640diary... Update:2023.1.2



ユーティリティのキャビネットの製作(1)

(1)Oct/2022 材料切断・加工、下側の組み立て 
(2)Dec/2022 中間部、上側の組み立て、塗装 

20221009日。
ユーティリティ(洗面・洗濯・脱衣所)の棚(キャビネット)の製作(DIY)に取り掛かりました。
メインの収納物は洗剤や清掃ケミカル、ウェス、殺虫スプレーなどです。

下の写真はビフォーアフター。


実は、嫁から指令が下ったのは洗面台のリメイクを終えた213月頃だったのですが、トイレのリメイク太陽光パネル絡みスライドタラップ屋上上屋製作といった大物作業が発生したため、優先順位が下がってしまっていました。

図面も昨年末にはほぼ完成していたのです(笑)


漸く作業に取り掛かったものの、木材価格の高騰で、主材に4本束売りで980円の松製材(貫板、ヌキ)を使ったため、まずは4面のカンナ掛けから始まりました。
6フィート物14本をひたすら自動カンナに通す....


かなり手間が増えてしまうけど、コロナ前は250円位で買えていた1×4材の価格が2倍に高騰しているため、やむを得ません。
今回使用した松材は節も多いので、ぱっと見目立つ前面の框扉にはなるべく手持ちの1×4材を使い、目立たない部位には基本的に松材とベニヤ板を組み合わせて材料費の節約に努めることにしました。


1016日。
框扉とする面材等、縦挽きの必要な部材はバンドソーでカットします。


断面切りはいつもの通りスライドソーでジャンジャン切っていきます。


材料多いわ〜(^^;


棚板などは松材を本実継ぎで連結。接合は木工用ボンドのみです。


1105日。
12mmMDF4mmのラワンベニヤとシナベニヤは910×1820mm1枚ずつ購入。
ラワンベニヤが1,640円、シナベニヤが3,610円、MDF5,480円。


丸のこスライドソーを使って、図面通りのサイズにカットしていきます。



MDFは主に前面の框組扉の鏡板に使用し、4mmベニヤは材料費節約のため簡易的に框組構造とする側壁の鏡板に使用して面積を稼ぎます。見える部分はシナベニヤ、見えない部分はラワンベニヤを使います。


1106日。
ベランダ除雪用のミニスコップを収納する縦長の扉を組み立てているところ。


鏡板の部分には手持ちのポリスチレンボードを挟み込みました。


面材にMDFの鏡板を挟み、接着剤を塗って固定しているところ。
接着剤は縦框と横框の接合部のみ。



棚板の組み立て。



上側の棚の側壁の組み立て。同じく框同士に接着剤を塗布し、ベルトクランプで固定。
鏡板には4mmベニヤを使用。


1112日。
下側の側壁。


1122日。
ランダムオービットサンダーを使用してサンディングします。
ペーパーは#240




ベルトディスクサンダーで小口をサンディング。


面材の外縁をトリマーテーブルでトリミングします。ビットはヒョータン面4R




1203日。
下側の棚を組み立て。今回はシンプルにビス止めです。
少しだけ深めに打ち込んで木工パテで埋めます。


右側の収納庫の幅がやや足りなかったため、材をビス止めで継ぎ足し(笑)



これは、今回購入したスライド蝶番用の治具。amazonにて1,980円。
2つの黒いツマミは、縁端距離を調節するダイヤル。3、4、5、6mm4段階。


ひっくり返すとダイヤルの部分はアダプタリングがはまっていて、取り外しが出来るようになっています。 装着した状態ではφ26mmのスライド蝶番用。


アダプタリングを外すと、φ35mmのスライド蝶番用。


φ26mmとφ35mmのボアビット。これは手持ちの6.35mm六角軸ビット。
上記の商品にはφ35mmの丸軸ドリルビットが付属。


この治具を使って35mmのスライド蝶番を取り付けます。
左右に2個ずつ穴が空いていますが、これは上下方向(写真でいうと左右方向)の位置決め用の穴です。これに付属のロッドを差し込んで上下の縁端距離を3インチ(76mm)か4インチ(102mm)のいずれかで一定の距離とすることができます。


固定用のビスの下穴は2mmの下穴ドリルでこの穴を利用して開けます。
使ってみましたが精度は余り良くないです。無いよりはマシ...くらいかな(笑)


35mmの穴を掘ります。



扉側の取り付け完了。


124日。
本体側の取付け。


取り付け完了。


このスライド蝶番は、黒い樹脂部分を持ち上げると分離できるタイプです。



塗装作業も残っているので、作業時は分離して作業します。


分離すると本体側には、もう一箇所ビス止箇所がある事に気が付きます。


左側の3段ある面材は、一番上が引き出し式、下二つが扉式なので2面分のスライド蝶番を取り付けます。




取付け。


スライド蝶番使用部分は完了。



1210日、引き出し(抽斗)の取付け作業。
下の写真は、今回購入していた40cmのスライドレール。
当初の予定から棚の奥行きが短くなっているため、ギリギリ飛び出してしまいます(^^;


なので、引き出しの面材に食い込ませることにしました。ボール盤で穴を掘る。


引き出しのトレイ部分。
図面の材料加工図から抜けていたので、MDFを使ってその場で製作(^^;




本体側にスライドレールを取付け。



引き出し側に取付け。



これで下側の棚の面材取り付けを完了。



面材に10mm程食い込ませていますが、それでも後ろ側は飛び出ています。


1211日。背面板を取り付けます。
丸のこ4mmのラワンベニヤをカット。



マルチツールでスライドレールが飛び出す部分をくり抜きます。



25mmのスリムビスで固定したら完成。
今回の設置場所は、裏側が絶対に見えない場所のため、見栄えは全く意識せず単純に裏から打ち付けていますが、構造的には面で棚本体を支える重要な役割の部材なので、多めのビスでしっかり固定しています。


スライドレールの箱抜き箇所。


次に、2段目と3段目の間に棚板を設置。6mmのダボ穴ビットを使用。


棚ダボをセット。


トリマーで棚ダボの張出し部分が収まるよう溝を掘る。




下側の棚の残りは脚の部分と、塗装ですね。




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