640diary... Update:2023.1.24



ランドリーボックスの製作とチェスト、棚の塗装(DIY)

目 次
1.  序 
2. チェスト、ラック、棚板の塗装とモールの追加 
3. ランドリーボックスの製作 
4. 完成写真
5. ランドリーボックスの修正


1.  序   
202312日。
ユーティリティのランドリーボックスの製作と、市販品のチェストの塗装および棚板のリメイクをDIYにて実施しました。
下の写真は完成後の状態。
一番左は20212月にリメイクを実施した洗面台(A)、真ん中が元々白だった市販品のチェスト(B)、その横が普段着を収納するために作った5段ラック(元々は白で塗装)(C)(D)と新規製作したランドリーボックス(E)、上が市販の化粧棚板に自作のモールを取り付けてプチリメイクしたもの(F)。右端に見えるのが先日製作したキャビネット(G)


今回新たに製作したランドリーボックス。


リメイク・リフォーム前のユーティリティの様子。
中央下に見えるのは、これまで使っていた籐製のランドリーバスケット。



2. チェスト、ラック、棚板の塗装とモールの追加  
202312日。
チェスト(B)を上下分離して作業場に運び込みます。
下からビス2本で留まっていました。


ラック(C)。
壁との固定用に貼っていた4mmベニヤを剥がして、松製材を半分に割った裏板を上下に挿入し、これを使って壁に固定します。
なぜベニヤを撤去したかというと、キャビネット(G)の扉の開閉に影響するので少しでも奥行きを短くしたかったから。
あとは、キャビネットと同一色に塗り直してエイジング塗装を施せばOK


ラック(D)。ランドリーボックス(E)を取り付ける関係でこのラックは30cmほど短くカットします。


丸ノコで一気に。


チェストはランダムオービットサンダーでサンディングします。
このチェストは扉と引き出し以外は化粧合板が使われているのですが、塗り替えるには足付けは必須なので、ベニヤの素地が見えてくるくらいまで削ります。

扉の枠はMDFと思われます。素地が見えてきているのが分かると思います。


中板は化粧合板。こちらも端部の素地が見えてきています。これくらい傷つければ塗料は乗ってくれると思います。


装飾用のモールを作ります。
チェストや棚板(F)は板厚が19mmなので、框扉製作時に余る細長の(板厚19mmの)1×4材の端材を使って、トリマーテーブルでモールを作成します。


こんな感じ。使用したビットはクラッシック4.8R


チェストの天板に貼ります。固定にはエアーネイラーを使用。


中板はこんな感じで。


中棚にも。


13日。
モールの追加と塗装を終えたチェストをユーティリティーに運び込みます。
取っ手はseriaのアンティーク調の物に交換。10個有るので100円/個は助かります(^^;
チェストのベース塗装とエイジング塗装は嫁に頼みました。


これは棚板(F)に使用する棚受けと脚。松製材を使用して作成。


これまでも、この位置には余っていた化粧合板を脚に使っていたのですが、やっつけで取り付けてしまっていたので見栄えが悪すぎて....(笑)

これでかなりイイ感じになった...と思う(^^;


棚板(F)。
予算の都合上、これまで使用していた中空化粧合板の棚板を再使用します。
ただ今回は自作のモールを使用してぱっと見、目に付く部分のみをプチリメイク(笑)


モールのみ塗装とエイジング。


ラック(C)(D)と棚板(F)の設置作業。


何気に棚受けも端材を使って7個新たに製作して使用。


ラックと棚板の設置を完了。



3. ランドリーボックスの製作  
16日。
ランドリーボックスの製作を開始。容積は約36リットル。

図面です。クリックpdfを表示。


4本束売りで1本あたり250円ほどだったホーマックの松製材(貫板用)。
350円/本に値上がり(ToT)
まだ1×4材よりは辛うじて安いけれど、先日超久し振りに行ったカインズにて348円で1×4材が販売されているのを発見しがっかり....(カインズは我が家からはホーマック、ビバホーム、ジョイフルに比べるとちょっと遠い)

今回はホーマックから調達してしまったので、まずは自動カンナで表面を削ります。


框扉を作ります。バンドソーで縦横框の幅に合わせてカット。
今回唯一1×4材を使用しています。


ベルトディスクサンダーで切断面を整えます


トリマーテーブルで縦横框の長手方向を加工。使用しているビットは6.35mm仕様の中華製ビットセット。


横框の小口方向。


丸ノコスライド丸ノコ12mmMDFをカットし、同様に中華製ビットセットを用いて鏡板を作成。


框組扉のカット&加工作業終了。


17日。本実継ぎの加工。
こちらは松の製材を使用。框組扉以外の部材にはすべて松製材を使っています。



材料のカット、加工が完了。


框組扉、本実継ぎ加工材等、接着剤で接合。



18日。框組扉の小口をサンディングトリマーテーブルでトリミング。
ビットはヒョータン面6.3R


ランドリーボックスのボックス部分を組み立て。


框扉の面材と側壁の結合。ビス打ちの順序が決まっているので、側壁の一番手前側の部材を面材にビス止めしてから組み上げます。



外側のフレームを組み立て。


ボール盤で深穴を掘ってビス止めで組み立てます。





先日のキャビネット製作時に痛い目に遭ったので、コーナークランプを使用。
せっかちな自分には手持ちのコーナークランプの使い勝手が悪くて殆ど使わなかったことが、製作物の直角が出ていない要因だったことを思い知らされたため(笑)、amazonにてクイックコーナークランプを購入しました。


外側フレーム完成。


ボックスと外側フレーム。


手持ちの蝶番で両者を繋ぎ合わせます。



開閉動作を確認。


スライドステーを取り付けます。




組み立てが完了。続いてベースを塗装。


エイジング塗装を実施し、取っ手を取り付け、殺風景な鏡板の部分に3Dプリンタで印刷したデカールを貼って完成です。
(なお、フレームの左前面の部材は、当初裏からビスで固定するつもりでしたが、スライドステーをセットしてしまうと本体を壁に固定できなくなってしまうことが判明したため、やむを得ず外からビス止めする仕様に変更しました)


ユーティリティに持ち込んで壁に固定します。上下の裏板を使ってビス止めします。



スライドステーを固定します。


フレーム左側の部材をビス止めし...


ビス頭に連結キャップを取り付けて全ての作業が終了。


ランドリーボックスの下にあるのはスーパーの買い物かご。
「このスペースを確保しろ!」とは嫁の指令でした(笑)


ランドリーボックスの材料費
材料名 規格・形状寸法 単価 数量 単位 金額 備考
松製材 18×102×1820mm 350 8 2,800  
1×4 6ft 438 1 438 実際はストック使用
MDF 12×910×1820mm 3,309 0.13 u 432 5480/(0.91×1.82)
ツマミ seria 110 1 110  
蝶番   0 1 0 手持ちのもの
塗料   0 1 0 手持ちのもの
合計         3,779  


4. 完成写真  
同じく18日。
以下は今回のユーティリティにおけるリフォーム・リメイク作業の完成写真。


202010月のお風呂のリフォーム(業者施工)電動物干し(DIY)20213月の洗面台のリメイクに続き、今回のキャビネット製作ランドリーボックス製作その他で一応完成となります。


木工作業のメインとなったランドリーボックスとキャビネット。



細かい事は割愛しますが、実は、5段ラックとランドリーボックスの隙間を無くす判断はギリギリまで苦心していました(^^;


ビフォーアフター(三段階)。


チェストも足付け、全塗装、エイジング、モール追加と、なかなかの変身ぶり。


ユーティリティー内の家具類のカラー&スタイルコーディネートは永年構想していたことなので、実現できて嬉しいです。


とても満足しています。




5. ランドリーボックスの修正 
122日。
ランドリーボックスの修正を行いました。
実はミスっていました(^^;

修正後。


修正前。
取っ手(ツマミ)の飛び出し分を考慮していなかったため、キャビネットの引き出しに干渉してしまうのです。(^^;


という事で、奥行きを17mm(板一枚分)短くします。

まず、ボックス裏の補強桟を取り外します。ボックスの裏板自体、上下で固定しているので、実際は補強桟がなくても問題ないのです。
補強桟(板一枚分の厚み)が無くなるのでボックス本体のサイズは変更せずに済みます。


フレームの方も裏板を外し、こちらは全体に17mmカットします。


こういう時、マルチツールは便利。


ボックスに干渉しないようサイズを調整し裏側(奥側)の左右と上に部材を追加します。
壁との固定にはこれらの部材を使います。


修正完了。1時間で終わらせるつもりが、2時間掛かってしまいました(^^;


取り付けも完了。



この部分がぶつかっていましたが....


今度は大丈夫。





  PageTop  
< BACK diaryTop NEXT >
  E-mail