640diary... Update:2021.09.25



木製PCケース(メインPC)の製作 (2) - 木製ケース製作編

1)Jan/2018 嫁用PC 
2)Sep/2021 メインPC 

2-1)セットアップ編 
2-2)木製ケース製作編 

2021911日。
何だかんだで2ヶ月も経過してしまいましたが、木製ケースの製作に着手。
この間、苦労して(したのか?ww)仕上げた図面はこちら。


まずは、スライドソーバンドソーを使って、材の切断作業。
基本的に1×4材を使用し、框組扉の鏡板にのみ12mmMDFを、背面パネルには4mmのシナベニヤを使用します。


919日。
前面パネルは框組扉にします。


手法は洗面台のリメイクなどの時と同じく、軸径1/4インチの中華製トリマービットセットを用いて加工します。


縁はヒョータン4Rでトリミング。


天板と底板もトリマーテーブルで加工。
天板の繋ぎはトイレキャビネットの製作で多用している1/4インチ(6.35mm)軸のビットセットによる本実継ぎ(側や小口を凸と凹に加工して繋ぎ合わせる方法)。


縁は6.0mm軸のクラッシック4.8Rを使用。


底板(左側)は見えないので、かなり手抜きです(笑)


側壁は本実継ぎで連結し、框扉の製作で余る端材で作った19×20mmサイズのフレーム材で固定。



ケースファンは、嫁用PCの時と同様、底板に取り付けて下へ排気。
今回はCPUAIO水冷クーラーを使用するので、エアフローを考えるとケースファンは吸気にすべきかと悩みましたが、とりあえず嫁用PCの時と同じに。
住宅換気システムでいうと一種換気(吸排気強制)か三種換気(自然吸気・強制排気)かって感じですかね(笑)

まあ、完成後に温度をチェックして都合が悪ければ、ひっくり返して"一種換気"に変更します(笑)
追記:セットアップ編でも追記していますが、AIO水冷クーラーのラジエータファンの向きが吸気側となっていたので、エアフロー的にはケースファンを排気とする方法は理にかなっているとも言えます。
ラジエータよりも見た目が悪化するラジエータファンの露出は避けたいし、3Dレンダリングで高負荷を掛けても温度上昇は極端に高くはないので、今のところこの組み方で問題ないと考えています。



組み立てはコーススレッドを使用しましたが、止め加工の部分はエアータッカーを使って留めています。
あと、ファン固定部の細かい部分で材が割れてしまったのですが、エアーネイラーで補修してそのまま使っています(^m^)


裏からはアルミ板で補強。側壁との結合にはM5のキャップボルトと鬼目ナット6セットの組み合わせ...と思ったら、ラジエータ設置箇所は切り欠いているので5セットです(笑)


アルミ板の部分に、3.5インチサイズのフロントUSB3.0ポートを取り付け。


側壁を仮固定してみたところ。
嫁用PCの時と同じパターンですが、キャップボルトのサイズはM4からM5に変更。


920日。
マザーボードの取付部はアルミテープを貼り、その上から六角スペーサーを取り付け。


前面パネルには大量に余っているスライド蝶番を使おうと思っていたのですが、マザーボードに干渉してしまうため断念。


結局ホーマックで2個入り160円ほどの蝶番を買ってきて取り付け。


取り付け溝を深く掘りすぎてしまったのでアルミ板で調節(^^;


仮組みした様子。


マザーボードを固定。


図面を描いている段階で、水冷クーラーのラジエータ部の固定方法を決めていなかったので、あとから悩みます。(笑)


LEDインジケータはブルーピンクに変更しました。


前面パネルの鏡板にボール盤3箇所開口します。


921日、塗装を開始。


脚はモデリングしたものを3Dプリンタにて出力。
素材はABS Plus、エクストルーダー260℃、ヒートベッド110℃。


本当は木工旋盤で製作予定でしたが、古いウエスタンレッドシダーの端材を使ったせいか、キャッチを頻発して作業が全然はかどらず、今回は挫折。

しかも、3Dプリンタで出力した脚も、ビード2つを残した時点でヒートベッドから剥離してしまったため、高さが少し低いけど印刷を停止して妥協しました。
4個一度に印刷しようと欲張った結果、ノズルの空中移動量が大きくなったのが原因と思われます)


エイジング塗装を実施。




脚を取り付け。


マザーボード、グラボ、電源ユニットの取り付け。電源は固定していませんが(笑)


底板と側壁をキャップボルトで接合。


水冷クーラーのラジエータ部を取り付けます。


しばし悩んでいたら、ちょうどいいアルミの不等辺アングル材(20mm×40mm)を作業場で発見(笑)


これは丁度いいぞ〜(笑)


下側だけ、ラジエータのビス穴が届くので手持ちのローレットビスで固定。



背面パネルの固定も鬼目ナットとキャップボルトの組み合わせ。


シナベニヤで作った背面パネル。
結構めんどくさくなってきて、切り抜きをジグソーでフリーハンドで切ったら、ガタガタになってかなり後悔(ToT)


電源ユニットの箇所だけ、外枠を貼り合わせて多少見た目を改善。(^^;



前面パネルの蝶番をビス止め。塗装前に一度外していましたがもう外さないです(笑)
天板(上蓋)は載せているだけで、固定していません。


電源スイッチ、LEDインジケーターは背面からベニヤ板を充てて固定。ホットボンドの使用は避けました。
リセットスイッチはほぼ使わないので、裏側にむき出しのままぶら下げています(笑)
マグネットキャッチは手持ちのものを取り付け。


922日。
3.5インチサイズのUSB2.0ポートを電源ユニットの上に配置。
これを内蔵させたのは、2台のアイオーデータのTVチューナー、GV-MVP/XZ*をケース内に入れてしまうため。4ポートなのでBluetoothとワイヤレスマウスのドングルもここに挿します。


動かないようにクッション材を挟み込んでいます。


これは3.5インチHDDの固定用留め具。
端材に蝶番とキャップボルト&鬼目ナットを使用。


こんな感じで左側壁後方に固定します。


923日。
3Dプリンタで2.5インチSSD用のスタンドを印刷。


インフィル60%で9時間かかりました(^^;
強度的には60%でも怪しいなぁ....


固定はせずにフロント側に配置。


こんな感じ。


TVチューナーのGV-MVP/XZはフロント上部の空きスペースに。


嫁用PCよりも奥行き・高さ共に40mm拡げていますが、結構ギュウギュウ詰めですね(^^;


それでも9(訂正:ケースは流用しながら13年でした)使ってきた旧メインPCのケースよりも奥行きで2/3ほどになっています。
ATXマザーをMicroATXに変更し、さらに必要のない拡張スペースを排除した結果です。


TVチューナーのアンテナケーブルは後方から出しています。


なお、面倒なDRM等が絡んでいつも悩みの種となる、IO-DATAmAgicTV GTですが、引っ越しは、マニュアルに従って以下のようなプロセスで実施しました。条件は、Windows10GV-MVP/XZ*を2機接続、録画ドライブはSATA-HDD(非システムドライブ)
 1)旧PCで録画番組情報バックアップツールのバックアップを実行
(この後、旧PCで新たな録画を実行してはいけない)
 2)録画番組データは新PCでも同じドライブレターである必要がある
 3)新PCにすべてのGV-MVP/XZ*を接続
 4)サポートCD-ROMからmAgicTV GT本体のみインストール(初期設定実行せず)
(自分の場合Ver.6.11だが、6.11の実体は「CD-ROMに収まった6.09」のようである)
 5)コントロールパネルから一度mAgicTV GTをアンインストール
 6)サポートソフトのVer.6.09をダウンロードする
(6.09を削除して6.09を入れ直すというプロセスが理解できないが....)
※XZ2以前の場合は6.03a
 7)gvmvpx3_609.exeを実行し自動インストールを実行
(自分の場合ドライバがうまく入らずGV-MVP/XZ3を単体接続してみるなど試行錯誤したが、よくよく考えると最初の自動インストールでちゃんと入っていた気が...未だにここは不明)
 8)初期設定を実行
 9)更新プログラムの確認を実行し、Ver.6.12に更新
10)Windows10対応パッチの6.15をダウンロードしてインストール
11)録画番組情報バックアップツールのリストアを実行


完成です。



電源ボタンとインジケーターランプのリムには100均の鳩目パンチを使っています。これはカラーボックスPC第2号と同じ使い方です。


基本家具に偽装する」というコンセプトは嫁用PCと同じですが、今回は框扉や本実継ぎを用いるなど、技術的にはグレードアップしている...つもりです(笑)


そういう意味合いもあって、フロントUSB3.0ポートは目立たないように本体下側に。


が、設置場所が机の下だという事をすっかり忘れていました(^^;


全体のデザインやサイズ感、仕上がり具合などはとても気に入っています。


総じて満足度は高いのですが、唯一、フロントUSBポートの使い勝手が....(^^;


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