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■8.外部パワーアンプ接点不良修復編■ 2020年12月5日。 外部パワーアンプ、JBL GTQ360の接点不良の修復を実施しました。 オークションで5,000円で入手した22〜25年くらい前の中古品のこのアンプ。 準備編で示した通り、簡単な動作確認はOKだったのですが、車両本体に取り付けてみると、MODEスイッチの接点不良が出て、フロントドアスピーカーのL側の音が鳴らなくなるトラブルに遭遇。 この時はフロントドアスピーカーをGROUP1からGROUP2に変更し、サブウーファーをGROUP1にすることで解決できた....筈でした。 が、しばらくすると、GROUP2の方でもL側が鳴らなくなる症状が発生。 MODEスイッチをガチャガチャやると直るので、このスライドスイッチの接点不良であることは目星が付いてました。 ただ、騙し騙し使うのも気持ち悪いし、心情的に限界が来ていました(^^;。 という事で、裏蓋を開けます。 一見、太ったコンデンサもないので、本体そのものはまだまだ行けそう。 ただ、やはりスライドスイッチの接点不良はこのアンプの持病みたいなものらしい。 ジュリエッタオーナーの方には見当たりませんでしたが、みんカラの他車のオーナーさんにGTQシリーズのスライドスイッチをオーバーホールしたり、直結したりして接点不良対策している方々がおられたので、参考にさせていただきました。 下のイラストは、英語版の取説に掲載のパネル図(クリックで拡大画像表示)。 今回、接点不良が問題になっているのは、GROUP2のMODEスイッチ。 裏蓋を開けた状態ですので、投影方向は上のイラストと同じです。 右から3番目のスライドスイッチがMODEスイッチです。 老眼が進んでしまって、とてもじゃないけど見えない(笑) マイナスドライバーを差し込んで上蓋を外しました。 スイッチ(可動側)を取り出します。 このスライドスイッチは、可動側パーツの2つの接点が受け側に接する位置によってMODEを変更するようになっているようです。 STEREOの位置にしているつもりでも、何らかの原因でR Onlyがセレクトされるようになってしまうため、L側の音が出なくなる状態になっているっていうことなんでしょうかね....分からんけど.... (追記:どうも可動側パーツが接触していない状態、つまり接点不良が生じている状態時は、無条件でR Channel Onlyモードとなるみたいです) 可動側、受け側共に接点部を綿棒でクリーニングします。 ウチには無水エタノールが無かったので、燃料用アルコールで代用します。 厳密には余り良くないらしいですけど、まあ、テキトーな僕に免じて許して下さい(笑) が、受け側は良いんですが、可動側は簡単に外れてしまったばかりか、接点パーツが小さすぎて摘まめない!(^^; で、一番右のCROSSOVERセレクターのPREAMP出力のスイッチは、使っていないというか今後も使うことが無いので、このスイッチの可動側パーツをそっくりそのままMODEスイッチに使ってやろうと思います。 上蓋を外すと、可動側スイッチが顔を出しました。 強引に外しすぎてハウジングが片方割れてしまった....でもまあいいか(^^; 可動側スイッチを移植します。 上蓋を戻します。 移植成功。 PREAMP出力は取り敢えず放置(笑) これを戻すのは、老眼のオッサンには余りにも酷です(^^; 修復したMODEスイッチ....少し緩くなってしまい、R-Channel、STEREO、L+Rの境目が分かりにくくなってしまいました(^^; 取り敢えず3つのモードの切り替えはできているので、振動でスイッチがSTEREOの位置から動かなければこのまま行けると思います。 肝心の結果ですが、フロントドアスピーカーのL側はちゃんと鳴っています。 万が一、再び接点不良が出れば、また対処療法でいきます(笑) 準備編に戻る
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