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■4.配線と外部パワーアンプ取付け編■ 2020年09月25日。 配線の概要は以下の通りです。 1.電源線:バッテリーの+端子からパワーアンプのBATT端子へ
2.アース線:バッテリーの-端子からパワーアンプのGND端子へ
3.ナビのスピーカー出力1:Hi/Loコンバータへ
4.RCAケーブル:Hi/LoコンバータからRCA分岐ケーブルにより4chに分離し、パワーアンプのLINE LEVEL INPUTに接続
5.スピーカーケーブル1:パワーアンプのSPEAKER OUTからスピーカーケーブルでフロントまで持って行き、クロスオーバーネットワークを介してフロントドアスピーカーのミッドウーファーとツイーターに分離接続(60W×2ch)
6.スピーカーケーブル2:パワーアンプのSPEAKER OUTの2chを使ってブリッジ接続(180W×1ch)としてサブウーファーに接続
7.ナビのスピーカー出力2:これまでどおりリアドアスピーカーに接続するが、ドア部でクロスオーバーネットワークを介してリアドアスピーカーのミッドウーファーとツイーターに分離接続(50W×2ch)
補足:ナビ(MDV-L504)にはRCA出力端子は無いため、フロントスピーカーに行っているギボシ端子を外し、ナビ側にHigh/Lowコンバータを取付け。
コンバータでスピーカー端子からのHIGHレベル信号をLOWレベル信号(RCA出力)に変換。 GTQ360の設定スイッチはフロントスピーカーはFlatに設定してスピーカー付属のクロスオーバーネットワークにより帯域分離。サブウーファーはLowPassに。 電源はバッ直。 線の太さについては準備編に書いたとおりですが、電源線とスピーカーケーブルは、平行に近い状態で配線すると、ノイズを拾うらしいので、経路が被らないよう分けて配線します。 この内、このページでは外部パワーアンプ絡みの配線部分を掲載しています。 下の画像のグレーアウト部分はそれぞれのスピーカーのページで書いています。 まずはフロントカメラの取り付けの時と同じ、運転席足下手前のグロメットからエンジンルームにアクセスします。 前回の配線チューブには入らないので、新たに穴を開けます。 同じく13.5mmのドリルビットで穴を開け、配線チューブを通します。 3.5sqの電源線は赤(+)/黒(-)2本通します。 アーシングと同じ理屈で、マイナス側も、ボディーアースよりもバッテリーまで直接引いた方がパワーアンプへの電力供給が安定するらしいので、ついでだから一緒に施工してしまおうと3.5sqの黒線も買っておいたのです。 車と道路に例えると、いつも混雑・渋滞している国道に、バイパス道路を建設するのがアーシングで、今回のマイナス線のバッ直は、新たに自動車専用道路を造ったようなイメージでしょうかね。 今回のワイヤリングの経路。 バッテリーへの接続は最後です。 ショートしないよう被覆しておきます。 開口したグロメットから室内に引き込んだケーブルは、運転席の足下へ。 ステアリングやペダル類に干渉しないよう注意を払いつつドア側に持っていきます。 室内ヒューズボックス付近を通してAピラーまで立ち上げ、ウェザーストリップ内に隠しながらBピラーを目指します。 BピラーからCピラーへ。 Cピラーからラゲッジルームまで持ってきます。 パワーアンプJBL GTQ360はラゲッジルームの右側に立てて設置。マジックテープでしっかりくっつくので問題ないです。 次はナビ裏からの配線。結構気が重いです(笑) これはマーベリックのHi/Loコンバータ。amazonで1,980円。 ここは「男は黙ってaudio technica」をチョイスすべきところだったと思いますが、敢えて価格が半額ほどのこちらを選びました(笑) 相手側のオス/メスに気を付けつつギボシ端子を付けて、白線をフロントスピーカー出力のL側に、灰をR側に繋ぎます。(白黒、灰黒は共にそれぞれの-線です、念のため) 気が滅入るくらい大渋滞のナビ裏を引っ張り出しました(^^; Hi/Loコンバータはアース線の確保が必要ですので、今回は別のアース線からエレクトロタップで分岐して確保しました。 ナビのフロントスピーカー出力のギボシ端子を外し、ナビ側の端子にHi/Loコンバータの白線・灰線を接続。 Hi/Loコンバータの出力側(RCAピンプラグ)には、amazonで購入したRCA分岐ケーブル2本(長さ4.6m)を接続。 これで分岐側(アンプ側)で4chになります。 そして、外したスピーカー出力のスピーカー側の端子には、ジョイフルエーケーで買ってきた16ゲージの赤黒ケーブルを接続。 これでナビ裏の接続は完了。 かなり無理矢理押し込みました(^^; RCA分岐ケーブルは運転席側に持ってきます。 運転席のスカッフプレートを剥いで、この中を通します。 後部座席部分から外に出します。 配線チューブで被覆してシートの際を通しながらラゲッジルームへ持って行きます。 スカッフプレートを戻す。 (外すのは簡単ですが、戻すのが結構面倒なので本当はここを通したくなかったけど、これまで色々と電装系を施工してきたため、ルートの選択肢が無くなってきています) スピーカーケーブルは助手席側に出します。 今度は助手席側のスカッフプレート内を通します。 もう、ここしか引っ張れるスペースが無いのよ....(^^; 後部座席も同様に。 Cピラーまで到達したら、ケーブルが足りなくなってしまった(^^; 助手席側に持って行った分、ちょうど車の横幅相当の長さだけ、足りなくなってしまいました(笑) 延長するスピーカーケーブルの平型端子をかしめます。 左はストリッパー、右が芯線部と被覆部を同時に圧着してくれる同時圧着ペンチ。特に同時圧着ペンチは、2,800円したけれど、もはや無いと生きていけません(笑) 特売品の電工ペンチでかしめて後から掌が痛くなっていた頃が懐かしい... L側のCピラーのインナーパネルを開いてスピーカーケーブルを延長し、同時にシガーライターソケットの裏からパワーアンプのACC電源(連動スイッチの役割です)を確保します。 ACCは後方ドラレコのACCから分岐しました。 ACC電源線はアンプのREM IN/OUTに接続。 スピーカーケーブルはSPEAKER OUTPUTSに接続。 最初に引いておいたバッ直線を、バッテリー端子に繋ぎます。 キーをMAR(ACC)にひねると無事GTQ360の電源がオン。 CROSSOVERの設定は、フロントスピーカーはF(Flat)、サブウーファーはL(LowPass)に、MODE設定はフロントSPがSTEREO、サブWがL+Rに。 が.... 試験的にしばらく音楽を掛けて運転していた所、時々Leftチャンネルから音が出なくなる症状の発生に気が付く。 Lチャンネルだけ、ツイーターもミッドウーファーも一緒に聞こえなくなる事から、まず最初に疑ったのはやはり、四半世紀ほども前の中古品である、このパワーアンプ。 ノークレーム、ノーリターンが原則のヤフオクで、しかもこんな旧いアンプを承知の上で入手したんですから、文句を言うつもりはさらさらありません。(出品者の方、僕への評価は忘れているみたいだけどww) で、まずはサブウーファーも繋いで試してみることに。 フロントドアスピーカーのスピーカーケーブルが足りなくなってしまって延長したため、しわ寄せがこっちに(笑) しょうがないので100Vコンセント用電源コードの余っていたものを使う事に。 接続は、Lチャンネルの調子悪かったGROUP1の方にサブウーファーをブリッジ接続。 フロントドアスピーカーの方はGROUP2の方に接続。 JBL GTQ360の場合、R+とL-をたすき掛け状に接続することでブリッジャブルで動作する。 このため、GROUP2が正常動作し、GROUP1のL+の不調が原因でLチャンネルが鳴らないのであれば、この接続で解消できる可能性があります。 結果はビンゴ! フロントドアスピーカーもサブウーファーも正常動作しています。
サブウーファー編へつづく
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