ロワーラック(足元の棚とクロスストッカー)の組み立て。 天板側のクロスストッカーの開口部。 ロワーラックを天板にはめ込む。 後ろ側の脚の取り付けにはハンガーボルト(M8-60mm)を使用。 下穴を開け..... ナットを2個使ってねじ込んでいきます。 鬼目ナットを埋め込み、脚を取り付け。 取り敢えず、脚が4本付きました。 ミシンテーブルの製作(2)へ
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